(見出し画像は、雨上がりの散歩道で、殻の直径3センチはあろうかという、立派なカタツムリに出会い感動して写したもの。比較対象として夫の靴を一緒に写してみたが、無い方が良かったな)
退職してからおよそ8ヶ月ぶりの新しいお仕事。
朝食を済ませ、身支度を整え、持ち物の確認をしていると
「Tシャツ、後ろ前じゃないの?」と、夫の一言。確認したら、胸にあるべきワンポイントが背中にあった。 畑違いの仕事ということで、朝から緊張していたみたいだ。同じ事務系の仕事なら、こんなに緊張もしなかったと思う。
ちゃんと出来るだろうか?体力的にはどうだろうか?心配は色々ある。とにかくやってみなければ、わからないけれど。
午前7時前に家を出た。
以前の職場のときは午前8時に家を出ても間に合っていた。これからは、早い時刻の出発となる。
寝坊助の私だが、その朝の目覚めは良かった。夫が早起きなのも、安心。寝坊することもない。とはいえ頼ってはいけないが。
通勤ルートは、行程の3分の1ほどを自転車で行き、残りは徒歩で行くことに決めた。
自転車置き場へ行くと、オニグモが巣を張っていてギョッとした。私の親指位の大きさだ。
そのまま自転車を取り出して乗った。オニグモに見送られる形で出発した。
閲覧注意
早い時間なので、路上にはほとんど人もいない。悠々と自転車をこいでいると、前方の歩道の上に小さな動物が飛び出してきた。それも個人宅のお庭のブロック塀を越えて。ネズミかな?と思って近づいたら、エゾリスだった。
この数カ月間に、ウォーキングで出会った野生動物はキタキツネ、エゾシカの親子。そして今朝はエゾリス。
私の家は、そんなに田舎でも、山の中でもないのに、どんどん目にする野生動物の種類が増えている。次に出会うのは、絶対ヒグマだ…と思っている。
自転車を置いて、会社まで徒歩で30分ほど。ウォーキングに丁度いい距離。
あまり歩いたことのない住宅街を歩く。
上に登る坂道が続く家々の庭は、実のなる木が多い。
色づく前の青々とした柿、熟れた実が成っている洋梨、歩道にいっぱい散らばっていた青いイガ栗。栗の木の下を通る時、思わず手で頭を覆って通り過ぎた。
会社に到着し、挨拶もそこそこに厨房での作業服を与えられ、着替えてからは、怒涛のような仕事がスタート。
以前、ダブルワークで働いていた時に、数回厨房の洗い場に入ったり、ホテルでの配膳経験があった。その多少の経験が、結構役に立った。
過去の厨房体験は、やってもやっても終わらないような大量の食器類の山々だったけれど、新しい職場では人数がほぼ固定されているので、そういったこともない様で少し安心。
初日、二日目と仕事を終えてまず思ったのは、我が家のシンクのゴミ受けをキレイにしようということ。職場のシンクのゴミ受けは、美しくシルバーの輝きを放っていた。それがゴミ受けの本来あるべき姿なのだ!
新しいことをすると、いつでも学びはあるものだ。
新しい職に付いたことで、自転車を利用すること、歩くこと、座る間のない5~6時間程の立ち仕事。
これらは、老化しつつある肉体への良い刺激だと思う。膝の調子がちょっと良くなったかも。
まだ2日しか働いてないけれど、やはりずっと家に居るよりも、働くのが私の性には合っているとつくづく感じる。
体を動かすことや、ある程度のストレスを感じること、仕事上求められる判断力など、こんなふうに日々刺激を受けながら行けば、ボケることなく過ごせそうだ。週3日程度の仕事量も丁度いい。
今日はお休み。土曜日なので走った。
日中でも札幌は21度ほど。走り始めは腕に、風が冷たく感じられたくらいだ。
天気は良いけど、雲が多め。
河川敷のジョギングコース上は、小さな昆虫が行き交う。アリ、ダンゴムシ、時折やや大きめの黒い甲虫などもいる。踏みたくないので、いちいち避ける。
今日は珍しく直径1センチくらいのカタツムリの殻が転がっていた。このままじゃ踏まれちゃう。乱暴だったけど、つま先で草むらの方に蹴り入れた。今考えると、つまんで草むらに置くべきだった。いけないやり方だと反省した。
午後から買い物に出たついでに、気になる本を探しに大型書店へ向かった。
書店に着いた時、上空に鳥がいた。カラスにしては大きいなと思ってよくよく見たら、時折見かけるサギだった。また、中島公園の菖蒲池に行くのかな?会えたことが、うれしかった。
明日は仕事。幸サギが…幸先が良さそうだ。