2週に分けて放送される「戦国自衛隊関ケ原の戦い」の今日は第1部。いやあ、完全に想定外の内容。
ここまで滅茶苦茶にしちゃっていいのってくらい。「歴史は俺達に何をさせようとしているのか?」っていうより、「ドラマ製作者は視聴者に何を見せようとしているのか?」
長尾景虎と遭遇して天下統一をしていく原作とは違い、今回は戦後時代の末期、関ヶ原の戦いの直前にタイムスリップ。時間だけでなく、富士山麓から琵琶湖畔へと場所まで飛んじゃうとは。
佐和山城下ということらしく、島左近が来るのはともかくとして、徳川家康に小早川秀秋までいるのはどういうこと?しかも、伏見城から大坂城に移って以来二条城より東に行ったことない秀頼に加えて、淀殿まで来ているなんて。そう、こいつはパラレルワールドなのさ。
実際の関ヶ原の戦いとはまったく関係ないもう一つの世界って考えれば何でもありでOKだな。
歴史を無視したとしても、ツッコミどころは満載。
食糧、武器、弾薬がたいして残っていないと言いながら、かなり無駄遣いしているような。
特に、佐和山(今の彦根あたり)から大坂城までヘリで偵察に行って戻ってきたけれど、おそらくそんなにガソリン残ってないでしょ。それまでも演習でだいぶ使ってるはずだよね。あとでまた嶋村(渡部)らが大坂まで乗って行ってるし。
ヘリを見た三成(竹中直人)が左近を佐和山へ遣わし、伊庭(反町)と対面してからすぐに大坂に戻ってきている。いつの間に?
どうでいいけれど、戦国時代の人々、みんなあっさり現代人を受け入れすぎ。あんな鉄の塊に乗って、あんな格好しているヤツなんて当時いるわけないんだから、もっと警戒するはずでは?
逆に自衛隊員も、普通に「戦(いくさ)」って言葉使い出してるしね。
家康も、不自然な形で登場。伊庭がバイクで走っている時に出くわすんだけれど、待ってましたといわんばかりの話し方。しかも「伊庭殿」って名前まで知ってる。
おしのの家を見張っていたくの一からの情報か?
津川雅彦の徳川家康を見ると、「葵徳川三代」を思い出すなぁ。
伊庭は短銃1丁で強すぎるね。いったいいつ弾の換装をしているのかしらん。バイクに乗って戦う隊員もいたけれど、運転中銃も使えないから逆に自殺行為では?
藤原竜也が小早川秀秋なのもパラレルワールドならでは。普通の時代劇だったら絶対こんなキャスティングはあり得ないから。こういう金吾殿もありか。バイクや戦車を見てはしゃいでいるところは原作の長尾景虎と近いかな。でも、後半いきなり攻めてきたのは、やはり姉を守るため?
嶋村がもう少し出てくるかと思ったが、意外に控えめ。でも、最後の方に存在感を見せ付けまくり。喀血して真っ赤に染まった顔は、鬼神のような形相だった。
1人だけ現代人からかけ離れてるよ。また、顔の真ん中だけ赤いもんだから、京劇の孫悟空みたい。
竹中直人の石田三成も違和感ありありだったなぁ。あの顔はどう見ても文治派じゃないでしょ。雰囲気は「
あずみ」の武断派加藤清正だよ。
岩佐真悠子と佐藤江梨子は、2人とも泣くシーンが辛かった。
それでも、中にはなかなかくすぐるようなキャスティングも。
まず、津川雅彦と長門裕之の夢の兄弟競演。
なかなかあの2人を同じ画面で見ることはできませぬぞ。
もう一つ、布施博と賀来千賀子の「ずっとあなたが好きだった」コンビの復活。
他局でやるとは。二人の微笑ましいシーンを観ると、サザンの曲が流れてきそう(と言いながら、実は当時の大ヒットドラマは観ていなかったりする
)。
嶋村の現代の娘と瓜二つの少女が出てくるが、やけに演技が上手い。かわいらしい顔にハキハキしたセリフが好印象。
TVドラマにしては、キャスティングも戦闘シーンも頑張ってたな。お金も結構かかったはず。CMの多さがそれを物語っているか?
第2部では、大坂方に付いた嶋村小隊に対し、伊庭小隊はどうするのか?迫ってきた徳川軍とはどうなる?さんざんツッコミまくってはいるが、今度も観るよ。
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