2023年10月6日。
イスラエルではじまった戦争
旧約聖書の歴史をざっくり復習。
ユダヤ教を確立させたのはモーゼ。
モーゼは奴隷のように扱われていた信者60万人と共に、エジプトから約束の地カナン(イスラエル)を目指した。
途中、モーセはシナイ山で十戒を授かり、これがユダヤ教の根幹となる。
数百年後、ダビデ王がユダヤ、イスラエルの王国を建国する。
さらにその後、ソロモン王が国を増強した。
しかし、その後ユダヤ人は迫害され、国は小さくなっていき、ユダヤ人たちは世界へ散っていく。
イエスキリストの時代、まだかろうじてユダヤ人は、ローマ帝国支配のもとイスラエルに存在していた。
イエスキリストもユダヤ教徒であったが、エッセネ派というユダヤ教徒。
パリサイ派、サドカイ派のユダヤ教徒とは仲が悪かった。
勢力をどんどん増すイエスの存在は、ローマからもパリサイ派サドカイ派からも厄介でありイエスは殺されてしまう。
その後、結局ユダヤ教徒はイスラエルからいなくなる。(ディアスポラ)
ユダヤ教徒たちは、土地は失ったが知恵は残そうと考えた。
成功哲学などを収めたタルムードといった経典を大事にし、実際に成功してきた。
有名なユダヤ教徒としては、
ロスチャイルド
ゴールドマンサックス
モルガンスタンレー
ベアスターンズ
リーマンブラザーズ
メリルリンチ
など。
ユダヤ系企業たち。
通貨発行権を手に入れた。
富を持った。
ユダヤ教徒は世界の0.2%とされるにもかかわらず、ノーベル賞受賞者の20%を占めるなど、相当頭も良い。
お金もあるし頭もいい。
これに嫉妬したのが、ナチス・ドイツ。
ホロコーストであった。
話を戻して、ディアスポラのあと、イスラエルはローマ帝国の管轄であったが、そのローマ帝国も滅んでゆく。
そのあと、イスラエルを引き継いだのは、イスラム教のトルコ・オスマン帝国であった。
オスマントルコは、1300年ごろから1922年まで存続した。
その間ずっと、イスラエルはイスラム教徒のものだった。
1917年、第一次世界大戦が勃発。
世界の大英帝国も苦戦気味、お金がなくなっちゃった。
誰かお金ちょうだい。
お金持ちのユダヤ人に泣きついた。
お金くれれば、ユダヤ教徒用にイスラエルの国作ったげる。と約束した。
ただし、そこにはイスラム教徒・パレスチナの人たちが住んでおり、イスラム教徒の人たちにもリップサービスを展開していた。
二枚舌外交。
結局、ユダヤ人にイスラエルはもたらされなかった。
でも、ユダヤ人はあきらめない。
大きな国力を持つアメリカに取り入る。
1948年、アメリカの支援によりイスラエルが建国された。
こうして、イスラム教徒のテリトリーであるパレスチナはどんどん狭くなっていく。
そして、よくニュースで出てくるのがパレスチナのガザ地区。
ガザ地区はハマスと言う人がリーダー。
最初に住んでいたのはユダヤ人。
でも、ユダヤ人は世界に散り一旦不在になる。
そこにイスラム教徒が住んだ。
空き家に新しく入居するのは確かに問題ない。
長年住んでいた家なのに、突然そこを立ち退けとユダヤ人が地上げのようなことをしてくる。
しかも、そもそも本来カナンの地にはカナン人が住んでいた。
それを「神様から約束された地だから」と言って、カナン人たちを追い出したのはユダヤ人たちであった。
さて、10年くらい前までは、世界はドルや石油資本の多いアメリカ中心に動いてきた。
イスラエル周辺国のサウジアラビアなども石油資本国であるが、アメリカには逆らえずにいた。
ところが近年、アメリカの国力にもほころびが見え始めてくると同時に、中国が大きな存在感を見せつけるようになってきた。
2023年3月、中国が仲立ちをしてサウジアラビアとイランが国交を回復した。
2023年8月、アメリカの働きかけで、サウジアラビアがイスラエルと国交を正常化しようとした。
え?サウジさん、ユダヤ教徒のほうへ行ってまうんですか?とハマスさんはビビり暴発した…と言われている。
なんだか、バイデンさん、また失策の数を増やしたかのぉという感じ。
しかし、イスラエルには最強の諜報機関モサドがある。
ハマスの動きを事前に認知できていなかったのか。
実は、10月6日は、50年前に中東戦争が始まった日。
そして、ユダヤ教の贖罪の日。
ユダヤ教徒が聖書をはじめから読み直すシムハット・トーラーの始まりのタイミングであった。
50年サイクルで物事を考えるのがユダヤ人。
中東戦争から50年たった今日、新しく行動を起こそう!と考えるのはユダヤ人のほうのようにも思える。
ハマスが仕掛けてきてくれたおかげで、ガザ地区を取り戻す口実ができた。
さらには、サウジアラビアとの国交回復という形でハマスを刺激するために、イスラエルがバイデンを利用したのかもしれない。
そこには、タルムードの知恵で儲けてきたユダヤ系資本家たちの思惑が渦巻いている?
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