碁席秀策へようこそ!

徹夜で打てる新宿の碁会所「秀策」の
出来事や大会などをお伝えします。
プロ・県代表クラスもよく来ている碁会所です。

白の布石

2012-03-15 01:19:56 | 新布石等
こんばんは。 今回は白の立場で簡明な布石です。



1図 
今でも打たれている布石です。黒15まで黒の注文。
白もこれで打てますが 模様を意識して打つのは難しい。


 
2図 簡明!

今回のオススメは 白8の高がかりです。
16までは相場。この後 
白は上辺に打ち込みやツケ二段などの荒らす手が残っています。

ゆっくりしていてコミのある白の布石としては有力ではないでしょうか。




囲碁・将棋 ブログランキングへ 
 毎日1クリックがランキングに反映されます。よろしくお願いします。 


新手法4回目

2012-03-14 01:54:27 | 新手法
こんばんは。 今回の新手法は高目定石などからできます。

 
1図
高目に白がかかりを打ち、黒にカケられた時に手抜きをした形です。

ここで黒1の連打は普通手です。八割方白2と入ってきます。(手抜きは黒2が大きい)
黒3で定石は4とコスむのですが・・・

新手法は手を抜いて黒3 白4と黒が打たなかった所に打ってくれば
また手を抜いて黒5です。

黒1~5と 白2~4の交換は黒がかなり得しています。
(左下が空き隅なのは黒に都合が良過ぎますが・・・。新手法の考え方としては黒3で手抜きの考え方が有力なのを伝えたかったので大げさにしました。)


2図 この配石でなくても、一局打てる。

白は2図の方がよさそうです。 これでも黒は手を抜きます。

続けて白が右下に打ってくれば、
黒は手を抜いて他の大場を打っていく要領です。

総括します。【黒1と白2は黒の打ち得】 【手抜きでどんどん大場を先行する】
でした。


今回はこれで終わりです。ありがとうございました



よろしければランキングに1クリックよろしくお願いします。
囲碁・将棋 ブログランキングへ

新手法3回目(終)

2012-03-13 00:54:33 | 新手法
こんばんは。 前回予告していた二つの図の変化を研究します。
秀策の強豪の方達のご協力ありがとうございます。


    
 1図                        2図

まずは1図からやります。



 3図

最初に検討したのはこの図でした。これは黒が少し不満という事で・・・

 4図

すぐに黒3と切る手を発見
4と逃げれば 5~7までバラバラで白がダメです。

 5図

白4とノビれば 黒から二段バネがあります。


 6図

白2は黒5まで白がいけません。


7図 黒良し

白は切るくらいですが、3とコウに弾きます。
白が取れば黒はどこか大場を二手連打するくらいで黒が良さそうです。
1図は廃案になりました。

 8図

次は2図の変化です。 黒4と噛みます。白が7と二子を取りにくれば 
14までで黒が良いと思います。

 9図

白は7とアテてきます。 黒は10と仕掛けて・・・

10図 好い加減のワカレ。

黒2がコウダテ。 3と取って、黒はどこでもツギます。
白も二手連打できるので これはいい勝負かと思います。


11図 黒、打ちやすい

もし右下の白が二間ビラキなら黒7とカケて打ちます。


 12図

最後の変化です。(2~4) 黒は2と下アテする方が筋がいいです。

13図 白5はハマリ形

(2~6) これは白がダメです。

14図 決める打ち方


 15図 狙う打ち方

14図よりも15図の方がオススメです。

あえて白11を誘います。 14・16のノゾキを打って20まで逃げ出す狙いがあります
これは黒が打てそうです。

 16図完

白5のワリコミは黒の取り番のコウになるので、どこでも解消します。




――――――――――――――――――――――――――――――――




 

簡明な新手と言っておきながら かなり変化が多かったですね

すいませんでした。



変化されると難しいけれど
黒は悪くなる事はないので変化さえ覚えてしまえば
武器になると思います。

白が難しい変化を恐れれば簡明なワカレとなり
労なく一本が取れて魅力的。



新手法3回目は終わりです。

ありがとうございました


囲碁・将棋 ブログランキングへ
↑今回よかったという方は1クリックよろしくお願いします。










新手法3回目 新型と枝葉編

2012-03-12 00:44:02 | 新手法
こんばんは 新手3回目の続きです



1図 
この図が前回紹介した新手です。



2図 基本定石
新型と比べるためにまた載せました。



3図 簡明! 黒良し。

黒はこの形になるのが狙いです。
こうなれば簡明で 2図の定石よりも黒が良さそう
上にある白石は厚みというより浮石です。 白もこれは不満なので色々と変化します。

ここからが長いので注意です。冷静に対処すれば黒は悪くなりません。



4図 白の抵抗への対策1

白4のサガリは筋の良い手です。 黒は5・7と打ちます。
8まで封鎖されて黒が芳しくないようですが、
黒9がゴツイが実戦的な好手。
よくみると梅鉢の好形なのです。(ポン抜いてないけど)
白は押さえても切られてシチョウになってしまうので 

10と緩めます。



5図 白の抵抗への対策2 白ツブレ

白2のアテには黒3と切られて白はボロボロです。
ただし、シチョウ関係には注意です。(シチョウと三子取りが見合い)



6図 

5図は白が無理なので 白2と繋げば3~5となります。

 
7図 黒良し

9まで白取られで黒良しです。
最後の黒9は大切な手です。9で白4の一路左に押さえると、
黒7の一路↓にアテられて尻尾が落ちてしまいます。



8図

今度は白3とこちらをツギます。 これには黒は4と飛んでおきます。

 9図

白としてはこのまま黒地では面白くないので 白5とノゾキを打ってサガリますが、
黒8と切って10まで黒がやれる戦いです。 


今回はここまでです。 次回は3回目の最後となります。




【次回予告】 

 

次回、この形をやります。 ありがとうございました。

囲碁・将棋 ブログランキングへ 
    今回よかったという方は↑一回クリックよろしくお願いします。
    素晴らしい囲碁ブログもいっぱいです。



囲碁・将棋 ブログランキングへ