拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  東洋自分なり研究所 〜 『龍』の棲家は忄(リッシンベン)

2022年10月15日 | 東洋自分なり研究所

  まぁ、『自分なり』・・・と断っているとは言うものの、『龍』がいきなり登場する所は馬骨流で、我ながら荒唐無稽ぽい。

 

  昔、円覚寺居士林で修行していた時期、ときおり天井の高い仏堂にて沢山の僧侶が歩きながら読経する行事に参加した際

  読経が響き渡る天井に、それに呼応するかのように『龍』が渦巻いていた風景を観て、この『龍』は何だろうか…ぐらいは思ったであろう。

  ただ、考えてもどうにもならないし、何かの象徴・・・というところで合点して終了というところか。

  後に、『龍』は仏法の守護神・・・といような事を読んだ気がするが、今私としては『悟り』そのものの象徴と解している。

 

                   

  前回のブログの『もつれ』ではないが、私は『空』が解らなければ『色』も解らない・・・という考え方であり

  それが『悟り』を解りにくくしている原因だと思っている。

 

  『空』を『観』ずれば瞬時に『色』を観る・・・『考えるな、感じろ』は『考えるな、観じろ』まで深めなければ『龍』は観えない。

  それ『龍』は『空』でも『色』でもない、その『間』に棲んでいる・・・だから、『考えるな、漢字ろ』では『忄』と表す。

  だから、『人間』の『間』には『龍』が棲んでいる処・・・というとロマンを感じさせるなぁ・・・。

 

  



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