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海ぶどう

2015-05-07 00:33:03 | 桃鉄グルメ

桃鉄の物件紹介、今回は那覇の“海ブドウ屋”。

まだ桃鉄やってんの?とか言われそうだが、まだたまにやっている。

ハドソン消滅してコナミに吸収されたが、

桃鉄シリーズのプロデューサーである、さくまあきら氏はじめ桃鉄チームはこれに属さず、

最新作の開発が途絶えてしまった。

でもまあ最新作は出ずとも、桃太郎電鉄2010を長く楽しませてもらっている。

オンライン対戦が終了したのが残念ではあるが。

 

言わずと知れた沖縄県の県庁所在地、那覇市。

桃鉄では沖縄本島のほぼ中央に位置する。

目的地駅になったとき、最初に到着したプレイヤーに、

毎月カードをプレゼントしてくれる、魔除け怪獣シーサーが加勢してくれる。

 

海ブドウ屋はオーソドックスな食品物件。

臨時収入などはないが、低価格なので到着したら押さえておきたい物件。

 

わりと最近になって全国区になった海藻、“海ぶどう”。

鮮やかな緑色した水草の茎に、透き通った丸い実が房になっている。

果物のぶどうのような姿から こう呼ばれるが、海藻としての正式名称はクビレヅタという。

この鈴なりの丸いもの、実ではなく他の植物に置き換えると枝葉にあたる部分で、

この食感がまるで魚卵のように、プチプチとした歯ごたえで心地いい。

実際には1~2mにもなる海藻で、

食する部分は、その海藻の伸ばしたランナー(ほふく茎)から伸びた若芽の部分。

 

沖縄では古くから食用とされており、そのまま生食される。

何もつけなくても、海水由来の塩味が効いているが、ポン酢や醤油をかけて食べたり、

ご飯の上に乗っけて、他の魚介類などと共に丼の具材にされることも。

沖縄そばのトッピングにされることもあるらしい。

 

カエルの卵じゃないよ。

 


自分が初めてこの海ぶどうに出会ったのは、20年近く前だったか。

確か当時 広島でとっていた生協で注文したと思う。

アルミパックに塩漬けのそれが、ほんのちょっと入っていたのを覚えている。

ちょびっと入っているだけでけっこうな値段がしたような。

で、水に浸し流水でも洗ったのだが、塩辛くて食べられなかった。

これは酒呑みの食べ物だな・・・と、そのときは思った。

 

再び海ぶどうに挑戦したのは数年前。

福岡に戻ってきていて、やはり生協で注文した。

今回は塩漬けではなく、生のものがパックに入ったもの。

これを流水で塩を洗い流して食べてみた。

プチプチとした歯ごたえがなんともいえない。

ほんのり磯の味のする、歯ごたえ抜群の食べ物だった!

 

 

海ぶどうをすっかり気に入って、見つけたら買うようになった。

以前は沖縄フェアなど、デパートの物産展や取り寄せでしか手に入らなかったが、

ここ数年は近所のスーパーでも普通に販売され始めた。

めかぶや もずくと比べると割高ではあるが、あの食感はどうにもクセになる。

 

海ぶどうは、単体でそのまま食べるのもいいが、

ご飯に乗せて、丼の具として食べる方が美味しい。

海ぶどうだけでは何なので、いくつか試してやってみた。

結果、とろろとの組み合わせが最強だった。

 

ウニ,イクラと一緒に海鮮丼。

ワサビを添えて、醤油をかけていただく。

イクラとプチプチのハーモニー。

とろりとしたウニとの相性も抜群だ。

 

とろろ芋と混ぜて、ネバネバとプチプチの競演。

きざみのりをまぶして、だし汁をかけていただく。

うずらの卵黄を落としてもいい。

個人的にこれが最強。
 

寿司店では、海ぶどうの軍艦をメニューに出しているところもある。

どこかで一度食べたことがあったが、あれもイケた。

ネギトロと一緒も合うかもしれないな。

サーモンやアボカドと一緒もいいな。

じゅんさいやオクラとも合うかもしれない。

まだまだ色々と試してみたい。
 


そういえば、以前熱帯魚店で働いていたとき。

海水魚水槽のディスプレイ用の海藻として仕入れられていた。

今も大きな熱帯魚店では、食用ではなく海水魚水槽用として、海ぶどうが売られていることがある。

ただ、よくよく調べたら、海ぶどうという名前で流通・販売しているものの、

こちらの鑑賞用のものは、食用のクビレヅタとは異なる種らしい。

見た目もほとんど同じだったので、近縁種であることは間違いないだろう。

 

見た目も美しく、美味しい海ぶどう。

ちょうど今が春の旬の時期。

大き目のスーパーなどで販売されることがあるので、

食べたことのない人は、是非食べてみて欲しい。

たぶん・・・栄養価も高いと思う。

海藻だもの。

 

沖縄フェアで購入した、生で採れたての新鮮なもの。

ここまできれいなものは手に入りづらい。

値段もけっこうするけどね。

 



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