2月~4月にかけて、休耕畑や田んぼ、川土手沿いなどで、
鮮やかな黄色の小花をたくさん咲かせ、辺り一面を鮮やかに彩る花、菜の花。
だが実は、“菜の花”という植物が存在するわけではない。
アブラナ科の花のことを総称して、“菜の花”と呼ぶ。
そのため、白や紫の菜の花も存在する。
直方市 ふくち山麓はな公園にて
古賀市にて
で、今回は花としての菜の花ではなく、食用としての菜の花の記事。
鑑賞期は今がピークではあるが、食用としての菜の花の旬は過ぎてしまった。
2月~3月頃が旬か、まだ寒い時期から出回りだし、
その鮮やかな緑色とほろ苦い味が春の訪れを感じさせてくれる。
毎年、初物を見つけると必ず購入して春の味を楽しむ。
長崎県平戸産
開花前のつぼみを葉茎と一緒にいただく。
品種によっては、つぼみ部分ではなく脇芽部分を食す。
サッと茹でて、からし酢味噌でいただくのが一般的だと思うが、
最近では、春限定の具材として、パスタやカレー、テリーヌの具材としても多用されている。
茹ですぎた・・・。
茹で加減が難しく、茹で過ぎると柔らか過ぎてドロドロになり、
食感も風味も損なわれてしまう。
ブロッコリーやカリフラワーの感覚で茹でると確実に茹ですぎてしまう。
芯が残るくらい、サッと茹でるのが肝心。
で、今年の春、はじめて食べた食材もある。
それが、中国野菜のサイシンと、ブロッコリーを掛け合わせた新野菜。
その名も、“はなっこりー”。
山口産
山口県で開発された新野菜で、まだまだ流通しておらず、
全国的に知名度も低いと思われる。
ふつうにスーパーで売られていたが、近隣県なので流通しているのかもしれない。
価格はやや高め。
見た目は菜の花にも似ているし、
茎ごと食べるブロッコリー(スティックセニョール)にも似ている。
どう食べようか迷ったが、やはりサッと茹でした。
で、見た目と香りから、どうも からし酢味噌は合いそうになかったので、
マヨネーズでいただいてみた。
うーん、菜の花の特長もあり、ブロッコリーの特長もある。
サイシンという野菜を食べたことがないので判らないが、
菜の花とブロッコリーの中間と捉えていいと思う。
これは色んな料理に使えそうな食材だ。
ブロッコリーの茎ごと食べる、小株タイプの品種、“スティックセニョール”。
これもブロッコリーと中国野菜の掛け合わせらしい。
ともあれ、菜の花は観賞するにも大好きな花。
鮮やかな黄色の小花が、一面に咲いている光景は思わず見とれてしまう。
道ばたにひっそりと咲いている、ひと株だけの菜の花もおつでいい。
以下に最近撮った、色々なアブラナ科の花を載せてみる。
チンゲンサイ
ブロッコリー
水菜
かつお菜
キャベツ
葉ボタン
はなっこりーキャラクター、“はなっこりん”
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