今日は、沖村先生の「地球の不思議」を勉強しました。
(注)関連する過去の記事は、次のとおりです。
地球の不思議 ― パート3(2014-09-19)
地球の不思議 ― パート2(2014-08-29)
地球の不思議 ― パート1(2014-07-19)
講義の冒頭に、受講生の1人が持参したボーリングコアについてのお話がありました。
沖村先生も、ボーリングのデーターを沢山持っているけれど、一般人がボーリングコアの実物を見る機会は非常に少ないので、こうして地元(東広島市西条)の実物のコアを見るのは貴重であるとのことでした。
【花崗岩のコア】
【植物の遺骸】
最初に、河川が運で来たのか花崗岩がある。また、植物の遺骸などが認められる。次に粘土質の柔らかい西条層が8m辺りまであり、その下が基盤である。
【2m】
【4〜5m】
【6〜7m】
【8〜9m】西条層と基盤の継ぎ目
】
【もろい基盤】
基盤の花崗岩も、風化していてもろい状態である。ダイヤモンドカッターなら壊れずに全コアが取れるが高価なので普通は使わないので、もろい地層は壊れた状態のコアになるとのことでした。
広島県の基盤は、ほとんど流紋岩や花崗岩であるが、流紋岩や花崗岩にも様々なものがあるとのことでした。
【様々な酸性火山岩(流紋岩)】
【酸性深成岩(花崗岩)】
先生の講義では、最近の自然災害についても触れられます。広島市の土砂災害と風化(長石など)の進んだ花崗岩の状態や、日本で2番目に高い火山、御嶽山の噴火と、この山と三瓶山が似た状態であることなどの話しもありました。
【広島土砂災害】
【風化の進んだ花崗岩】
【御嶽噴火】