坦々麺

やっと普段の体調に戻ってきた。

夏の風邪は治すのが難しくてやっかいだ。厚着をして寝るわけにもいかん、やたらと汗をかいてしまう。かと言って薄着でいたらエアコンや扇風機のせいですぐに肌寒くなってくる。

外に出るとまだ真夏の暑さだからすぐ汗ばんで、建物に入ると冷房で震え上がる。こんなことを繰り返していたら治るわけがない。

何故だか急に辛いものが食べたくなって、カップラーメンの坦々麺とチルドのマーボ豆腐を買ってきて腹一杯食ったら体調が良くなった。

どうやら悪循環のスパイラルに嵌り込んでいたようだ。

日清のカップ坦々麺が結構いけるということを発見したのは収穫。何より安いのがいい、100円だ。暫くはこれと飯だけでやっていけそうだ。

昔々、青山ビルの地下に日比谷園という中華料理店があって、よくそこで飛び切り辛い坦々麺を食ったものだが、四川料理の専門店だけあって激辛なのだが、妙に後を引く辛さで俗に言うやみつきになってしまった。

あの味や辛さとは比ぶべくもないが、一度五感に染み込んだ刺激は一生涯持って回ることになるようで、食ってるとすぐにその味が蘇ってきた。

いかんな、また食いたくなってきたな。