雨の中、散髪屋に向かっていて宝くじ売り場の前を通り掛った。
今日は木曜日か。ロトの抽選日か。
そう思いながら通り過ぎようとした時、不意に「アレ」が来た。
暫くのご無沙汰なのだが、頭の中で勝手に数字が浮かぶのだ。別に病気とかいうのではないからね。
その数字は(5、10、13、40)。
あまり強くはないのだが、5.10.13ははっきりと意識できる感じだ。
財布には多少の硬貨があったはず。
久しぶりに「来た」んだから少し買ってみるか。
そう思って三本で600円を、他の数字と組合わせて買ってみた。
結果を見たらやはりそうであった。
当選は5、9、13、28、34、40、(10)となっていた。
やはり5.10.13.40全てが来ている。だが10はおまけ数字の方だ。
600円の支出で2000円の稼ぎだ、トホホ。
久しぶりなのにあまりにも実入りが少ない。
余裕があればもっと買ってたかなと悔やまれる。でも久しぶりに「来た」ことが単純に嬉しい。
私には時々こういうことが起きるのだ。
何年かに一度、10年でも数回という感じなのだが、いつ「来る」かは自分では分からない。
以前普通の宝くじを買った後で、買ったくじを並べて眺めていて突然「来た」ことがあった。
組数も番号も浮かんだのだ。
会社の中だったので、回りにいた社員達にくじを示して、「この番号が一等だぞ、組が外れてるから10万円当たるはずだ、当たり組は32組だぞ」と公言していたら、結果は果たしてその通りになった。
一等二億円の当たり番号を、組も番号も全て言い当ててしまっていたのだ。
その当たりくじは最終的に北新地の肥やしになって消えてしまったのだが。それ以降、皆の私を見る目つきが少し変わっていったのを今でも覚えている。
宝くじは思い通りの番号を買うことができないので、後から「来られても」手の打ちようがない。
その点ロトくじは好都合だ。
今までにロトで「来た」のは二回だけだが、二回とも四つの数字が当たって各10万円以上の配当になっている。
今回は三度目だが、買い方が上手くなかったようだ。
強く「来る」時は、数字がはっきり「見える」感じなのだが、今回はそれ程でもなかった気がするのだ。
歳のせいで老眼が進んだのかな。
しかし、同じような数字の組み合わせなのだが、競馬をやっていて「来た」ことはない。
当てようとして欲得であれこれ考えている場合はどうやら「来ない」ようなのだ。
その気がなくて無関心な時にふいに「来る」から、扱いが難しい。しかも必ず何か別のことをしていたりしていて、さあ買うぞという態勢でない時ばかりだ。
今回のように売り場の前という好都合は初めてだ。
一度などは新幹線の中で、ぼんやりと景色を眺めている時だったから、途中の名古屋で降りて売り場まで思い切り走らされたのだ。
多少得をしたからいいようなものだが、神様はどうやら俺をからかって喜んでいるようだ。
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