和田寺だより 

住職のよもやま話し

諸縁吉祥

2011年01月11日 | 和田寺だより
新年おめでとうございます。更新が遅くなり失礼しました。(汗)正月気分も抜けかかっている頃でしょうか。松の内は15日まででしょうか!?ギリギリセーフということでお許し下さい。除夜の鐘はかなり寒く道もバリバリに凍結!!この辺りでは「いてる。」「いてとう。」と言いますが(笑)、寺下の県道で玉突き衝突もあったり、その関係かいつもより少ないお参りでした。P1010016_2 P1010019 お参りいただいた方、寒い中、有難うございました。(写真はみなさんお帰り後に撮影したもの。今回はキャンドルで足元周囲を照らしてみました。わりと好評でした。(笑))
今年も檀信徒のみなさんに寄り添いながら、私なりにいろんな持ち場で一隅を照らしていきたいと思います。本当にささやかな小さな光ですが。本年もよろしくお願い致します。下記に除夜の鐘に授与した住職作画の干支色紙、色紙裏の挨拶(解説)文「諸縁吉祥を願って」を掲載致します。皆様のご多幸をお祈り致します。
          
                      諸 縁 吉 祥 を 願 っ て

縁」という字の意味は「縁起」「縁日」「縁者」といった熟語があります通り「えにし、ゆかり、つながり、かかわりあい」等の意味です「吉祥/きっしょう」は「よいきざし、さいわい」を意味します。

Photo_5 そこで『諸縁吉祥』は過去、未来にわたっての色々なかかわりあいが幸せにつながりますようによりよい縁となり、皆が幸せでありますように願う意味です。私達は家族や親戚の人や学校の先生や役所の人々や近隣の人達やその他多くの人々とのかかわり(支えや恵み)を持って生きています。

人だけではありません。大自然や動植物等の生命から恵みをいただいて生きています。

私達も働くことによって、また子供達も出来る範囲の中でお手伝いをしたり、ボランテイア活動をしたりしながら、その他日々の生活の中で、木を育てたり花を咲かせたり等しながら、大自然とすべての生命に、少しだけかもしれないがお返しをしています。

生きることは互いに協力し合うことで成り立っています。だから楽しい人生や幸せな人生、生きがいのある日々、充実した日々を送るためには、この関係(かかわりあい)・縁を大切にし、よりよい縁を続けていくことが大切です。

自分の置かれている立場、家庭の中で、学校で、職場で、地域等々で、自分はどんな恵みを受けているかどうお返ししたらいいか、よりよい縁を育てるために、大切に続けていくために、どうしたらいいか考えてみましょう。

まず、身近な人達と話し合って、自分を見つめて下さい。

             ニ老山和田寺 住職  普照 拝

    (仏画は「文殊菩薩と兎」で文殊菩薩は兎年生まれの守本尊)   


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