8月2日付の岩手日報・論説に文部科学省が策定したスポーツ立国戦略案は、国民の健康増進を示す羅針盤だとあり、柱は総合型地域クラブ活用の環境の整備など「生涯スポーツ」の充実がある。一方では、「五輪で過去最多のメダル獲得を目指す」とし、総花的印象が強い。
本年度のスポーツ振興予算は約227億円。このうち約163億円が、国際競技力の向上に当てられている反面、地域スポーツの環境整備費などは前年度の約37億円から約22億円余りに大幅に減額され、学校体育関係も約10億円減らされ、約41億円となった。
つまりは、トップアスリートの強化に軸足が置かれている、とあった。
この方向性の是非はともかく、トップアスリートを養成して国際競技力を向上させオリンピックなどでの大量のメダル獲得を目指すことは、国民に勇気と夢と感動を与えるもので私自身以前より感じていたことなのでその意味ではいい方向に行っているなと思うが、その土台となる地域スポーツや学校スポーツが、この予算から見ても疎かになって来てはいないかが気がかりなのである。
トップと底辺拡大は、スポーツ界においては必ず切り離せない問題である。
是非、目先ばかりに捉われずに将来を見据えたスポーツ振興策を進めていただくよう期待したいものである。
本年度のスポーツ振興予算は約227億円。このうち約163億円が、国際競技力の向上に当てられている反面、地域スポーツの環境整備費などは前年度の約37億円から約22億円余りに大幅に減額され、学校体育関係も約10億円減らされ、約41億円となった。
つまりは、トップアスリートの強化に軸足が置かれている、とあった。
この方向性の是非はともかく、トップアスリートを養成して国際競技力を向上させオリンピックなどでの大量のメダル獲得を目指すことは、国民に勇気と夢と感動を与えるもので私自身以前より感じていたことなのでその意味ではいい方向に行っているなと思うが、その土台となる地域スポーツや学校スポーツが、この予算から見ても疎かになって来てはいないかが気がかりなのである。
トップと底辺拡大は、スポーツ界においては必ず切り離せない問題である。
是非、目先ばかりに捉われずに将来を見据えたスポーツ振興策を進めていただくよう期待したいものである。