原田マハ あなたは、誰かの大切な人

原田さんは美術館で働いていた経験があり、
アメリカ、ロサンゼルスや
トルコの話があります。

トルコのマナの話が
よかったです。

原田さんのお話は特に凄い事件が
起こるわけでもないし、
ありがちな日常を書いているの
ですが読んだ後もこころに残ります。

西加奈子さん さくら きいろいゾウ

西加奈子さんの小説を2冊読みました。

二つともはじめは西さんの
エッセイのようにめちゃくちゃ楽しい、
結構無茶なキャラでみんな楽しく
過ごしてる感満載なのですが、
油断してると、いきなり文学に
変身するんです。

私は途中でビックリして
しまいました。

明るいエッセイがいきなり
夏目漱石のこころを読んだ感じになるのです。

こころより話は分かりやすいけど。

読んだ後も嫌な気分ではなくて、
一番身近な人を大切にする気持ちとか
色々考えてしまいます。

三浦しをんさん 神去なあなあ夜話

家から見える梅が満開です。

三浦しをんさんの映画化もされている
林業の話で、主人公の平野勇気は
横浜出身ですが、高卒で三重県の山奥で
林業に従事することになるのですが、
これは続編でした。

続編から読んでも大丈夫です。
気になるけど。色々。


主人公がネット環境がないのに
読者を意識して書いている文章が
面白く、辛くて大変な仕事だけど
この仕事が好き！という主人公に
共感しました。

私は強くてなんでも出来るおばあちゃん
が好きで、繁ばあちゃんがいいなあ
と思いました。