★ 広島市民球場(見出し画像は車窓から)
JR広島駅南口から徒歩10分の場所にある「MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(正式名称「広島市民球場」)」において、広島東洋カープ対ヤクルトスワローズ戦を観戦しました。
【賑わう広島駅前】
【アクセス】
この野球場は、外野スタンドも人気のあるホームチーム側(ライト側)の席を多くした左右非対称の構造になっている点で日本では大変珍しい構造とのことです。レフト側がザックリ切り取られていて、レフト外野席にボールが飛んで来ると場外に消えるシーンが多くなるようですが、これは球場敷地傍を山陽本線、山陽新幹線が通過するという設計上の制約を逆手に取り、JR乗客をも球場の観客と見立てて車窓から球場内を窺える構造とのことです。その上、ファウルグラウンドを可能な限り縮小し、観客が選手のプレーをより身近に見ることができるようにもなっています。
【全景の航空写真】
【左右非対称】
また、ゆったりとしたスペースの観客席、フィールド側へせり出した2階スタンド「スカイシート」、スタンドの勾配が1階席8.9~18.6度、2階席29.5度と、国内の一般的な球場に比べて5~10度勾配が緩やかになっていること、鳴り物装備の私設応援団や熱烈なファン向けの「パフォーマンスシート」や「砂かぶり席」、「ボックスフロア」、「パーティフロア」、「ブルペンレストラン」、「のぞきチューブ」、さらには球場の外からタダで見られる「ただ見エリア」などが用意されるなど、多くの人に様々なスタイルで観戦を楽しめるような設備になっています。
【明るいとき】
【7回ごろ】
★ 広島東洋カープ
野村謙二郎監督率いる広島東洋カープは、7月26日試合前段階でセ・リーグ5位、借金14、首位巨人とのゲーム差15と惨憺たる成績ですが、2強4弱なので、ちょっと見方を変えれば「3位中日との差は僅か2ゲーム」とも言えます。
7月25日は、エースのマエケンで巨人軍を撃破したので、今日は余勢を駆ってヤクルトドリンクを飲んでくれるかな。
【試合前の順位 広島とヤクルトの熾烈な最下位争い】
【これは凄い! 広島対ヤクルトの激突】
広島のプロスポーツでは、今年もJリーグ首位に躍り出たサンフレッチェはホントによくやっているけど、カープの方もせめてAクラスに入らないと霞んでしまう。
今日の先発メンバーを見ると、ウン、何とかしてくれそうな予感がします。
【先発メンバー+リリーフ陣】
流石に最下位を争う両チームだけあって、試合は大変白熱した接戦となりました。
【白熱戦】
広島側は、要所で堂林やソヨギがポロポロとエラーして、ピッチャーも集中力をなくしたかな。
これで広島の大敗かと思ったら、有難い、ヤクルト側はランナーがノロノロ走ってホームで殺されるなどの拙攻で応戦してくれたので助かりました。
8回に、滅多に打たない堂林君(ここまで打率2割ちょっと)がまぐれのホームランを打って試合を決めたかと思ったら、その裏の9回に、ピッチャーのニコライオが飛んできたゴロをつかんで1塁に投げようとしたら、1塁手が塁を離れていてカバーも居ないので投げられない。
何と! ピッチャーゴロで同点に追いつかれ、延長戦に突入です。今日の試合の縮図みたいなワンシーンでした。
草野球みたいにハラハラする試合の途中だったけど、延長戦を見ていたら電車がなくなるおそれがあるので、後ろ髪を引かれる思いで帰途につきました。サヨウナラ。
朝になって新聞を見たら、丸のサヨラナラヒットで、何とかカープが勝ちました。ドベ争いに相応しい白熱した泥仕合でした。
来季、カープの監督に迫田監督(高校野球の兄弟監督)を招いて基礎から鍛え直してほしいですね。