主人が彼女を好きになった理由…
彼女の家族は父と母と義理の姉とそしてその子供。
お兄さんが他に女をつくり、既に別の家庭を持ち生活し、帰ってこなくなった。
義理の姉が働き、親の生活が成り立っているから、
自分の居場所がないのだと…
昔から貧乏でお金のないのは慣れているから
お金が無くても大丈夫と…
「そこから彼女を救ってあげたい。彼女を幸せにしてあげたい。」
「お前も好きだけど、彼女もすきだ。どちらも離したくない」
「仕事がうまくいかず苦しんでいる時、おまえはこれからどうするのってことしか言わなかった。
彼女は頑張ってって応援してくれた。」
私は幸せにしてはくれないけど、彼女は幸せにしてあげたいの?
そこに生活が無ければ、私だって、頑張って、信じてるわ、って言えるよ。
夫婦二人だけなら、私だって二人で頑張ろうねって言えるよ。
この国は一夫一婦制、どちらも手放したくないって事、許される訳もなく、
私の心は光を見つけられない暗闇に入っていきました。
旦那の愛をいっぱいに受けている彼女がうらやましかった。
彼女と私を天秤にかけ、どちらも同じ…と言われた時点で私は負けていました。
遠いところからお嫁に来て、誰も味方のいない家…
旦那との間の子供が3人、毎日旦那の親の料理をつくり、洗濯をし、掃除をし
付き合って結婚した10年間の思い出と、彼女との数か月…
自分にかけるお金もなく、パーマにも行けず、化粧品も買えず、
髪を振り乱して生活している私…
初めてあった彼女は眉をきれいにかいた目の大きなきれいな女性でした。