TAKAYAN'S ROOM

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《七匹の大蛇》 第122話 捕らわれた大蛇

2023年03月22日 21時43分33秒 | 七匹の大蛇(完結)
彼女と少しずつ打ち解けてきたので、私は話題を変えることにした。
もしかしたら、私の任務に役立つことを聞き出せるかも…

マーテル「フェネストラ…」

フェネストラ「何だい?」

マ「七匹の大蛇っって知っているかしら?」

フ「────!」

私が尋ねると、彼女は驚いたように私の顔を見つめる。

フ「どうしてそんなことを聞くんだ?」

思い切って本当のことを… いや、やっぱり…
結局、私は安全策を講じることに決めた。

マ「バドゥーバク平原やスナッタの森の辺りにいると聞いたのよ。
 一目でいいから、その悪名高い蛇たちを見てみたかったの」

フ「そのうちの一匹になら会わせてあげられるよ」

マ「えっ!?」

フ「秘密なんだけどね。あんたなら信用しても良さそうだ。
 七匹の大蛇なんか地獄へ落ちりゃいいのさ。
 あいつらは本当に腐った連中だ。
 カクハバードへ飛んできて、このスナッタの森を荒らしたり、
 生き物を殺したり…」

マ「……」

フ「あたしの親父は七匹の大蛇の片割れの水の蛇に殺されたんだ」

マ「…! お父さんが… そうだったの…」

フ「この恨み、あたしは死んでも忘れない。
 悔しいことに、親父は水の蛇の弱点を知らなかったんだよ」

マ「弱点…?」

フ「水と油は混ざらないだろ? 油を浴びせりゃ、水の蛇なんか楽勝さ。
 というわけで、あたしは油を用意してあるんだ。
 いつか必ず親父の仇討ちをしてやろうと思ってね。
 さて、あたしがガラスの球に閉じ込めた間抜けを見せてあげよう」

マ「フェネストラ、私にとっても七匹の大蛇は敵よ。
 理由は言えないけれど、私は大蛇たちを倒さなければならないの」

私の言葉を聞くと、フェネストラは微笑んだ。

フ「だったら、この油の入ったフラスコを持って行きな。
 あの邪悪な生き物に出会ったとき、あんたに女神の加護があらんことを」

マ「ありがとう。水の蛇に会ったら、これをプレゼントしてあげるわ」

フ「存分に浴びせてやるんだよ」

私は油の入ったフラスコを受け取った。
フェネストラはテーブルに置かれたガラスの球に向き直ると、
両手で球を撫でながら、魔法の文句を唱える。

フ「(*-◇-*)。.:*:・'°」

すると、ガラスの球の中に少しずつ何かの形が現れてきた。

マ「ああっ!?」

それが翼の生えた蛇とわかったので、私は思わず声を上げた。

フ「驚いたかい?」

フェネストラが言った。




フ「陽の蛇だよ。雨の呪文を唱えたら、空から舞い降りてきやがったのさ。
 そこで『雨宿りさせてやる』と言って、ここへ連れてきたんだよ。
 陽の蛇は水を浴びると弱ってしまうからね。
 そして魔法で球の中に閉じ込めてやったのさ。
 そのうち、こいつを捜しに水の蛇がやってくるだろう。
 そうなったら、一緒に始末してやるんだ」

マ「フェネストラ、あなたの魔法って本当にすごいのね」

フ「同業者から褒め言葉を頂けるとは思わなかったよ。
 どうだい? お前さん、こいつと話でもしてみるかい?」

マ「ええ、喜んで。私も聞きたいことがあるの」

フ「ほう?」


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 12/12

★リーブラ召還=不可能

★持ち物
剣(ダメージ3)

両刃の剣(攻撃力-1、ダメージ3)

矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨24枚
食料4食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×3
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
液体の入ったガラス瓶
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×5
金製の装身具
油の入ったフラスコ

★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
スログの貯蔵室にある食べ物は口にしないこと
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《七匹の大蛇》 第121話 彼女はベテラン

2023年03月22日 16時10分51秒 | 七匹の大蛇(完結)
マーテル「エルフは私たち人間なんかよりも、ずっと魔法に博学なのよね。
    それに比べて、私みたいな駆け出しの魔法使いは失敗ばかり…」

フェネストラ「…! じゃあ、お前さんも魔法を使うのかい!?」

マ「まだまだ未熟だけど、そこそこ使えるわよ」

フ「だったら、あたしたちは仲間も同然じゃないか!」

マ「ありがとう。すごく嬉しい言葉だわ」

私とフェネストラは互いの呪文の知識を披露しながら雑談を交わす。

マ「木の枝に捕まったときは苦労したのよ」

フ「だけど、あんたは最適の魔法を使ったわけだ」

マ「石の粉を使えば、もっとスムーズに抜け出せたかも…」

フ「残念だが、植物に石化の魔法は効かないのさ」

マ「そ、そうなの?」

私たちは時間を忘れて夢中で話し続ける。











フ「同業者に会えて嬉しいよ」

マ「もっとも、私の腕はあなたの足元にも及ばないけど…」

フ「あんたの知っている魔法に必要な品なら、あたしも持っている。
 もし良かったら、交換してやってもいいがね」

マ「本当!?」

フ「まあ、見てみなよ」

彼女の部屋の奥には魔法に使える品の全てが並べられていた。

マ「これはすごいわね!(*゜Q゜*)」

私の持っている品と彼女の持っている品を交換することができる。
但し、彼女の品の一つに対して私は二つの品を出さなくてはならない。

マ「私は太陽石石の粉を出すわ」

太陽石は二つ持っているから、一つは手放してもいいわよね。
石の粉は惜しい気もするけれど、他の魔法で何とかしてみせるわ。

フ「OK♪ それじゃ、この金製の装身具をあげよう」

私は金製の装身具を受け取った。強力な魔法に使える品のはずよ。


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 12/12

★リーブラ召還=不可能

★持ち物
剣(ダメージ3)

両刃の剣(攻撃力-1、ダメージ3)

矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨24枚
食料4食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×3
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
液体の入ったガラス瓶
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×5
金製の装身具

★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
スログの貯蔵室にある食べ物は口にしないこと
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《七匹の大蛇》 第120話 エルフのフェネストラ

2023年03月22日 14時36分14秒 | 七匹の大蛇(完結)
生き物「いいんだよ」

声を掛けようとして私が口を開くと同時に、相手の甲高い声が静寂を破った。

生き物「そんな所に突っ立っていないで、こっちへ来て座りな。
   臆病なハーフ・オークみたいに固まってんじゃないよ。
   ちょっと手が離せないんだが、すぐに終わるからね」

マーテル「じ、じゃあ、お言葉に甘えて…」

声の主は多分、女のエルフ…

女「……」











しばらくの間、彼女はガラスの球に没頭していたけれど、
やがて体を起こすと私の方を向いた。

女「こいつは驚いた。お客さんが来るとはね。それも人間とは珍しい。
 あたしはフェネストラ、魔法使いのエルフだよ」

マ「初めまして。私はマーテル=リゼール…」

フェネストラ「ここにあたしがいる理由はわかるだろう?
      この塚はあたしの家なのさ。
      だが、あんたは遠い所から来なさったに違いない」

マ「御名答よ」

フ「こんな森の中で何をしているんだね?」

マ「それは…」

私は本当の目的を明かさないように注意して、今までのことを話す。
そんな私をフェネストラは見つめている。
彼女の目は異様に大きく、まるで妖しい光を放っているようにも見える。
私は落ち着かない気分になった。
けれど、フェネストラは熱心に耳を傾けている。
これまでの私の冒険の話に紛れもない興味を示している。

マ「…というわけなの」

フ「あんた、すごいな」

ここで私はフェネストラに一つ質問をすることができる。

・あなたは魔法のことに詳しいかしら?

・イルクララ湖を渡る方法を知っているかしら?

七匹の大蛇のことなんだけど…

エルフの知能は高いと聞いたことがあるわ。


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 12/12

★リーブラ召還=不可能

★持ち物
剣(ダメージ3)

両刃の剣(攻撃力-1、ダメージ3)

矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨24枚
食料4食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×3
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
太陽石
液体の入ったガラス瓶
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×5
石の粉

★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
スログの貯蔵室にある食べ物は口にしないこと
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《七匹の大蛇》 第119話 そこにいるのは…?

2023年03月22日 11時51分29秒 | 七匹の大蛇(完結)
通路の奥は小さな部屋になっていた。
木のテーブルの上で一本の蠟燭が燃えている。
蠟燭の炎が陰気な部屋の中を照らし出す。
いくつかの家具が置かれていることから判断して、
住居として使われているみたいだわ。

マーテル「…!」

テーブルの前には細身の生き物が座っていた。

生き物「……」

生き物は台座に載ったガラスの球を一心に見つめている。

マ(あっ…)

球の表面に形と色が浮かんできた。
だけど、ここからでは何なのかわからない。

・遠慮がちに声を掛けてみる

・武器を構えて襲い掛かる

マ(大きな耳… そして細身の体…)

あの生き物は多分…


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 12/12

★リーブラ召還=不可能

★持ち物
剣(ダメージ3)

両刃の剣(攻撃力-1、ダメージ3)

矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨24枚
食料4食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×3
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
太陽石
液体の入ったガラス瓶
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×5
石の粉

★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
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《七匹の大蛇》 第118話 音を立てないように…

2023年03月22日 08時08分42秒 | 七匹の大蛇(完結)
難なく扉が開いたので、私は中に入った。
奥へ向かって暗い通路が伸びている。

マーテル「……」

私は下りの通路を進んでいく。











やがて前方に明かりが見えてきた。

?「…… ……」

マ「…!」

やっぱり誰かいるわ。

・そっと様子を探ってみる

・武器を構えて勇ましく乗り込む

こんな所に住んでいる人って…


★ステータス
技量ポイント 10/10  体力ポイント 20/20  運勢ポイント 12/12

★リーブラ召還=不可能

★持ち物
剣(ダメージ3)

両刃の剣(攻撃力-1、ダメージ3)

矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨24枚
食料4食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×3
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
太陽石
液体の入ったガラス瓶
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×5
石の粉

★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
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