7月13日(土)、第4回東北歴博の館長講座が開催されました。
なお、今日から「考古学からの挑戦」というテーマで、「東北大学考古学研究
の軌跡」特別展が9月8日まで開催されています。
今日の講義は以下のような内容でした。
(各項目の内容は書ききれないので、部分的に記入)
第4回(2013-07-13)
第2章 辺境支配の展開
1.辺境政策
陸奥国と越後国・出羽国は、国家領域の北の端の国で、「辺国」(辺境の国)
と呼ばれた
律令国家の辺境政策は、蝦夷の移住する地域(辺国の外側)に支配領域を拡
大すること
2.郡の設置方式
◎一般諸国:その地域の住民を公民とし、豪族を郡司任命
◎辺境:国家に対して服従性を持たなかった
①城柵の設置
②他地域からの移民(柵戸)→公民化→郡・里の設置
③蝦夷の服属→朝貢→公民化
3.辺境支配の拡大の諸段階
奥越羽における辺境への支配拡大は、7C半ば~9C初めのほほ1世紀半に、
奥・越羽がほぼ対応して段階的に進められた。
第1段階 7C半ば郡山遺跡Ⅰ期官衙 (越・羽:磐舟柵)
第2段階 8C前半:1000戸移民 (越・羽:出羽柵)
第3段階 8C後半:桃生城陥落 (越・羽:雄勝城)
第4段階 9C初:阿弖流為征討
4.陸奥国と越後・出羽国
越羽側より陸奥側は蝦夷の抵抗が強く、困難で時間がかかった
第3章 (仙台)郡山遺跡の概要
7C半ば~8C前葉の地方官衙遺跡であり、日本歴史全体としては、律令制
国家が形成・確立する時期
◎性格
Ⅰ期官衙:城柵
Ⅱ期官衙:陸奥国府
1.調査の歴史
(1)黎明期:1915(大3)年~
(2)本格的調査:1979(昭54)年~
2.郡山遺跡の立地
(現)仙台市太白区郡山、仙台平野のほぼ中央、名取川・広瀬川の合流点の
北西1.5kmで、合流点から6kmで太平洋に河口を開く
なお、今日から「考古学からの挑戦」というテーマで、「東北大学考古学研究
の軌跡」特別展が9月8日まで開催されています。
今日の講義は以下のような内容でした。
(各項目の内容は書ききれないので、部分的に記入)
第4回(2013-07-13)
第2章 辺境支配の展開
1.辺境政策
陸奥国と越後国・出羽国は、国家領域の北の端の国で、「辺国」(辺境の国)
と呼ばれた
律令国家の辺境政策は、蝦夷の移住する地域(辺国の外側)に支配領域を拡
大すること
2.郡の設置方式
◎一般諸国:その地域の住民を公民とし、豪族を郡司任命
◎辺境:国家に対して服従性を持たなかった
①城柵の設置
②他地域からの移民(柵戸)→公民化→郡・里の設置
③蝦夷の服属→朝貢→公民化
3.辺境支配の拡大の諸段階
奥越羽における辺境への支配拡大は、7C半ば~9C初めのほほ1世紀半に、
奥・越羽がほぼ対応して段階的に進められた。
第1段階 7C半ば郡山遺跡Ⅰ期官衙 (越・羽:磐舟柵)
第2段階 8C前半:1000戸移民 (越・羽:出羽柵)
第3段階 8C後半:桃生城陥落 (越・羽:雄勝城)
第4段階 9C初:阿弖流為征討
4.陸奥国と越後・出羽国
越羽側より陸奥側は蝦夷の抵抗が強く、困難で時間がかかった
第3章 (仙台)郡山遺跡の概要
7C半ば~8C前葉の地方官衙遺跡であり、日本歴史全体としては、律令制
国家が形成・確立する時期
◎性格
Ⅰ期官衙:城柵
Ⅱ期官衙:陸奥国府
1.調査の歴史
(1)黎明期:1915(大3)年~
(2)本格的調査:1979(昭54)年~
2.郡山遺跡の立地
(現)仙台市太白区郡山、仙台平野のほぼ中央、名取川・広瀬川の合流点の
北西1.5kmで、合流点から6kmで太平洋に河口を開く