シェンヤン(瀋陽SHENYANG)生活体験記

中国東北部の瀋陽(昔の奉天、満州)。冬には-30度になる土地での驚きや感動を「初めて」の視線でおしゃべりしています。

ジュネーブ国際音楽コンクール?

2010年11月20日 | 欧州生活を振り返って
欧州に4年半暮らしましたが、実はこのコンクールをきいたことありません。

むか~し、ピアノを習っていた、ギターやマンドリンもちょっとやった、
エレクトーンもちょっと、クラッシックバレーも(細かった時期!)、
スケートも昔の有名人が練習していた同じリンクで習っていたことが、、
     (あのジャンプ! 2回転でも着地の音はすごかった!)

なので、これらのコンサートやアイスショーには、興味をもって過ごしていました。
有名なローザンヌバレエコンクールも、1月末から2月にかけてはいつも
都合が悪く、4回のチャンス全て駄目で、すっごく残念。
      今年は大量に日本人が入賞したのですけどね。

フィギュアスケートの真央ちゃんや村主章枝が来る! というので、
モンブランのイタリア側に車を飛ばしたことも。
      真央ちゃんは調子が悪かったらしく、リンク場での挨拶もそこそこ
      ふてくされて退場し、最後の全員のお別れの滑走もふてくされていて
      周囲の国からわざわざ車を飛ばしてきた皆が幻滅していました。
      村主章枝のスピンはすごかった!
      ミキサーの真ん中が回転するような芯もぶれず、技術はすごかったです。
      織田信成とか、村主章枝他が観客に向かって並んで記念撮影に
      自ら応じる時も、村主章枝が出場者皆を呼んで仕切っていましたが、
      真央ちゃんは出てきませんでした。

小澤征爾が目をかけているジュネーブの音楽学校のコンサートがほぼ毎年開かれて
いましたが、その当日、都合がつかないと残念がっていた時、古城でリハーサルを
されると耳にして、知らない街に次男を乗せて車を飛ばしたこともありました。

コンサートとは、違う、細かなリハーサルの様子を間近で見たものです。
   こんなチャンスは無く、コンサート以上のこのすっごい機会と身震いするほど。
   教え方は、うまかったですよ。
   褒めて、相手を理解して、発展させる。例え方も。

   小澤征爾が生徒に、こうした方がいいと話すと、欧州の学生ですね、
   「私は、そこはこうした方がいいと思う」と反論します。
   小澤征爾は、
   「じゃあ、そこを君の言うとおりにやってごらん。
    う~ん、君が言うことは理解出来る、確かにそうした方が、こうなるだろう。
    でも、そこをこうした方が、こういう風に違った感じになって、
    いいと思うが・・・」と。
   ちいさな穏やかな声で、ゆっくりした説明に生徒も落ち着いて納得します。

これほど芸術状況にどん欲に動いていたはずなのに、このジュネーブ国際音楽
コンクール、邦人の話題にも上がったことが無いと思ったら、、、、
(調べちゃいました)

ほぼ毎年開催ほぼ! 部門も毎回あるわけではない! というもので、
前回開催は、2006年!  2006年! 我が家が欧州に到着した年。
   よかった~、私だけが知らないわけではなかったんだ~。