金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

肩関節内旋制限へのアプローチ

2015-10-24 19:55:16 | 勉強
どうも(^_^)


禁煙、ダイエットを続けて6か月目、、、
奇跡的に禁煙に成功し、体重もマイナス9キロに成功。
結果を出し続けている男です( `ー´)ノ笑


今の所は、、、(*´▽`*)


何でもそうですが、何かをやり続けるというのは大変ですね。


しかし、それが一番強くて、すごい事でもあると思います!!!


「継続は力なり」とはよく言ったものですね(^^)






さて、今回は臨床でもかなり多く遭遇する疾患である、肩関節周囲炎について勉強して行きたいと思います。


一言に肩関節周囲炎と言っても、様々な病態があります。


うちのクリニックではドクターから、ポンと肩関節周囲炎➡ROM訓練支持が来ますが、、、


本当に様々な肩関節周囲炎がありますね(;´Д`)



前腕の筋が原因となっているもの、はたまた対側の股関節が原因のもの、腰部からくるもの、反対側の肩が原因となっているもの、本当に腱板が障害されているもの、下肢の影響を受けているもの、、、



そこを評価して、治療するのが今の私の仕事ですね。


その中でも、多く診る肩の内旋制限へのアプローチを考えてみます!


多いですよね!?


頑固な内旋制限がある患者さん、、、しかもなかなか良くならない、、、





そんな時に診るべきポイントは、、、ズバリ、、、、


肩甲下筋です!!!





以外に診ていないセラピストが多いのではないでしょうか!?


うちの若い子は診ていないですね、、、


自分の経験側から言えば、手を後ろに組ませた時、組ませようと下ときに、肩関節の前面に疼痛が出るようならば疑わしいですね。


もしくは、水平外転させた時、させようとした時に、肩関節の前面に疼痛が出る場合も怪しいですね。




その理由として、、、


まず肩甲下筋の走行を考えてみましょう!


カフの中では肩の前面に付着し、烏口上腕靭帯、関節上腕靭帯とも連結し(おそらく、、、)前面の関節包ともつながります。


関節包の前方は厚く、普段は弛緩しています。


しかし、筋からの緊張を受けたり、外傷後に固くなったりすると、内旋時に引き延ばされたりして、前面に疼痛が出るのです。


つまり、肩甲下筋を緩めることにより、連結している靭帯や、関節包も緩む可能性があるということです。


肩甲下筋だけが原因ではなく、小胸筋も原因だったりするのですが、、、、


今回は肩甲下筋へのアプローチを考えてみます!






この様にまずは肩甲下筋をしっかりと触診します。


四指で押圧してもいいです。私は四指で押圧します。


押圧し肩甲下に水平に侵入していき、テンションを感じたら、下方へ圧をかけます。


そして、肩関節は軽度外転、屈曲位で内旋出来るところまで内旋し、筋にストレッチをかけそのまま40秒~60秒待ちましょう。


緩んできたのを感じたら圧をかけたまま、外旋したり、屈曲したりしてみましょう。


出来る範囲で疼痛が出ない範囲で行いましょう。


その後、評価してみると、内旋制限が改善している場合が多いでしょう!!!






ホント言うと、、、治療する前の評価の段階で、肩甲下筋が怪しいのがわかっているべきなのですが、、、


評価が出来ない人は内旋制限に、この方法を試してみるといいのではないでしょうか???




内旋制限をきたす原因はもちろんこれだけではありません。


ここが悪い!


とわかって治療するのと、


ここが悪いんじゃないかな~?


と思って治療するのでは大違いですからね(;´Д`)




治療技術の前に、評価技術がありきです!!!


偉そうな事言っておりますが、、、マジです(=゜ω゜)ノ




補足ですが、ご存知の通り肩甲下筋は上腕骨を内旋させます。


これが、肩こりの原因にもなりえます!


頑固なまき肩の肩こり患者さんに、ここを評価し、この治療を試してみてはいかがでしょうか!?


いい結果が出るかもしれませんよ?( `ー´)ノ






今回は以上です。



最後までお読みくださった、勉強熱心な先生(^^)


ありがとうございます(*^▽^*)






おわり