拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  雲無心 ~雲楽考

2013年10月21日 | 必撮無眼流
  4,5年前ぐらいに 禅の大先輩である津田さんから頂いた「書」、「雲無心」は もしかして偶然ではなかったのだろう?
  ちょうど その頃 うちのベランダから見える 湖と雲が あまりにも美しいので 一撮・・・したのがキッカケで 
  以来 「雲無心」というタイトルで 気に入った雲景を撮りためることが ボク一撮の 楽しみの一つになっている。

          
                              先週金曜 10月18日の夕焼け

  しかし、考えてみると 雲を楽しむなんて風流な事=名づけて「雲楽」。 これまでは皆無であったなぁ~。
  スイスに来る前は 東京に住んでいたけど 実際、雲なんか見えたっけ? 

  第一、ここスイスに来るまで 6階という高い所に住んだことはなかったし この場所はさらにレマン湖を底辺とする斜面上に位置しているため
  建物の前方に 視界を遮るもっと高い建物がなければ 湖、その後ろに広がるアルプス山脈、さらに湖の右手には アルプスの岩をむき出しにした
  山塊とは 趣の違うジュラ山脈が広がっているのが 一望にできるのだ。

  結局 空と地上が一望でき、尚且つ 朝、夕のドラマチックな光に立ち会える 状況になければ なかなか「雲楽」は出来るものではないのかもしれない。

  ここローザンヌには その「雲楽」することができる 友人知人、親戚が 案外沢山いて ボクもこれまで 様々な角度からそれを観察してきて
  最近思うのは 我が家の 「湖角」が最も良いのでは??・・・・というスゲー 手前贔屓の結論がでてきてしまったのです。(ゲゲ~)

  第一、思いっきり高くて見晴らしが 良ければ イイ!・・・というわけではない・・・ということが 様々な場所で体感したのです。
  例えば、義父母の家は 見晴らしのよい高台にあって 山も湖も一望にできるダイナミックな展望・・・なのですが 
  何故か 湖がよそよそしい気がするんです。
  これはには 正直驚きました。 高からず、低からず という程合い 案外大切なのです。

  

  


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