Tの時間

なんでもない日常のできごとや思いのなかで・・

旅日記 1993年 5/20 ~ 5/21

2021-02-27 14:32:22 | 旅日記

津和野 ~ 秋吉台 

5/20 ~ 5/21
津和野は小京都といわれるだけあって
町が一体となって観光事業に力を入れてることがわかる
いままで訪れて来たところに比べると観光客も多く
修学旅行生もたくさん来ていた

この地に来て初めて観光地に来たという思いがした
それほどに観光地といわれるところが廃れてきているのをずーっと感じてきていた

なんにしても活気のある町に出会うと気持ちも華やいでくる
美術館や森鴎外の旧居跡など修学旅行生といっしょになって楽しんだ

津和野を出て日本海側を走り秋吉台に寄って下関へ

秋吉台のカルスト台地は絵や写真でしか見たことがなく
実際に目にした台地はただただ見事で圧巻だった
見渡す限りの草原には
ヒツジの様な形をした石灰岩が視界いっぱいに点在して連なっていた
空の青 カルストの白 草原の緑・・・
色のコントラストは誠に妙なるかな・・・自然の美

秋芳洞は言うも更なり
鍾乳洞は各地に散在しているけれども
秋芳洞に優るものはいまだ知らない
美しさにおいても
規模の大きさにおいても
気の遠くなるほどの年月を幾つも幾つも重ねて出来たであろう・・・
一見の価値あり

下関に着き九州へと続く関門海峡を眺め
この旅での九州行きはとりあえず断念することにした

翌朝彦島へ渡り気分よく車を走らせていたら
前方にお巡りさんが・・・
どうやら「指定車以外進入禁止」道路に侵入してしまったらしい
ただ前の車の後をついて走っていただけなのに・・・
旅行中で地理がよくわからず進入禁止道路だと知らなかったということで
幸いにもお目こぼしをいただいたけど
お巡りさんとのお付き合いに慣れていないせいか
しばらくのあいだ気分がすぐれなかった

長府の町を散策し少し離れた住吉神社まで歩いて行ったりしていたら
もう3時・・・
5時間ほど歩き回っていたことになる

きょうの泊まりの湯田温泉へ
湯田温泉は山頭火の縁の地


2003年7月7日(月)記