10.半透明の絵画
前回の、岡田温司(1954 - )の『半透明の美学』が提示する問題の続きです。前回のおわりに私は、この「半透明」という概念が絵画の制作においてどのように捉えられるのか、ということを...
11.「半透明の絵画」とそれから、宮下圭介の絵画について
前回からの続きです。岡田温司(1954 - )の『半透明の美学』についてですが、まさにその「半透明」の概念にあてはまる作品を制作している美術家がいます。宮下圭介(1944 - )さ...
12.山田正亮という画家について
山田正亮(1930 – 2010)という画家がいました。山田は、私が学生だった1970年代の終わり頃から1980年代にかけて、かなり注目された画家でした。それが1990年...
13.山田正亮からモランディへ
前回、山田正亮について書いてから、見逃してしまった府中市美術館での展覧会のことが気にな...
14.橘田尚之展、宇佐美圭司のこと
前回まで書いた山田正亮について、美術評論誌『ART TRACE PRESS 02』※に特集が掲載されていたことはお知らせしましたが、同号に宇佐美圭司(1940―2012)のインタビ...
15.岸田劉生と宇佐美圭司
あれはたしか、大学一年生の時だったと思います。私は哲学の授業を選択して、二見 史郎(1928- )先生の講義を受講していました。私は高校を卒業したばかりで、哲学の本など読んだことも...
16.「実験工房」について
はじめにお知らせです。3月20日から28日まで、上野の東京都美術館で「現代アーチストセンター...
17.福岡伸一の『フェルメール 光の王国』
昨日、「現代アーチストセンター展」の搬入に行ってきました。午前中に上野に行き、午後は会議のために職場に戻り・・・と、さすがに疲れました。以前の「現代アーチストセンター展」は、夏休み...
18.『エル・グレコ展』『大友一世展』
東京都美術館の「現代アーチストセンター展」が終了しました。会期のはじめの頃は、先日書い...
19.『着陸と着水』 18年前のカタログから
『着陸と着水/舞踏空間から絵画場へ』というカタログがあります。1995年の11月から12月にか...