住むところを探したけれど
保証人はなく、仕事のない時点で
どこへ行っても無理と言うことでした。
他に選択肢はなく、実家に電話…
思っていた通り、親戚を含め大変なことになっていました。
いざとなると、両親も今後の生活が不安だったのか
何とか離婚はしないようにとか
親戚からは子供は連れて帰るなとか
ひとりにしろとか…
どの子…と選べるはずもなく、昔から夢だった3人の子供…
理想だったおじいちゃんおばあちゃんになっても
手をつないで寝れる夫婦…
これは夢と消えたけど…
どうしても子供は自分の元で育てたかった。
1週間で、自分の周りの整理をし、
子供と暮らす準備をしました。
幸い、子供の親権や養育費や私が3人の子供と暮らすことで
もめる事はありませんでした。
子供を連れて帰る準備のために
また、主人の元に帰るのは精神的にもつらい事でしたが
子供の転校の手続きや、
主人の入院から長期休みをもらっていたパート先へのあいさつ、
病院の紹介状等でどうしても私がしなければならないことでした。
その時、主人が捜索願を出していた事を知りました。
主人から、その写真を取りに行くようにと…
(私が…?)
警察に行き、
「捜索願の写真を取りに来ました」
「見つかったの?」
「本人です。ご迷惑をおかけしました。」
(かなり恥ずかしい…)
机の引き出しから私の写真を出し
「暖かくなると多いんだよね~。」と
(こんな田舎でも多いんだ… 本当に探したのかぁ…?
この写真かぁ~、ま、ぼちぼち映りのいい写真出してるじゃん)
などと思いつつ帰りました。