20.『着陸と着水』からの続き
前回、中西夏之の「着陸と着水」について考えてみました。今回はタブロー作品について考えてみたいと思います。「ところが、垂直な平面は自然的なものではなく、なにか激越な欲望と人為によって...
21.『ソシュール』加賀野井秀一から
先日、知り合いからメルロ=ポンティ(Maurice Merleau-Ponty, 1908 - 1961)についてよい本...
22.『アントニオ・ロペス』展、他から
日本で初めて、アントニオ・ロペス(Antonio López García、1936 - )の展覧会が開催されています。場所は渋谷のBunkamu...
23.『レオナルド・ダ・ヴィンチ』展、『夏目漱石の美術世界』展から
5月は多忙な月です。とくに休日が忙しくて、なかなか美術館や画廊に行く時間がとれませんでした。このblogも書き込む時間がなく、6月になって、やっと一息つけました。それでとりあえず、...
24.宮下圭介展、『意味がなければスイングはない』村上春樹から
『宮下圭介』展が、三鷹の「ぎゃらりー由芽」で開催されています。6月30日(日)が最終日です...
25.ピサロについて、『絵画論の現在』藤枝晃雄より
良い絵を見たいなぁ、と思う時があります。そんな漠然とした思いを抱えて、でも、たいして期待もせずに、あてずっぽうに美術館に行ってみたら、意外と良い絵に出会えた、ということが、たまにあ...
26.『ジヴェルニーの食卓』原田マハより
夏休みになりましたが、かえって忙しくなる、ということがよくあります。平日と休日の境目があいまいになり、曜日の感覚も失いがちです。毎年、お盆の手前あたりにまとまった休みを設定するので...
27.神奈川県立近代美術館『松田正平』展などの寸評
午後、休みが取れたので、地元の神奈川県立近代美術館をはしごしてまわりました。(http://133.162.252.48/public/HallTop.do?hl=k)まずは鎌倉の...
28.『フェルメールとスピノザ』ジャン=クレ・マルタンより
今年の3月に福岡伸一の『フェルメール 光の王国』という本を取り上げました。そのときに、私...
29.松浦寿輝『青の奇蹟』と『佐川晃司』・『藤村克裕』展より
図書館が7時過ぎまで開館してくれるのは助かります。仕事を切り上げて定時で職場を出られれば、それから図書館に行っても本を手にとって選ぶ時間があるからです。先日も松浦寿輝(1954 -...