タッカー:
では、今世界で起きていることを見渡して、超自然的(スーパーナチュラル)なことが働いていると思いますか?
神が働いて人間にはない力が働いていると思うことはありますか?
わたしとしては神の御手が働いているように思えるのですが、どうでしょうか?
プーチン:
いいえ。私はそうは思いません。
私の考えでは、世界共同体の発展は固有の法則に従っています。
固有の法則とは、「あるがままに」ということです。
人類の歴史上、常にそうでした。
歴史を見ると神はコントロールをしていません。
神は自らの御手を歴史に突っ込みコントロールするということはしていないようです。
神は主体的に何かをする方ではありません。
わたしたちが祈り、その祈りに神様は応えます。
しかし、わたしたちは、祈って神に何かをさせることはしません。
神様に祈るとき、「自分の思い通りになってほしい」と思っていませんか?
そこに私利私欲は混じっていませんか?
あなたは神を動かしたいだけではありませんか?
あなたもわたしと同じクリスチャン(プロテスタント聖公会)ですが、そこがあなたとの信仰の違いでしょうか。
人間が歴史をコントロールしているのですよ。
ある国家や国は台頭し、より強く多くなり、そして国際舞台から去り、慣れ親しんだ地位を失うのです。
固有の法則に従ってです。
固有の法則とは「あるがままに」ということですが、言いかえると「神の御心のままに」と言えます。
なので、固有の法則が神とも言えますね。
太陽は御心のままに東から上ります。
まだ上らないでくださいとは誰も言わないです。
わたしたちは、人間の都合で神をコントロールしようとはしません。
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