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「日々是草刈」のシーズン到来。けさも出勤前のひと刈りで、草まみれになった。
福富に来るまで、草刈りという行為など、意識したことも、縁があるとも、思ったことはなかった。
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この草刈り。
「きれいな田園風景」の田畑を守る農家のじいちゃんばあちゃんが、「もうやれんわ」と店じまいしてしまう大きな要因の一つともなっている。仕方ない。真夏の草刈り、ほんとしんどい。
僕が米作りを「てごう」してもらっているグループにも、「やれんわ」の波が押し寄せつつある。
そこで先日、mikkeの枠組みをつかって、グループが監理する畦の草刈り援農にトライしてみた。地域の人がうまいこと、WinWinの仕組みをつくってくれたので、お試しに。
市外から農業女子たちが集まった初回は、さながら「草刈り女子48」。
結果として、その日はすごくうまくいった。参加者にとっても、地域にとっても。
モチベーション、安全管理、持続可能な仕組みづくりと、いろいろハードルはあるけど、まずは一歩。
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しかし、このままの農政だと、”荒れ地の魔女”(ハウル風)に支配される日は遠くないなぁ。
行楽シーズン。ドライブがてらの「きれいな景色ねえ」の目線の先の自然は、決してあるがままの自然じゃなく、人の手で世話されているからこそのもの。
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