金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

腰部脊柱管狭窄症(LSS)~病態~

2015-11-26 22:09:06 | 腰部
どうも(^_^)


最近寒くなりました。。。(._.)


うちの二人の娘は夜中寒いのか、足だけ私の布団の中に入れてきます。


嫁さんに至っては、冷え性なので冷たい足を、直に私のお腹にくっつけてきます。。。(T_T)


家族のこたつの役割を担っている、忍耐強い男です<(`^´)>笑






さて、LSSシリーズを続けていきたいと思います。





今回は、なぜ、腰部脊柱管狭窄症が出来上がるのかを勉強して行きたいと思います。


以前に、LSSの分類を勉強しました。


まずは、その病態のおさらいです。



この、神経根の部分が圧迫されるのか、馬尾の部分が圧迫されるのか、または、どちらも圧迫される病態なのか、、、


この部分の圧迫は腰椎の前弯が強くなる事にによって増強されるのです。






つまり、腰部の後屈により症状が増悪するのです。


間欠性跛行が出現したりします。


しかし、腰椎の後弯、つまり腰部の前屈により圧迫されていた部分が解放され、症状が改善します。



脊柱管は、腰部の前屈により広がり、後屈により狭まるのです。



LSSは、腰椎の前弯増強が症状の悪化に関連があると言えるでしょう(・へ・)




でもでも、うちのクリニックでは腰椎の後弯が強い人でも、腰部脊柱管狭窄症の診断名がつけられ、リハビリテーションに送られてきます。。。


なぜでしょう???


まず、一つ考えられるのは、本物のLSSではなく、トリガーポイントなどの影響から、間欠性跛行の症状が見られ、誤診されている可能性。


これは、我々にとっては待ってました!ですね(´艸`*)


徒手療法で改善する事が出来て、尚且つ、脊柱管狭窄症が治せるなんて思われたりするんですからね(笑)


ホントはLSSからくる症状ではないのに、、、


そして、


腰椎後弯でも本物の脊柱管狭窄症のケース。


最初は腰椎前弯の為にLSSの症状を呈していたのが、疼痛を回避する姿勢を長い間続けたがために、後弯変形を呈してしまったケースもあるのではと考えます。




こんな事を考えると、教科書通りのLSSの患者の方がむしろ、少なく感じます。



次回は治療の事を勉強して行きたいと思います。




おわり