金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

肩甲骨の位置による評価~小胸筋~

2015-10-30 22:15:25 | 勉強
どうも(^_^)


明日飲みに行くため、嫁さんに送り向かいをしてもらわねば行けません。。。


ここは強気のマインドセットで挑んでみました!!!


私 「明日飲みに行くし、送り迎え頼む(・へ・)帰りは何時かわからん!」


と先制攻撃!


嫁さん 「あん!?<(`^´)>」


私 「、、、(´・ω・`)いや、、、お願いします。。。肩もみましょうか???(T_T)」


、、、このマインドセットは一生変わらないのではないでしょうか。。。


先生、どうすれば家でも強気になれるのでしょうか!?(T_T)





さて、肩甲骨シリーズの続きです。


前回は肩甲骨の位置を決める為に4本のベクトルがひときわ目立っているという話しをしていました。





今回はそのベクトルの、小胸筋ー僧帽筋下部繊維 について勉強して行きたいと思います。


まずは、小胸筋です。







こんな感じですね(^^)


作用は、起始が固定されていると肩甲骨の前傾、下方回旋、下制、外転に働きます。


停止が固定されていると(肩甲骨が動かない)強制的な吸気を補助します。



小胸筋と僧帽筋下部繊維との関係は、ほぼほぼ小胸筋が短縮し、僧帽筋下部繊維が伸長固定されているケースが多いでしょう。もちろん全てではありませんが。


この小胸筋の短縮は様々な影響を及ぼします。



この影響について考えてみましょう!臨床上、重要です(=゜ω゜)ノ



この肩甲骨の前傾に多くは胸椎の後弯を伴います。


つまり、円背傾向になるのです。


胸椎の後弯は、骨盤の後傾を引き起こす事もあり得ます。


更に、後傾は膝OAを引き起こす事もあり得ます。





反対に考えれば、これらの症状に対しても小胸筋の伸長手技は重要になってきます。



もう一つ、この小胸筋の短縮による肩甲骨の前傾は、肩関節の屈曲動作を傷害します。


まず、反対に肩関節の伸展動作について考えます。


肩関節が伸展する為には、インナーによる肩甲骨の固定が必要です。


その固定の仕事をするのが、前方からは小胸筋後方からは肩甲挙筋と菱形筋がその役割を担います。



この固定作用があって、効果的にアウターが機能します。


つまり、この小胸筋の短縮、つまり伸展への固定作用が過剰になると、、、


肩関節の屈曲が障害されてしまうというわけです('_')





上腕骨には付着せずとも、肩甲骨を介して密接に肩甲上腕関節の運動に関与しているんですね。


う~ん、、、あなどれない、、、重要な小胸筋(;´Д`)


更に言うと、頚の動きにも密接に関係しているんです。


やはり、小胸筋の治療手技は大変重要です!!!




今回はここまでにします。


次回はもう少し小胸筋について勉強して行きたいと思います。




読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)


また次回。






おわり