和田寺だより 

住職のよもやま話し

天台会(てんだいえ)、清水寺から和田寺山を望む

2016年11月24日 | 和田寺だより
11月24日は天台大師のご命日です。天台大師智顗(中国、538年~597年)は浙江省天台山に入り、法華経にもとづく天台教学を確立、修禅寺を開創されました。この教学は二百余年の後、唐代に伝教大師最澄によってもたらされ日本天台宗の基礎となっています。

毎年、多紀叡山講(篠山市19ケ寺・加東市1ケ寺・三田市1ケ寺の天台宗寺院)主催で天台大師ご命日の報恩法要、天台会(てんだいえ)を開催。今年は播州 清水寺http://kiyomizudera.net/ 清水寺御住職 御導師のもと執行。天台大師和讃を各寺院総代等参列者と共に読み上げます。



清水寺自動車道の中腹からは当山、和田寺山がはっきりと見えます。この和田寺山の山頂付近に和田寺の前身である東光寺の本堂跡が残っています。また、妻帯を赦されるようになる明治初期迄、歴代播州 清水寺の長臈(ちょうろう)職に次ぐ二臈(にろう)職の僧侶が代々和田寺の住職となっていた為、当山の山号を二臈(にろう)→二老山(にろうさん)、二老山 和田寺と申すようになりました。いにしえの住侶方が御嶽山 清水寺に向かい拝んでいたことが伺い知れます。現在、和田寺本堂からせんじゅの森ハイキングコース(和田谷展望台)http://www.wadenji.com/doc/せんじゅの森_ハイキングコース.pdfを経て、上立杭の丹波焼きの窯元方面https://tanbayaki.com/kamamoto/kamamap.htmlや木津の五月台、山頂からはぬくもりの郷http://yume-konda.com/に抜けることも出来ます。


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