『国会勤続25年表彰で突如辞任した石原慎太郎』
1995年(平成7年)4月14日石原慎太郎は勤続25年表彰の晴れがましい国会壇上で、何故か『日本の政治は駄目だ。失望した』と突然表明、自ら衆議院議員を辞職している。
地下鉄サリン事件が発生、山梨県上九一色村のオウム真理教サティアンが初めて警察による強制捜査が行われたが、石原慎太郎の辞任はオウムの一連の手入れの真っ最中のことで、9日後の4月23日にはオウムNO2の村井秀夫がオウム真理教東京総本部前で刺殺されている。(覚醒剤密売の口封じか?)
尖閣諸島購入をアメリカの中心のワシントンで華々しく打ち上げてから半年後の今回の都知事辞任騒動とも同じで、地元後援会などの関係者に極秘にした全く唐突な辞任劇だった。
30年近くの議員歴の政治家の辞任理由として『政治に失望した』とは、何とも取って付けた胡散臭い印象である。
都知事選出馬は1999年で、意味不明の突然辞職のほとぼりが冷めた(4年間の浪人生活)後のこと。
辞任した1995年は、歴史的な大事件が頻発した特別な年だったので、幸か不幸か不思議な原因不明の石原慎太郎辞任劇に人々の注目がまったく集まらない。
1月には7000人弱が死亡した未曾有の震度7の阪神淡路大震災が発生している。
石原慎太郎が議員辞職を表明する直前の3月20日には前代未聞のオウム教団によるテロ事件『地下鉄サリン事件』が起きている。
史上稀に見る凶暴な破壊的カルト宗教のオウム真理教と、この右翼のゴロツキ政治家の石原慎太郎の間には、人には言えない親密すぎる意外な関係が存在していた。
利権の大将で自民党の大立者、泣く子も黙る実力者中の実力者である野中広務官房長官に、勤続25年表彰の自民党有力議員の石原慎太郎はオウムとの近さを咎められ、無理やり詰め腹を切らされた。
石原慎太郎は25年表彰の晴れの舞台が一転して屈辱的なオウムの地下鉄サリン事件発生で、議員引責辞職での浪人ぐらしを味わっている。
『オウムに利用された、石原慎太郎の危機管理能力』
オウム神仙の会は1984年設立だが当初から数々の深刻な被害を続出していて、東京都から宗教法人の認可が下りなかった、
人気絶頂の美濃部都知事に負けを覚悟で自民党推薦で代議士を辞職して挑戦した石原慎太郎は敗れたとはいえ233万票を獲得、善戦する。
翌1977年の衆院選で議員に返り咲き福田赳夫内閣の論功行賞で環境庁長官として初めて大臣に就任する。ところが生来の無責任でお馬鹿な放言ぐせが治らず1年でお払い箱になっている。
以来不遇をかこっていたが10年ぶりに竹下内閣の運輸大臣(1987年11月6日~1988年12月27日)になって舞い上がった石原慎太郎は東京都に圧力をかけ、1989年(平成元年)8月にオウム真理教は念願の『宗教法人』の資格を得る。
(東京都が被害者が大勢出ている極悪オウム教団を何故この時期に認可したのかの真相は未だに不明。事情は明らかにされていない)
ところが、宗教法人認可直後の11月4日にはオウム真理教の幹部6人が、オウム被害に取り組んでいた坂本堤弁護士の乳児を含む一家3人全員を殺害し死体を新潟県などに遺棄している。
東京都による認可がオウム教団に自信を与え、より凶暴性を加速させたのは間違いないだろう。
殺害実行犯の一人岡埼一明の通報を受けた神奈川県警は遺体の極秘発掘を行うが、地下鉄サリン事件が起きるまで公にせず何故か全てを封印・隠蔽している。(異様なこの警察の政治判断には政治家の介入が疑われる)
オウムと石原慎太郎の付き合いは、弟裕次郎(1987年病死)の慶應病院の手術執刀医がオウムの林郁夫だったことから両者に関係が出来たらしい。
中沢新一の証言によると石原慎太郎の四男の石原延啓(画家)はオウム真理教の幹部(官房長官副秘書官)であったとされる。
『オウム教団や麻原彰晃を宣伝していたマスコミ』
1995年3月のオウムの地下鉄サリン事件発生まで、マスコミでは(大手新聞は流石に行わなかったが)沢山の週刊誌やスポーツ紙では麻原彰晃やオウム教団の空中浮遊など神秘体験が『真実である』かの如く何の批判もなく面白おかしく喧伝されていた。
日本の報道機関が極悪利権集団の原発安全村と無関係ではなかったように、多くのマスコミはオウム犯罪に対して無関係な第三者ではなく共同正犯か、少なくとも煽り行為を行った従犯なのである。
この時、宗教学者の看板で中沢新一が果たした役割は決して小さくない。
中沢新一は、愚かにも被害続出で誰が見てもインチキ宗教で破壊的カルト宗教のオウムの宣伝を恥ずかしげもなくマスコミで行ったのは、石原慎太郎ブランドに幻惑されたのが原因だった。
無責任な不道徳、反知性であり情けないにも程がある。
オウム教団の広報マン役をしていた中沢新一は石原慎太郎が大臣だった1988年当時に、東京大学教授だった右翼の西部邁により助教授に推薦されるも教授会の反対で異例の否決となっている。
ヤクザと自民党国会議員との二足の草鞋を履いていた本物のゴロツキ政治家浜田幸一は自著『ハマコーの非常事態宣言』の中で石原慎太郎が(我が子可愛さの親馬鹿から?)オウム真理教への資金提供を行っていたと名指しで批判しているらしい。
破壊的カルト宗教と右翼ゴロツキ政治家石原慎太郎の面妖な組み合わせだが、オウムの麻原彰晃は、国会議員に秘書を送り込むなど自民党と太いパイプがある霊感商法の統一協会(世界勝共連合)の文鮮明の大成功にあやかるつもりだったのだろう。
事実オウム教団は統一協会と同じで1995年の地下鉄サリン事件まで、いくら被害者の訴えがあっても1994年の松本サリン等すべての凶悪犯罪は警察の摘発を受けることは金輪際絶対に無かったのである。
『石原都知事の最大の実績の環境対策(ディーゼル車叩き)は世界的愚行』
肉眼でディーゼルの黒煙は見えるがオゾンホールは絶対に見えない。
無知な大衆に宣伝(煽動)する時は、何か象徴的な『見える対象』が必ず『必要である』と右翼のゴロツキ政治家石原慎太郎は思いつく。
『ディーゼルの黒煙』なら誰にも分かり易い。
日本では扇動政治家の『愉快犯』石原慎太郎東京都知事によって、大気汚染をディーゼル車に責任転嫁され、目の敵として徹底的にバッシングされてしまう。
ところが、日本とは対照的に環境先進国の欧州などの外国では、燃焼効率のよいディーゼル車がCO2環境対策として奨励され、新車の乗用車の90%がディーゼル車になっているのですよ。
石原慎太郎が正しければ、日本以外の(アメリカを除く)世界の国々が間違っていたことになる。
石原慎太郎は都知事一期目に、ディーゼル車を東京から締め出して人気を得て4選を果すが、無知な一般大衆を騙す扇動家の面目躍如。
腹立たしいことにマスコミでは今でも一期目のディーゼル車バッシングを石原慎太郎の功績であると持ち上げている。
愉快犯の石原慎太郎の都知事就任と胡散臭いディーゼル叩きの大成功は、その後の今に続く日本の『失われた20年』の不幸(長期の停滞と凋落)の始まりだった。
40年程前には売れなかったが日本メーカーではいすゞがフローリアンなどの高性能ディーゼル乗用車を発売していた。
日本で一番ディーゼル技術があったのは三菱自工だったが、政府や東京都のディーゼル規制で大型トラック部門をドイツのダイムラー社に売却してしまう。
ダイムラーはクライスラーも買収したが経営不振からクライスラー株を売却したが三菱ふそうの85%の株は手放さない。
三菱自動車の開発した直噴エンジンは、低濃度の気化ガソリンを燃焼室に直接噴射するというディーゼルエンジン技術をガソリンエンジンに応用した画期的なもの。
8社体制の日本の自動車メーカーを1~2社程度に再編しようとしていた政府の方針を実行するため三菱自動車はリコール隠しの不始末を突かれ石原慎太郎のディーゼルバッシングと相まって営業不振に陥り大型ディーゼル部門を売却してしまった。
昔は日本のディーゼル技術は世界最高水準だったが、愚かしい石原慎太郎のディーゼル車バッシングにより今では見る影も無い。
『石原慎太郎の妄動で、一番被害が大きい日本の自動車産業』
アメリカのお家芸だったクルマ作りで、米国を追い越して世界一になった日本の足を引っ張り続ける右翼のゴロツキ政治家石原慎太郎。
ディーゼルから事実上撤退した日本の技術陣はその後奮起して世界一のガソリンエンジン車を開発して日本車の世界的名声を確立する。
ところが、またまた石原慎太郎の不思議なバッシング(悪意あるパフォーマンス)は繰り返される。
『政府に吠え面かかしてやる』と始まった愚劣な石原慎太郎の中国バッシングの結果は凄まじい。
喧嘩と結納は倍返しと昔から相場が決まっている。
20年前なら日中には桁違いの経済格差があり、いくら腹が立っても中国側には対応手段が何も無かった。
ところが今ではGDP値では日中は逆転しているのです。日本側の露骨な挑発に対する中国の反発は凄まじい。
尖閣諸島をめぐる中国の反日運動が日本の自動車大手に打撃を与え、リーマンショック後の世界的不況や歴史的超円高との相乗効果で自動車業界は壊滅的な被害を受けている。
自動車業界トップのトヨタは中国での販売台数が44%減となり今後の生産計画にも影響している。
ホンダは10月29日売上高が9.8兆円、営業利益は5200億円になると発表したが、従来の想定から売上高は5000億円、営業利益は1000億円引き下げている。
異変の主因が、9月半ば以降に鮮明化した、尖閣問題をきっかけとする中国での四輪車販売の急ブレーキ。岩村哲夫副社長は『日本車ニーズはあるが、周囲の目を気にして買いづらい雰囲気がある』と語っている。
今後自動車だけに留まらず販売不振から他の産業も致命的なシンタロウ不況に突入する可能性が高いが、日本の国策を誤まらせた石原慎太郎は万死に値する。
『石原都知事の最大の失敗、新銀行東京』
元原発技術者で経営コンサルタントの大前研一によると新銀行東京は『最初のビジネスモデル自体が失敗。そんなこと3歳児でもわかる』、『責任は石原にある』
『強調しておくが、経営陣がおかしなことをやったためにこの銀行が傾いたのではない。ネギをしょったカモにした石原都知事に問題があったのだ。』『このままではいくら追加出資しても血の海から抜け出すことはできない』。
新銀行とカジノ構想は石原慎太郎の長年の夢だったが、新銀行とは名ばかりで、実態は公が作ったサラ金(高利貸し)だった。
国民金融公庫の金利は2%台後半で他の金融機関でも3%程度で済むのに、貸出金利が12%最大14%とは暴利であり、真面目に営業している普通の企業に返せる金利ではない。
設立時に石原知事は『一千億円の出資がやがては数兆の値になる』と大言壮語していたが、普通の素人が高利貸しに手を出して、無事には済まない。
遅かれ早かれ借りた方は必ず破産する。
カジノでもいえるが、高利貸しは貸す方も素人では駄目で当然玄人筋(ヤクザ)の技術面でのバックアップが必要である。
中小企業支援は、基本的に地味な仕事で支援するなら自治体の融資制度や信用金庫の融資を保証する方法も有った。
真面目な中小企業支援では『一千億が数兆円』に絶対ならない。
目玉を売れ、腎臓を売れといって問題になった商工ローン(闇金並みのサラ金)の石原慎太郎バージョンでも考えていたのか。
『銀行』と『カジノ』と言えば、ボードゲームには欠かせない要素だが、実現不能の東京オリンピック構想なども含めて、石原慎太郎にとっては東京都政は『自分が楽しむボードゲーム』(タカラの人生ゲーム)程度だったのである。
『石原新銀行と住吉会のフロント企業』
大前研一が指摘したように、新東京銀行から暴力団の『舎弟企業』へ膨大な資金が流れた模様で、石原都知事の肝いりでできた新銀行東京は最初から『みかじめ銀行』と影でいわれていた。
2008年時点で融資破綻先2300社。最初の1000億円に続き東京都に400億円の出資を新たに要請した新銀行東京の累積赤字が1016億円に達する全損状態。
オウム幹部だった石原4男の絵を都に買わせたなどは些細な話で、稲川会幹部からの情報によると、新東京銀行の消えたお金の多くは住吉会系のフロント企業に流れていた。
日本のマスコミは洪水のような拉致事件報道を行っていたが『救う会』の中枢に暴力団『住吉会』が入り込んでいる事実はタブーとして一切触れていない。
『住吉会』は組織暴力団の中でも著しく悪質で、北朝鮮と武器や麻薬の取引を行っているが、岸信介の時代から安倍晋三や中川秀直など多くの自民党議員が、『住吉会』と緊密 な関係にあるので『日本のタブー』としてメディアが隠蔽し続ける。
オウム教団がサティアンで覚せい剤を大量に密造していて信者の神秘体験の道具として多用していただけではない。覚醒剤市場がオウムからの流入で大暴落している。
オウムが製造した覚醒剤を販売していたのが住吉会。いくらオウムでも麻薬や覚醒剤の販売は無理だったので玄人の暴力団が取り扱っていた。
ところが、オウム裁判では検察は突然訴因を取り下げて仕舞い、覚せい剤のかの字も出てこない。
最も危険な組織暴力団住吉連合は、長いあいだ政府自民党と密接な関係があるので日本国のタブーとしてマスコミも手が出せない。検察もやはり手が出せなかったのである。
石原慎太郎東京都知事が暴力団『住吉会』の代弁者で、2003年(平成15年02月03日)産経新聞に暴力団『住吉会』系の右翼団体『日本青年社』(尖閣諸島に不法上陸してヤギを放った)を賞賛する手記を寄稿している。
本人も都知事選出馬前の1997年に住吉会系の日本青年社と組んで尖閣不法上陸を企てているが、上陸直前になって怖気付いたチキンホークの石原一人だけは断念している。
この時に尖閣の魚釣島に上陸した右翼たちですが、後に弁護士法違反で逮捕される西村眞悟や銃刀法違反や銃器の密輸で逮捕される『ヤマト』の映画プロディーサーなど全員が摘発されているが、例外的に石原慎太郎と住吉会だけは警察の『お目こぼし』により見逃されているのです。
(石原慎太郎と尖閣問題の関連は、ノンフィクション作家の佐野眞一の著書が詳しい)
『与党議員の票の買収資金だった新銀行東京の貸付業務』
まともな法治国家なら例えあからさまに投票依頼をしていなくても議員から有権者への金品の贈与は買収行為として厳重に取り締まられている。
この抜け道こそが、石原慎太郎の新銀行東京の存在理由だった。
東京都と新銀行東京との打ち合わせ会議(2005年1月20日)の録音CDには『自民や公明の先生が新銀行にお願いすれば、みんな貸してくれるんだと言いまくっているんです』との生々しいやり取りが記録されている。
新銀行東京が行き詰った原因の一つが倒産企業にも貸し付ける審査制度の甘さで、自民党や公明党の都議会与党議員が、自分の後援会の支持者に融資の口利きをして集票していた疑惑がある。
選挙の『票』の非合法の買収資金が議員本人ではなくて、合法的に新銀行東京を通じで出されていたのですから、これは摩訶不思議な錬金術そのものである。
しかも自分の懐が少しも痛まない。
与党議員にとっては新銀行東京の存在は、笑いが止まらない美味しい話であるが、これでは融資した金が返還されず丸ごと焦げ付くのは当然だったのである。
『ゆすりたかりは東京都の文化』
銀行と名前は付いているが、その実態は東京都(公)の造った、法定限度ギリギリの14%の暴利をむさぼる高利貸し(サラ金)だった。
あるいは、1000万の都民を観客とした、石原慎太郎が1400億円の公金を注ぎ込んで楽しんだボードゲーム『銀行ごっこ』だった。
それとも、石原与党の自民党公明党政治家が支持者や取り巻きに対して実施した税金(公金)のばら撒きによる選挙対策だった。
六ヶ月間倒産しなければ責任はない、なんてのは『融資』ではなく単なる無差別な『ばら撒き』で、暴力団の悪徳フロント企業にとっては新銀行東京は『カモがネギをしょっている』ように見えただろう。
しかも、その融資という名のばら撒き対象者の選定に議員の口利きがあったなら、此れはもう、融資ではなく集票資金(買収資金)である。
政治家が自腹を切ったら買収になる。
しかし見かけ上は『銀行の貸付』だから買収にはならず警察に捕まる心配がない。
アメリカ国務省ケビン・メア日本部長ではないが、石原慎太郎を筆頭に自民党公明党の全員が東京都の公金に群がった大盗人小盗人の集まりであり『ゆすりたかり』そのものである。
無駄で危険な八ッ場ダムや利用者がない赤字道路を大金を投じて造り続ける国交省の高級官僚ならずとも『他人が、他人の金を、他人の為に使う時』に適当でいい加減に成るのは誰しも同じで人の常。
反対に、『自分で、自分の金を、自分の為に使う時』には必然的に『真面目』に真剣になる。
破綻確実の新銀行を無理やりごり押しした石原慎太郎都知事や支持した都議会議員が、本当に『成功する』と思っているなら都の予算(公金)ではなく新銀行東京債を創設して自分の金を注ぎ込むべきである。
『隗より始めよ』で先ず石原慎太郎都は私財を全て処分して新銀行東京債購入にあてる。ゲームとは違い実際の投資では失敗すれば金を失うが、逆に成功すれば大きな利益が見込める。
口利き疑惑の自民党公明党議員も当然銀行債を購入する。自分の全財産がかかっているだけに関係者全員がマジに成り、新銀行東京の成功は間違いなし。
1995年(平成7年)4月14日石原慎太郎は勤続25年表彰の晴れがましい国会壇上で、何故か『日本の政治は駄目だ。失望した』と突然表明、自ら衆議院議員を辞職している。
地下鉄サリン事件が発生、山梨県上九一色村のオウム真理教サティアンが初めて警察による強制捜査が行われたが、石原慎太郎の辞任はオウムの一連の手入れの真っ最中のことで、9日後の4月23日にはオウムNO2の村井秀夫がオウム真理教東京総本部前で刺殺されている。(覚醒剤密売の口封じか?)
尖閣諸島購入をアメリカの中心のワシントンで華々しく打ち上げてから半年後の今回の都知事辞任騒動とも同じで、地元後援会などの関係者に極秘にした全く唐突な辞任劇だった。
30年近くの議員歴の政治家の辞任理由として『政治に失望した』とは、何とも取って付けた胡散臭い印象である。
都知事選出馬は1999年で、意味不明の突然辞職のほとぼりが冷めた(4年間の浪人生活)後のこと。
辞任した1995年は、歴史的な大事件が頻発した特別な年だったので、幸か不幸か不思議な原因不明の石原慎太郎辞任劇に人々の注目がまったく集まらない。
1月には7000人弱が死亡した未曾有の震度7の阪神淡路大震災が発生している。
石原慎太郎が議員辞職を表明する直前の3月20日には前代未聞のオウム教団によるテロ事件『地下鉄サリン事件』が起きている。
史上稀に見る凶暴な破壊的カルト宗教のオウム真理教と、この右翼のゴロツキ政治家の石原慎太郎の間には、人には言えない親密すぎる意外な関係が存在していた。
利権の大将で自民党の大立者、泣く子も黙る実力者中の実力者である野中広務官房長官に、勤続25年表彰の自民党有力議員の石原慎太郎はオウムとの近さを咎められ、無理やり詰め腹を切らされた。
石原慎太郎は25年表彰の晴れの舞台が一転して屈辱的なオウムの地下鉄サリン事件発生で、議員引責辞職での浪人ぐらしを味わっている。
『オウムに利用された、石原慎太郎の危機管理能力』
オウム神仙の会は1984年設立だが当初から数々の深刻な被害を続出していて、東京都から宗教法人の認可が下りなかった、
人気絶頂の美濃部都知事に負けを覚悟で自民党推薦で代議士を辞職して挑戦した石原慎太郎は敗れたとはいえ233万票を獲得、善戦する。
翌1977年の衆院選で議員に返り咲き福田赳夫内閣の論功行賞で環境庁長官として初めて大臣に就任する。ところが生来の無責任でお馬鹿な放言ぐせが治らず1年でお払い箱になっている。
以来不遇をかこっていたが10年ぶりに竹下内閣の運輸大臣(1987年11月6日~1988年12月27日)になって舞い上がった石原慎太郎は東京都に圧力をかけ、1989年(平成元年)8月にオウム真理教は念願の『宗教法人』の資格を得る。
(東京都が被害者が大勢出ている極悪オウム教団を何故この時期に認可したのかの真相は未だに不明。事情は明らかにされていない)
ところが、宗教法人認可直後の11月4日にはオウム真理教の幹部6人が、オウム被害に取り組んでいた坂本堤弁護士の乳児を含む一家3人全員を殺害し死体を新潟県などに遺棄している。
東京都による認可がオウム教団に自信を与え、より凶暴性を加速させたのは間違いないだろう。
殺害実行犯の一人岡埼一明の通報を受けた神奈川県警は遺体の極秘発掘を行うが、地下鉄サリン事件が起きるまで公にせず何故か全てを封印・隠蔽している。(異様なこの警察の政治判断には政治家の介入が疑われる)
オウムと石原慎太郎の付き合いは、弟裕次郎(1987年病死)の慶應病院の手術執刀医がオウムの林郁夫だったことから両者に関係が出来たらしい。
中沢新一の証言によると石原慎太郎の四男の石原延啓(画家)はオウム真理教の幹部(官房長官副秘書官)であったとされる。
『オウム教団や麻原彰晃を宣伝していたマスコミ』
1995年3月のオウムの地下鉄サリン事件発生まで、マスコミでは(大手新聞は流石に行わなかったが)沢山の週刊誌やスポーツ紙では麻原彰晃やオウム教団の空中浮遊など神秘体験が『真実である』かの如く何の批判もなく面白おかしく喧伝されていた。
日本の報道機関が極悪利権集団の原発安全村と無関係ではなかったように、多くのマスコミはオウム犯罪に対して無関係な第三者ではなく共同正犯か、少なくとも煽り行為を行った従犯なのである。
この時、宗教学者の看板で中沢新一が果たした役割は決して小さくない。
中沢新一は、愚かにも被害続出で誰が見てもインチキ宗教で破壊的カルト宗教のオウムの宣伝を恥ずかしげもなくマスコミで行ったのは、石原慎太郎ブランドに幻惑されたのが原因だった。
無責任な不道徳、反知性であり情けないにも程がある。
オウム教団の広報マン役をしていた中沢新一は石原慎太郎が大臣だった1988年当時に、東京大学教授だった右翼の西部邁により助教授に推薦されるも教授会の反対で異例の否決となっている。
ヤクザと自民党国会議員との二足の草鞋を履いていた本物のゴロツキ政治家浜田幸一は自著『ハマコーの非常事態宣言』の中で石原慎太郎が(我が子可愛さの親馬鹿から?)オウム真理教への資金提供を行っていたと名指しで批判しているらしい。
破壊的カルト宗教と右翼ゴロツキ政治家石原慎太郎の面妖な組み合わせだが、オウムの麻原彰晃は、国会議員に秘書を送り込むなど自民党と太いパイプがある霊感商法の統一協会(世界勝共連合)の文鮮明の大成功にあやかるつもりだったのだろう。
事実オウム教団は統一協会と同じで1995年の地下鉄サリン事件まで、いくら被害者の訴えがあっても1994年の松本サリン等すべての凶悪犯罪は警察の摘発を受けることは金輪際絶対に無かったのである。
『石原都知事の最大の実績の環境対策(ディーゼル車叩き)は世界的愚行』
肉眼でディーゼルの黒煙は見えるがオゾンホールは絶対に見えない。
無知な大衆に宣伝(煽動)する時は、何か象徴的な『見える対象』が必ず『必要である』と右翼のゴロツキ政治家石原慎太郎は思いつく。
『ディーゼルの黒煙』なら誰にも分かり易い。
日本では扇動政治家の『愉快犯』石原慎太郎東京都知事によって、大気汚染をディーゼル車に責任転嫁され、目の敵として徹底的にバッシングされてしまう。
ところが、日本とは対照的に環境先進国の欧州などの外国では、燃焼効率のよいディーゼル車がCO2環境対策として奨励され、新車の乗用車の90%がディーゼル車になっているのですよ。
石原慎太郎が正しければ、日本以外の(アメリカを除く)世界の国々が間違っていたことになる。
石原慎太郎は都知事一期目に、ディーゼル車を東京から締め出して人気を得て4選を果すが、無知な一般大衆を騙す扇動家の面目躍如。
腹立たしいことにマスコミでは今でも一期目のディーゼル車バッシングを石原慎太郎の功績であると持ち上げている。
愉快犯の石原慎太郎の都知事就任と胡散臭いディーゼル叩きの大成功は、その後の今に続く日本の『失われた20年』の不幸(長期の停滞と凋落)の始まりだった。
40年程前には売れなかったが日本メーカーではいすゞがフローリアンなどの高性能ディーゼル乗用車を発売していた。
日本で一番ディーゼル技術があったのは三菱自工だったが、政府や東京都のディーゼル規制で大型トラック部門をドイツのダイムラー社に売却してしまう。
ダイムラーはクライスラーも買収したが経営不振からクライスラー株を売却したが三菱ふそうの85%の株は手放さない。
三菱自動車の開発した直噴エンジンは、低濃度の気化ガソリンを燃焼室に直接噴射するというディーゼルエンジン技術をガソリンエンジンに応用した画期的なもの。
8社体制の日本の自動車メーカーを1~2社程度に再編しようとしていた政府の方針を実行するため三菱自動車はリコール隠しの不始末を突かれ石原慎太郎のディーゼルバッシングと相まって営業不振に陥り大型ディーゼル部門を売却してしまった。
昔は日本のディーゼル技術は世界最高水準だったが、愚かしい石原慎太郎のディーゼル車バッシングにより今では見る影も無い。
『石原慎太郎の妄動で、一番被害が大きい日本の自動車産業』
アメリカのお家芸だったクルマ作りで、米国を追い越して世界一になった日本の足を引っ張り続ける右翼のゴロツキ政治家石原慎太郎。
ディーゼルから事実上撤退した日本の技術陣はその後奮起して世界一のガソリンエンジン車を開発して日本車の世界的名声を確立する。
ところが、またまた石原慎太郎の不思議なバッシング(悪意あるパフォーマンス)は繰り返される。
『政府に吠え面かかしてやる』と始まった愚劣な石原慎太郎の中国バッシングの結果は凄まじい。
喧嘩と結納は倍返しと昔から相場が決まっている。
20年前なら日中には桁違いの経済格差があり、いくら腹が立っても中国側には対応手段が何も無かった。
ところが今ではGDP値では日中は逆転しているのです。日本側の露骨な挑発に対する中国の反発は凄まじい。
尖閣諸島をめぐる中国の反日運動が日本の自動車大手に打撃を与え、リーマンショック後の世界的不況や歴史的超円高との相乗効果で自動車業界は壊滅的な被害を受けている。
自動車業界トップのトヨタは中国での販売台数が44%減となり今後の生産計画にも影響している。
ホンダは10月29日売上高が9.8兆円、営業利益は5200億円になると発表したが、従来の想定から売上高は5000億円、営業利益は1000億円引き下げている。
異変の主因が、9月半ば以降に鮮明化した、尖閣問題をきっかけとする中国での四輪車販売の急ブレーキ。岩村哲夫副社長は『日本車ニーズはあるが、周囲の目を気にして買いづらい雰囲気がある』と語っている。
今後自動車だけに留まらず販売不振から他の産業も致命的なシンタロウ不況に突入する可能性が高いが、日本の国策を誤まらせた石原慎太郎は万死に値する。
『石原都知事の最大の失敗、新銀行東京』
元原発技術者で経営コンサルタントの大前研一によると新銀行東京は『最初のビジネスモデル自体が失敗。そんなこと3歳児でもわかる』、『責任は石原にある』
『強調しておくが、経営陣がおかしなことをやったためにこの銀行が傾いたのではない。ネギをしょったカモにした石原都知事に問題があったのだ。』『このままではいくら追加出資しても血の海から抜け出すことはできない』。
新銀行とカジノ構想は石原慎太郎の長年の夢だったが、新銀行とは名ばかりで、実態は公が作ったサラ金(高利貸し)だった。
国民金融公庫の金利は2%台後半で他の金融機関でも3%程度で済むのに、貸出金利が12%最大14%とは暴利であり、真面目に営業している普通の企業に返せる金利ではない。
設立時に石原知事は『一千億円の出資がやがては数兆の値になる』と大言壮語していたが、普通の素人が高利貸しに手を出して、無事には済まない。
遅かれ早かれ借りた方は必ず破産する。
カジノでもいえるが、高利貸しは貸す方も素人では駄目で当然玄人筋(ヤクザ)の技術面でのバックアップが必要である。
中小企業支援は、基本的に地味な仕事で支援するなら自治体の融資制度や信用金庫の融資を保証する方法も有った。
真面目な中小企業支援では『一千億が数兆円』に絶対ならない。
目玉を売れ、腎臓を売れといって問題になった商工ローン(闇金並みのサラ金)の石原慎太郎バージョンでも考えていたのか。
『銀行』と『カジノ』と言えば、ボードゲームには欠かせない要素だが、実現不能の東京オリンピック構想なども含めて、石原慎太郎にとっては東京都政は『自分が楽しむボードゲーム』(タカラの人生ゲーム)程度だったのである。
『石原新銀行と住吉会のフロント企業』
大前研一が指摘したように、新東京銀行から暴力団の『舎弟企業』へ膨大な資金が流れた模様で、石原都知事の肝いりでできた新銀行東京は最初から『みかじめ銀行』と影でいわれていた。
2008年時点で融資破綻先2300社。最初の1000億円に続き東京都に400億円の出資を新たに要請した新銀行東京の累積赤字が1016億円に達する全損状態。
オウム幹部だった石原4男の絵を都に買わせたなどは些細な話で、稲川会幹部からの情報によると、新東京銀行の消えたお金の多くは住吉会系のフロント企業に流れていた。
日本のマスコミは洪水のような拉致事件報道を行っていたが『救う会』の中枢に暴力団『住吉会』が入り込んでいる事実はタブーとして一切触れていない。
『住吉会』は組織暴力団の中でも著しく悪質で、北朝鮮と武器や麻薬の取引を行っているが、岸信介の時代から安倍晋三や中川秀直など多くの自民党議員が、『住吉会』と緊密 な関係にあるので『日本のタブー』としてメディアが隠蔽し続ける。
オウム教団がサティアンで覚せい剤を大量に密造していて信者の神秘体験の道具として多用していただけではない。覚醒剤市場がオウムからの流入で大暴落している。
オウムが製造した覚醒剤を販売していたのが住吉会。いくらオウムでも麻薬や覚醒剤の販売は無理だったので玄人の暴力団が取り扱っていた。
ところが、オウム裁判では検察は突然訴因を取り下げて仕舞い、覚せい剤のかの字も出てこない。
最も危険な組織暴力団住吉連合は、長いあいだ政府自民党と密接な関係があるので日本国のタブーとしてマスコミも手が出せない。検察もやはり手が出せなかったのである。
石原慎太郎東京都知事が暴力団『住吉会』の代弁者で、2003年(平成15年02月03日)産経新聞に暴力団『住吉会』系の右翼団体『日本青年社』(尖閣諸島に不法上陸してヤギを放った)を賞賛する手記を寄稿している。
本人も都知事選出馬前の1997年に住吉会系の日本青年社と組んで尖閣不法上陸を企てているが、上陸直前になって怖気付いたチキンホークの石原一人だけは断念している。
この時に尖閣の魚釣島に上陸した右翼たちですが、後に弁護士法違反で逮捕される西村眞悟や銃刀法違反や銃器の密輸で逮捕される『ヤマト』の映画プロディーサーなど全員が摘発されているが、例外的に石原慎太郎と住吉会だけは警察の『お目こぼし』により見逃されているのです。
(石原慎太郎と尖閣問題の関連は、ノンフィクション作家の佐野眞一の著書が詳しい)
『与党議員の票の買収資金だった新銀行東京の貸付業務』
まともな法治国家なら例えあからさまに投票依頼をしていなくても議員から有権者への金品の贈与は買収行為として厳重に取り締まられている。
この抜け道こそが、石原慎太郎の新銀行東京の存在理由だった。
東京都と新銀行東京との打ち合わせ会議(2005年1月20日)の録音CDには『自民や公明の先生が新銀行にお願いすれば、みんな貸してくれるんだと言いまくっているんです』との生々しいやり取りが記録されている。
新銀行東京が行き詰った原因の一つが倒産企業にも貸し付ける審査制度の甘さで、自民党や公明党の都議会与党議員が、自分の後援会の支持者に融資の口利きをして集票していた疑惑がある。
選挙の『票』の非合法の買収資金が議員本人ではなくて、合法的に新銀行東京を通じで出されていたのですから、これは摩訶不思議な錬金術そのものである。
しかも自分の懐が少しも痛まない。
与党議員にとっては新銀行東京の存在は、笑いが止まらない美味しい話であるが、これでは融資した金が返還されず丸ごと焦げ付くのは当然だったのである。
『ゆすりたかりは東京都の文化』
銀行と名前は付いているが、その実態は東京都(公)の造った、法定限度ギリギリの14%の暴利をむさぼる高利貸し(サラ金)だった。
あるいは、1000万の都民を観客とした、石原慎太郎が1400億円の公金を注ぎ込んで楽しんだボードゲーム『銀行ごっこ』だった。
それとも、石原与党の自民党公明党政治家が支持者や取り巻きに対して実施した税金(公金)のばら撒きによる選挙対策だった。
六ヶ月間倒産しなければ責任はない、なんてのは『融資』ではなく単なる無差別な『ばら撒き』で、暴力団の悪徳フロント企業にとっては新銀行東京は『カモがネギをしょっている』ように見えただろう。
しかも、その融資という名のばら撒き対象者の選定に議員の口利きがあったなら、此れはもう、融資ではなく集票資金(買収資金)である。
政治家が自腹を切ったら買収になる。
しかし見かけ上は『銀行の貸付』だから買収にはならず警察に捕まる心配がない。
アメリカ国務省ケビン・メア日本部長ではないが、石原慎太郎を筆頭に自民党公明党の全員が東京都の公金に群がった大盗人小盗人の集まりであり『ゆすりたかり』そのものである。
無駄で危険な八ッ場ダムや利用者がない赤字道路を大金を投じて造り続ける国交省の高級官僚ならずとも『他人が、他人の金を、他人の為に使う時』に適当でいい加減に成るのは誰しも同じで人の常。
反対に、『自分で、自分の金を、自分の為に使う時』には必然的に『真面目』に真剣になる。
破綻確実の新銀行を無理やりごり押しした石原慎太郎都知事や支持した都議会議員が、本当に『成功する』と思っているなら都の予算(公金)ではなく新銀行東京債を創設して自分の金を注ぎ込むべきである。
『隗より始めよ』で先ず石原慎太郎都は私財を全て処分して新銀行東京債購入にあてる。ゲームとは違い実際の投資では失敗すれば金を失うが、逆に成功すれば大きな利益が見込める。
口利き疑惑の自民党公明党議員も当然銀行債を購入する。自分の全財産がかかっているだけに関係者全員がマジに成り、新銀行東京の成功は間違いなし。
安倍晋三・麻生太郎と、統一教会の関係は有名ですが他にも色々有ります。
右翼団体のポータルたる「日本会議」は生長の家や真光文明教(石原慎太郎も親しい)が母体。
オウム真理教とダライ・ラマ14世を結び付けた男は、「ペマ・ギャルポ」ですが、
ギャルポは統一教会の機関紙たる世界日報のコラムニストです。
(ギャルポは現在は、主権回復会という右翼団体の協力者)
統一教会には「世界平和連合」というダミー団体が有りますが、ここはカルト法輪功や、世界ウイグル会議を事実上傘下にしてます。
統一教会の運営するワシントンタイムズという新聞を、レーガン大統領は愛読していました。
何故か保守主義(?)勢力の背後には、
新興宗教が有るのです。
おそらく相当の裏金が動いたものだと思う。
結局、その“黒煙”除去装置は未完成の代物で、殆ど効果がなかった。
それが発覚すると石原知事は「メーカーに騙された」と記者会見で激高する振りをしてみたが、自らの責任は何も取らず、居直りを決めた。
そのメーカー名は今や覚えていないが、日本を代表する大企業であった。
石原慎太郎ですが一橋大学在学中に有閑階級の怠惰な風俗やエロを売りにした扇情的な小説『太陽の季節』で芥川賞を受賞するも、その後は小説家としては鳴かず飛ばず。
当時の大多数の普通の日本人は『三丁目の夕日』の生活を送っていたのですよ。
主人公は自転車屋。描かれているのは集団就職。家には風呂がなく銭湯を利用する。
その30年代にスポーツカーとかヨットとかは、庶民ではまったく手の届かない夢の世界ですよ。
石原慎太郎ですが、そもそもが特権階級出身であり自分がエスタブリッシュメントであることを何時も意識していたのですね。
ところが特権意識だけは人一倍あるのだが、本来それに付随する義務感(ノブレス・オブリージュ)はゼロ。
このような人物の周りにはマカオのカジノで20億円もすった大王 製紙の御曹司の井川意高のようにヤクザやカルトなど色々と胡散臭い人脈が汚物にたかる蛆虫のように大勢集まってくる。
統一協会や住吉会と近すぎる関係の安倍晋三と同じで、警戒心が無ければ必ず、嫌でも向こうの方から擦り寄ってくる。
本人が気が付いた時には最早手遅れで抜け出せない。
東大出のエリート意識が人一倍高い井川意高は、最初のマカオのカジノで大勝ちして自分が『賭博の天才である』と勘違いしたらしいのですよ。アホ臭。
あまりにも馬鹿馬鹿しい思い違いですが、これは最初の小説が芥川賞を受賞して自分が天才だと舞い上がった石原慎太郎と同じ間違いですね。
石原慎太郎ですが、同世代の三島由紀夫の小説家としての才能に嫉妬していたらしい。
長期低落傾向にあった自民党は小説家としては三流だが、俳優の石原裕次郎の兄として有名だった慎太郎に目をつける。
人並み外れた特権意識と優越感と、これと相反する癒し難い挫折感との混合物である石原慎太郎は佐藤栄作からの誘いに乗りタレント議員のハシリとして『政治遊び』を始めるのです。
飛び抜けた優越感と極度のコンプクレックスのマダラ模様の不気味な正体不明の怨念の塊なのです。
劣等感と優越感の塊の橋下徹と精神構造が似ている。
それで、石原慎太郎も自信たっぷりに誰彼構わず口汚く『馬鹿だ』を連発する橋下徹と良く似た恥ずかしい言動を行うが、実は自分に『勇気がない』とか『自信がない』事を必死になって隠しているのですよ。
石原慎太郎のまばたきが多い原因ですが、極度に緊張しているか、それとも何か重大な隠し事をしているか。いずれかですね。
瞬きと同時に眉毛が上下するのはまぶたを動かすのに眉毛の力を借りてやっとまばたきしているからで筋力の衰えが進んでいる証拠。
亀井静香は、『暴走老人と言うけど、暴走もしていない。今のまま行ってもへたり込むだけだ』と石原慎太郎を評していますが、『石原新党だ。』『第三極だ』と騒いでいるマスコミの判断よりも、この亀井静香の判断のほうが正しいでしょう。
この石原慎太郎ですが橋下徹と同じで、政治ブログで真面目に取り上げるだけの値打ちがあるかないかは判断が難しい。
もともとの日本人の道徳では、橋下徹や石原慎太郎のような、人前での『怒り』などネガティブな感情をストレートに表に出すのは憚られる恥ずかしい行為であり、行えば本人の知性や良識を疑われる。
今も昔も日本のそもそもの道徳では、個人主義のグローバルスタンダードとは大違いで、怒りや悲しみは自分の中に閉じ込めて決して表には出さないことが礼儀作法の基本でありイロハ。
文化が日本に一番近い韓国や中国などのように肉親の死を大声で嘆き悲しむなどは、日本では絶対に有り得ない。
3・11大震災時の被災者全員が、誰一人の例外もなく自分の感情を爆発される者がなかった事実は驚異的な話であり、この事実に欧米のマスコミが驚嘆の声を上げている。
こうした大災害が日本以外の外国で起きると必ず略奪や暴動に走るし、人々はあからさまに悲憤慷慨するが、世界中で日本人だけはまったく別で、『静かに悲しんでいる。じっと我慢して整然と何時間も並んでいる。』のです。
出る釘を常に叩き一体性を重視する日本社会では、例え未曾有の大災害時でも外国人のように『不満が爆発させる』ことは『悪』であり、怒りや悲しみをぶちまけるなどネガティブな言動は、到底社会的に許されない破廉恥な行為なので、普通の日本人なら誰も行うものが無い。
日本人が人前で怒る事は、それが如何に正当な理由であれ『恥』なのです。
だから誰も怒りを表に出すことは無いが、ただし、『ネット世界以外は』との但し書きが付く。
その例外のネットでは、若者達が意味なく激高しています。
今、なぜかマスコミが持ち上げる石原慎太郎や橋下徹の恥ずかしい言動ですが、あれは歳を食った嫌韓嫌中のネットウヨさんですね。
暴走老人が大人になれない御馬鹿なネットウヨの真似をしていると見れば謎がすべて簡単に解けます。
石原慎太郎や橋下徹やネットウヨの、誰彼相手かまわぬ常識はずれの激しい怒りの原因とは、満たされぬ巨大すぎる自尊心と、その反動としての癒されない劣等感、挫折感との不思議なコラボレーションであり、ハレンチな自己顕示欲の露出です。
橋下徹はの出自の恨み根性と金儲けの欲望から、石原慎太郎は才能の無さとケタ外れの特権意識から、ネットウヨは大学出の誇りの負け組の現実から、社会全体に恨みをつのらして何とか復讐したいと願っている彼らは、今までの日本の伝統や道徳などの文化を無視して不真面目に『怒り』を最大限露出させるから、周りの大人の全員が恥ずかしく思うのです。
我々のような大人が真面目に論じる方が間違っているのかも知れません。
今ネットウヨが大発生しているのは、日本社会全体の劣化、右傾化も影響しているが、それ以上に無制限な規制緩和で大学が不必要に沢山出来たおかげで、大学出の落ちこぼれの負け組が大量に生まれたことが原因しているのです。
田中真紀子文科省大臣が大学の新設を認めないのは政治家として当然な判断ですね。
受験生の数より大学の定員の方が多いなど、無茶苦茶にも程があります。
9月期の日本車の中国での販売実績が前年の4割減だったのですが10月はもっと悪化して6割減まで落ち込んでいる。
日本の7~9月期GDP速報値は実質で前期比0・9%減、年率換算で3・5%減。3四半期ぶりマイナス。
日本の最大の貿易相手にわざと喧嘩を吹っかけった石原慎太郎発の深刻な不況が勃発しつつあるようです。
石原慎太郎でなくとも、GDP値がマイナスになる程度の影響は当然誰でもが考えていた。
慎太郎の突然の都知事辞職ですが、マスコミ発表の国政進出は真っ赤な嘘、口から出まかせの『口実』で石原不況の深刻化の前に、責任追求を恐れて逃げたのですよ。
石原慎太郎は特権階級としての醜悪なフューラー(総統)妄想を持っていたので人前では大口を叩くのです。
ところが、自分の尻も吹けない無責任男である以上に、根性も勇気も何も無い小心者。
少しでも自分が危なくなると、一目散に逃げ出す典型的な意気地なしですね。
ヘリテイジの威を借りてダメリカの忠実なポチでいることしか出来ない口先だけの、老害。
第三局とか言われてるけど、第三局は「国民の生活が第一」しかない。
清和会自民も民主党凌雲会も維新の会もみんなの党も、オーナーは同じ。
小沢や亀井だけが国士。老害は氏ね。
下品でスミマセン。あいつ大嫌いなんです。安倍晋三と同じく、利権と癒着でやりたい放題の屑。
では、何故石原氏や安倍氏が上層にいるのか?
誰が担いだのか?
何故、まともな人間を担げないのか?
どうしてそんなにまともな人間が少ないのか?
「悪い、悪い。」というのは簡単ですが、それと置き換えられるまともな人たちを育ててきたのでしょうか?
政治家も育っていませんが、一般国民が育ってないことが最大の問題じゃないでしょうか。一般国民がしっかり育っていれば、そこから素晴らしい政治家が出てくるのではないでしょか。
これそのまま今の日本人にブーメランとなって返る言葉ですから。
今の日本人は利権と癒着が大好きなんですよ。だから彼らがトップになるのです。あるがままにみんな出てますね。