シェンヤン(瀋陽SHENYANG)生活体験記

中国東北部の瀋陽(昔の奉天、満州)。冬には-30度になる土地での驚きや感動を「初めて」の視線でおしゃべりしています。

瀋陽に 雹 どしゃぶり

2011年08月27日 | 瀋陽の生活
日本では関東地方が大雨どしゃぶりで、羽田空港のトンネルで車が立ち往生!

先週の土曜日(21日)夜のことでした。
日本の大学の夏休みで瀋陽に来訪中の長男と、
スイスレストラン(ハイジ)で夕食中のこと。

お店の天井がバタバタバタという音。
大雨? と思ったら、周囲の人達が 雹(ひょう)だと騒いでいます。

お店のドアまで見に行ったら、
小指の爪ほどの氷の粒がアスファルトに叩きつけられています。

夕食を終えて、、、、外は大雨、どしゃぶり。
目の前の大通りには、「空車」タクシーも多く通っているので、
どしゃぶりを押して、、、
店の人が「もう少し様子をみたら、、店の中で・・」
というのを押して、店を出ました。

これが甘かった! 瀋陽の「空車」
足下は、池のような水たまり。

「空車」が来て道の半ばに寄ると、、、通り過ぎる。乗車拒否!
「空車」が停まった! 
本来の次の予定先を告げると、首をふる。
じゃあ、もう家に帰ろうとアパート名を告げると、首をふる。
乗車拒否! もっといい客がほしい? 遠い客?
そのうちに雨も強まって、数軒先のファストフードのお店に逃げ込みました。

お腹はいっぱい。
たまたま窓際の席がとれたので、そこで様子をみることにしました。
シャツも靴も ぐしょぐしょ。

雷に、強風に どしゃぶり。 そこで1時間。
雷はおさまり、雨も弱まったので、店を出ました。
夜9時。
家の方向のバスは、もう終バスもおしまい。
というよりも、1時間以上前から通っていないような気がする。
タクシーも「空車」も無いほど。
道端の池のような水たまりをよけて歩くのがやっと!

雨も、タクシーもあきらめ、歩くことにしました。
雨がやんだのは幸いでした。

あれあれっ、道端にタクシーが停まっている。
動かなくなったらしい。
あれあれあれっ、水たまりの中に また別の車がとまっている。



上の写真はみにくいですが、、水の多さは 見えますでしょうか?
ここで 写真に写ってはいませんが、カップル数組、、、
彼氏が彼女をおんぶして渡っていきます。 やっさしい~。

さて次の写真2枚。車の底にまで水が上がっているのが見えますでしょうか?





ここが一番酷かったのですが、どんどん どんどん 車が入ってきます。
その手前では、ここまで酷くなくて、車は知らずに ここに入ってきます。

さてさて、この脇を歩き、、、
長男は脚力に任せ、縁石を飛び歩いていたら、ずるっとすべりました。
   ころばなくてよかったあ。
道がもともと埃等で砂だらけなので、水が混じって、余計すべりやすいのです。
   小心 小心 (中国語:気を付けて!)

歩いていると すれ違う人から 「この先 水がある?」と声を掛けてきます。
長男は、「なんでお母さんに中国語で聞くんだろう?」
まるで中国人に見えて違和感ないんじゃない? こんな道 平気で歩いているし。

この雨、1時間に何ミリだったのか、、、わかりません。
日本だったら、即座に 昨晩みたいに 「東京 大田区 観測史上最大1時間82ミリ」
と 報道されますが、、、比べられません!

で、、、5km の こんな道路の脇を歩いて 家に着いたのは、10時過ぎ。
約1時間かかりました。 あ~ 疲れた!



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