金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

あなたは頸椎の構造について全て説明できますか?

2015-12-22 22:23:52 | 頸椎
真剣に考えてみましょう。。。



頸椎の構造を全て理解し、治療できているセラピストがどれだけいるでしょう。。。



いないかもしれません。。。



しかし、私はそうなりたい。。。



あなたも同じではありませんか???










どうも(^_^)



最近、仕事していてある変化に気づきました。



治療をして、患者さんに思わしくない治療結果になった時、、、



今までは、、、「申し訳ない、、、」



という気持ちがありましたが、最近では、、、



「くそ~なんで結果出んのや。。。」



という気持ちだけになっています。。。



これは、良い変化なのか、、、悪い変化なのか、、、どうなんでしょう?



しかし、自分が変わってきている事はうれしいと思う男です(*´ω`*)








さて、今回は前回の続きの頸椎の事について勉強して行きたいと思います。



やっぱり基礎の見直しは必要ですよね(^^)



意外にそこに新たな臨床のヒントがある場合もあります。







では、やって行きます。



まずは、頸椎のROMからです。



屈曲~伸展の最終域   135度

側屈           35度

回旋           80度(片側)




このようになっています。



前回にも述べた通り、頸椎の運動は骨運動が単一で起こる事はなく、複合して運動が起こります。



例  左回旋には左側屈が付随して起こる。






パッと見でなんか側屈のROMが小さく感じますが、、、



これも前回述べたルシュカ関節による骨性の制限によるところが大きいです。





では、この頸椎を支える構造を診て行きましょう。









こんな感じで、C3~C5の棘突起は触診できない事が多いです。



背臥位でなら触診可能です。



なぜなら筋の緊張が緩むからなのは言うまでもありませんよね。





写真の通り、甲状軟骨の高さがC4の椎体の高さとなるので指標になります。



私も背臥位で頸椎にアプローチする事が多いので指標になり便利です。



そして、意外に間違えやすいのが、C6とC7(隆椎)です。



判別する簡単な方法は、蝕知して屈曲、伸展させてみればいいのです。



動けばC6で、動かなければC7です。



この動きを利用した関節モビライゼーションも便利で結構使ったりしていました。





話しは変わりますが、私は頸部の治療が一番得意な気がします。



なんででしょうか、、、



なんか変化出しやすくて、患者さんも効果実感してくれるんで好きです。



特に筋膜のつながりを使った治療をするようになってからはより自信がつきました。



臨床で出会う数も多いからですかね。。。



他の部位も、このくらい自信もって治療できるようになる為に精進しなければ。。。







今回は以上です。



読んで頂いた勉強熱心な先生。



(人''▽`)ありがとう☆



今年もあと少しですが頑張りましょう。







おわり








頸椎の基礎構造を知らずに、頚の痛みを治せると本気で思っているのですか?

2015-12-21 22:48:19 | 頸椎
重要な警告です。



何事にも基礎が肝心な事は言うまでもありませんが、、、



その事をあなたは本当に理解しているのでしょうか。。。



今こそ基礎を見つめなおすときです。











どうも(^_^)



私は普段はけっこうラフな格好をしているのですが、、、



簡単に言うと、スウェットやスタジャンみたいな。。。(;´Д`)



もういい年になるんだし、普段の着るものにも意識して行かねばならないと感じています。



なぜかって。。。



嫁さんがその服装では一緒に歩くのを拒否されたからです(T_T)笑



嫁さんの命令には逆らえない男です。。。(´・ω・`)











さて、今回から頸椎の事を勉強して行こうと思っています。



頸部の痛みを抱える患者さんも多いですよね。



しかし、今回は難しい事よりも、初心に戻って頸椎の構造から勉強して行きます。



なぜか???



私がおろそかにしていた部分だからです(;´Д`)



では、やって行きます!








頸椎の構造、運動は7つの椎骨と頭蓋により行われます。



頸椎は、、、



上部頸椎    C1、C2

下部頸椎    C3~C7


に分けられます。



運動は、前屈、後屈、回旋、側屈となります。




ここまでは大丈夫でしょう(^^♪



頸椎の運動でのポイントは、、、



頸椎は構造上、ROM制限がかかりやすく、そのROMの不足分を補い、複合運動をなすということです。



例を挙げると、頸椎の右回旋には右側屈も付随して起こります。






さあ、そして頸椎最大の特徴は、、、



胸椎、腰椎とは違い両面の椎体縁がせりあがっている所です!



ここで形成される関節を、、、



ルシュカ関節(鉤状関節)と言います。






なんか懐かしい名前が出てきました(*´ω`*)



完全に忘れていました。。。





この関節構造のおかげで、側方への運動を制限し、横突孔を通る椎骨動脈や神経を保護しているのです。



側屈だけでなく、前屈後屈、回旋を誘導するように働き各運動の安定性を保つ役割を担っているんです。





そして、棘突起にも特徴がある事を忘れてはいけません。



頸椎の棘突起は二股に分かれているのです。





これは、頚の後屈時に骨性の制限因子として働くために都合がいい形になっているんです。





そして、靭帯ですが、、、






前方の前縦靭帯。



椎体の後方の後縦靭帯。ここはOPLLで有名な靭帯ですね。



そして黄色靭帯、棘上靭帯が変化した項靭帯があります。



黄色靭帯は、椎弓の後方で上下の椎骨をつないでいて、主に前屈を制限します。色が黄色の為この名前がつき、非常に分厚くて強靭な靭帯です。



OYLとしても有名ですが、これは頸椎より胸椎に起こりやすいようです。



そして項靭帯が頸椎の連結を強固にし、前屈を制限しています。







今回はここまでにします。



次回も続けていきます。



勉強熱心な先生方。



お身体に気を付けてお過ごしください。







おわり

肩関節の痛みの真の原因とは、、、

2015-12-17 22:36:46 | 肩関節
驚かないでください。。。



肩の痛み、ROM制限の原因が肩以外の所にあるなんて。。。



しかし、これは地球が回っているのと同じくらい確かな事です。











どうも(^_^)



先程、嫁さんの新しい車を契約してきた男です。。。(;´Д`)



最近の軽自動車は高いんですね~(T_T)



しかし、自分が独立したら嫁さんにも最初は迷惑かける事もあるだろうし、、、



嫁さんへの投資ですね。



と、思って頑張ろうと決めた自称いい旦那です(^^)笑









さて、今回も肩関節シリーズです。



しかし、今回はたまに、自分の臨床での症例報告でもしてみたいと思います。



簡単にですが、、、






30代女性   



病名   石灰沈着性腱板炎(右)






喘息の既住歴あり   



屈曲 自動で90度可能も疼痛著明



結帯動作時に疼痛著明、ROM制限もあり




簡単にこんな所です。




喘息の為なのか、肩から頚にかけて筋の緊張がすごく高いです。



カンカンです(;´Д`)



この辺緩めればけっこういい感じになるんでは、、、



と思いながらも、評価してみます。。。



痛みが強いため、正確な評価がしずらかったのですが、、、



小胸筋、広背筋、菱形筋あたりが怪しい。。。



とりあえず、この辺と鉄板の腕橈骨筋をアプローチしてみる事に、、、







結果。。。



屈曲100度まで改善も、なんか見落としてる感じ。。。



もう一度再評価。。。



そういえば、痛みの為なのか歩き方がロボットみたいだったな、、、



失礼ですいません。。。(´・ω・`)



下肢、、、かな?



と考え、、、触診してみます。。。



(うちのクリニックでは、病名以外の部分を勝手に治療する事を良しとしません。。。が、そこは無視して私はやります。だって患者さんの痛みを取って、快適な生活を送って頂きたいですからね(^^))




ふくらはぎがなんか固い。。。



評価してみると、かなり反応が出るではありませんか!




そこをリリースしてみます。。。




なんと、屈曲が150度まで行きます( ゜Д゜)



ここが、痛み、制限の大元だったんですね。



患者さん本人もビックリして、不思議がっています。(笑)



この患者さんの反応がたまらなく好きです(´艸`*)








今回勉強になったのは、肩の痛みで、頚周辺の緊張が高いからといって、評価対象をそこだけに限定してはいけませんよってことですね。



原因は遠く離れた、下腿三頭筋の場合もあるんです。








今回は以上です。



読んで頂いた勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。






おわり

この肩の痛みの事実を無料で公開するなんておかしいですか?

2015-12-15 22:13:49 | 肩関節
いいニュースです。



この事実を知れば、難渋している肩の痛みを持つ患者さんを改善できるかもしれません。。。




臨床の幅が広がるでしょう。




この事実をあなたと共有させてください。











どうも(^_^)



もうすぐクリスマスですね。



我が家の子供達は、サンタさんを信じています(*´ω`*)



かわいいですね~(^^♪



パパサンタはプレゼントを用意して準備万端です!



しかし、、、子供が、、、



「やっぱり、サンタさんに頼んだプレゼント変えもらおうかな~。。。」



。。。Σ(゜Д゜)とか言い出しやがりました。。。



サンタの言い訳をするのに、必死で子供を説得する男です。。。(T_T)








さて、今回も肩関節シリーズをやって行きます。



前回の続きですが、、、



肩のROM制限が、FL(ファンクショナルライン)の内転筋群が原因で起こる事があると言う事を勉強しました。



何となく若い人で肩のROM制限がある人に多い印象ですが、、、



今回はそのFLについて少し勉強して行きたいと思います。





FL(ファンクショナルライン)は、、、



FFL(フロントファンクショナルライン)と、



BFL(バックファンクショナルライン)に分けられます。











FFLは、大胸筋下部から腹直筋鞘を経由して、反対側の内転筋(長内転筋)まで接続します。



BFLは、広背筋から仙骨筋膜を経由して、反対側の大殿筋から外側広筋へ接続します。






このラインは、姿勢維持というよりも、機能的ラインとなるようです。



つまり、立位姿勢の調節にはほとんど関与せず、運動時の四肢の複合運動に大きく関与するようです。



らせんパターンで機能し、SPL(スパイラルライン)と密接な関係があります。



また、上肢の方への接続もあり、SFAL(スーパーフィシャルフロントアームライン)やDBAL(ディープバックアームライン)へも接続します。



更に、前方では腹直筋からSFL(スーパーフィシャルフロントライン)へのつながりもあります。



まさに、機能的ラインですね(^_^)





では、度の様に機能するのかですが、、、



また機会があったら書こうと思います(*´ω`*)







そして、前回の内転筋のSPASMによる肩関節のROM制限のtest方法ですが、、、





簡単です。



背臥位で、肩のROMを診ます。



制限がある肩関節と反対側の股関節を内転位に保持します。



内転筋が緩む肢位に持っていくのです。



そして、再び肩のROM制限を診ます。



ROMが少しでも改善する、又は疼痛が減る、軽く挙がる、等の変化が現れれば、、、、



それは、内転筋の影響を受けていると判断できます(^^)



時間もかからず、簡単に出来ます。



是非、活用してみてください。






今回は以上です。




読んで頂いた勉強熱心な先生の臨床に役立つことを願っています。




また次回。





おわり

警告:肩関節のROM制限はこんな所の影響を受けています。。。

2015-12-14 22:32:47 | 肩関節
率直に言いますと、、、



肩関節が痛いからといって、肩ばかり診ていても良くなりません。。。




まさか、こんな所からの影響を受けている事があるなんて、、、



あなたは信じられますか???









どうも(^_^)



年末でお金の計算ばかりしていて頭が痛い男です(T_T)



宝くじでも当たらないかな~(;´Д`)



買わないと(行動しないと)当たりませんよね~。。。



よし!今年は買おう!!!



来年は大金持ちだ(´艸`*)ウヒヒヒ



とうとう、現実逃避しだしてます。。。(笑)









さて、またまた肩関節シリーズです(^^)



今回も肩のROM制限がこんな所の影響を受ける事もあるんだよ!



って事をご紹介して行きたいと思います。



あくまで私の経験側からの一例ではありますが、、、







今回も得意のアナトミートレインからご紹介して行きたいと思います(*´ω`*)



その前に、、、原因となり得る可能性のある筋肉を先に言ってしまおうかと思います。



それは、、、内転筋群です!!!








そう!まさかの股関節ですΣ(゜Д゜)



しかも反対側のです!!!



どういうことかというと、、、



このFT(ファンクショナルライン)の筋膜接合があるからなのです。







このラインは内転筋群大胸筋腹筋群を介して手をつなぎます。



内転筋のSPASMが原因で大胸筋に影響を与えて、肩関節のROM制限、疼痛といった症状を引き起こす事があるのだと思われます。



肩関節のROM制限が反対側の内転筋の影響を受ける事があるなんて、、、



普通は考えられないですよね(;´Д`)



しかし、実際にあるから面白い!!!





患者さんだって、股関節を治療して肩が挙がるようになるんだから、、、



それは、驚きますよΣ(゜Д゜)笑



私は、その驚きの表情を見るのが、なんとも言えない快感なんです(*´▽`*)



変態みたいですね。。。(笑)






次回は、その内転筋の影響を受けている場合のtest方法と、FT(ファンクショナルらいん)についてもう少し勉強して行きたいと思います。





今回は以上です。




読んで頂いた勉強熱心な先生。




(人''▽`)ありがとう☆




また次回。








おわり