よろず戯言

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失恋ソング

2013-11-30 23:54:02 | 音楽

もの悲しい秋。

感傷的になる秋。

どっぷりおっさんになった今、恋愛だのなんだの忘れてしまい、

失恋とかそんなものにまったく縁がなくなってしまったが、

昔はそりゃ人並みに恋愛し失恋したもの。

 

特定の曲を聴くと、若かった頃を思い出すことがある。

失恋に限らず、この曲であの頃のあの思い出がよみがえる・・・。

たぶんそういう曲が誰しも一曲二曲あるはずだ。

今回は秋ということで、自分の好きな失恋(片思い)ソングを集めてみた。

 

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YouTube: もう恋なんてしない

もう恋なんてしない/槇原敬之

“失恋ソング”でいちばんに頭に浮かぶ曲がこれ。

この曲が大ヒットした当時、自分は高校生だった。

部活の先輩(部長)がラジカセで毎日部室でこの曲を流してたっけ。

失恋した男が強がる一番,未練を吐露する二番,

それでもなんとか諦めて次の恋へ進もうと決意するラスト。

青春まっただ中な失恋の詩にも関わらず、

歳を重ねるごとに歌詞のすばらしさに感動させられる一曲。

 

そうそう、当時の部長(女子)がこの曲聴きながら言ってたのを思い出した。

「キミが作ったのなら文句も言えたとか、何様のつもりなんやろか!?」

いや・・だから自分の料理がまずくて悔しいのであって、

彼女は文句がないほど料理が上手だったんじゃないかな?

そんな部長も40手前、自分と同じように歌詞の本意は理解なさってるだろう。

 

 

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YouTube: M/Princess Princess

M/Princess Princess

ガールロックバンド、プリプリの大ヒットしたバラードナンバー。

プリプリでいちばん好きな曲を訊くと、これかダイアモンドかで真っ二つに別れる。

この曲はメンバーのひとり、作詞を多く担当していた、

ドラムスの富田京子が、自身が実体験した失恋を綴ったもの。

“M”とは、失恋相手の男のイニシャル。

この曲を聴くと号泣する女性は少なくない。

歌詞中にマッキーは「いつもより眺めのいい左に~」とあるが、

こっちは「あなたの居ない右側に~」とあるのが面白い。

 

 

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YouTube: DEEN / 夢であるように

夢であるように/DEEN

織田哲郎プロデュース?で結成された男性ロックバンド。

池森秀一の甘いマスクと甘い声で、'90年代に人気を博した。

この曲は男だとやはり感情移入して涙してしまう。

夢であって欲しい、幻でもいいからまた会いたい、でもまた次の奇跡を願う。

失恋したときの願望が全て詰まった珠玉の歌詞。

 

 

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YouTube: シングルベッド ・ シャ乱Q 【HD】

シングルベッド/シャ乱Q

'90年代半ばに人気絶頂だったロックバンド、シャ乱Qの6枚目のシングル。

ロングセラーを記録し、この次にリリースした、

やはり失恋ソングの“ズルい女”と共に、シャ乱Qの二大ヒットソングとなった。

当時はシャ乱Qがあまり好きでなく、この曲もさほど聴いてはいなかったが、

今になって聴き返すとすごくいい曲で、当時大ヒットしたのが頷ける。

 

 

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YouTube: JUDY AND MARY - Sobakasu / そばかす

そばかす/JUDY AND MARY

ロックバンド、ジュディマリの9th.シングル曲。

アニメ“るろうに剣心”のオープニングテーマとして大ヒットした。

自分が初めて購入したジュディマリのシングルもこの曲。

歌い出しから判るように、完全に失恋ソングなのだが、

ポップな曲調とYUKIの独特な世界観の歌詞が相まって、

かなりポジティブな明るい曲となっている。

 

 

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YouTube: globe Sa Yo Na Ra

Sa Yo Na Ra/globe

小室哲哉率いるglobeの14th.シングル曲。

4週連続シングルリリースの二曲目にあたる。

この時期は音楽バブルで、CDがガンガン売れる時代だった。

今連続リリースなんてしても、ジャニーズかAKBじゃなきゃ赤字だろうな。

タイトルで一目瞭然、恋人と別れて自由を手に入れたが、

抜け殻のようになった生活にむなしさを覚えつつ、

交際していた頃を冷静に見つめ直しているようなそんな曲。

KEIKOのボーカルは言うまでもなく、

低めで骨太のギターサウンドと、切々と続くマークのラップもむちゃくちゃカッコイイ。

 

 

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YouTube: 古内東子 / 誰より好きなのに (pv)

誰より好きなのに/古内東子

シンガーソングライター古内東子の7th.シングル曲。

この曲がスマッシュヒットして、大きく知名度を上げた。

のちに複数のアーティストがカバーしている。

失恋ではなく、はち切れそうな切ない片思いを綴った歌詞。

彼女の切ない歌声としんみりした曲調相まってたまらない一曲。

この古内東子が日本の女性歌手で、もっとも切ない歌声の持ち主だと思っている。

 

 

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YouTube: ZARD 永遠 PV

永遠/ZARD

数年前に坂井泉水が急逝し、その悲報にファンが悲しみに暮れた。

彼女がその短い人生で残した素敵な楽曲の数々は、

どれも色褪せることなく今でも心にしみ入るものばかり。

この曲は勝手に失恋ソングだと決めているが、ひょっとしたら違うかもしれない。

だが荒野をひとりさすらうPV観ると、これが傷心ひとり旅行にしか見えない。

 

 

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YouTube: 相川七瀬 NANASE AIKAWA - 恋心

恋心/相川七瀬

ロックシンガー、相川七瀬の5th.シングルで初のバラードナンバー。

当時、織田哲郎とのタッグでヒットを連発していた。

今見てもやっぱり、かっこよすぎる。

この曲は銀座ジュエリーマキ(三貴)のCM曲に起用されたが、

当時、銀座ジュエリーマキのCMタイアップ曲は必ずヒットするという法則があった。

PVが印象的で、相川七瀬が恋人らしき男とふたりで、

マシンガン持ってコンビニ強盗をするという、

よく解らないドラマ仕立てだったのを覚えている。

 

 

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YouTube: SPEED my graduation

my graduation/SPEED

沖縄出身の少女4人で結成されたダンスボーカルユニット、SPEEDの6th.シングル曲。

hitoeちゃんのファンキーっぷりが全開していたのもこの頃。

前に、記事“卒業ソング”で紹介したが、実は失恋ソング。

タイトルに“graduation(卒業)”と入っているし、

PVの雰囲気や、発売された時期などで、どうしても卒業のイメージが強い。

で、この曲を聴くたびに、なぜ日清焼きそばUFOのCMに、

この曲が起用されてしまったのかと疑問を抱いてしまう。

 

 

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YouTube: モーニング娘。 『Memory 青春の光』 (MV)

Memory 青春の光/モーニング娘。

シャ乱Qのつんくがプロデュースする、モーニング娘。の4th.シングル曲。

切ない歌詞を暗めの衣裳をまとったメンバーがしっとりと歌い上げる印象的な一曲。

歌詞も曲もメンバーの衣裳もすごくいいのに、外国人のダンサーとラップは要らない。

初期メンバーで最年少だった福田明日香が在籍する最後の曲でもある。

このときのメンバー構成がいちばん良かった。

初期の頃はこういった大人っぽい、まともな曲ばかりだったのだが、

いつしかメンバーがアホみたいに増え、

お祭りバカ騒ぎみたいな曲ばかりになってしまい、モーニング娘。を卒業した。

 

 

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YouTube: JASMINE - sad to say (LIVE ver. from NE-YO The Collection LIVE 2009)

sad to say/JASMINE

平成生まれのR&Bシンガーソングライター、ジャスミンのメジャーデビューシングル曲。

ソニーミュージックらしい、大々的な新人売り込みで、

当時ラジオやコンビニなど、多数のタイアップやヘビーローテーションで、

耳にしたひとも多いのではなかろうか?

自分もそれで聞いて気に入り、CDを購入した。

自身で作詞した歌詞中に女の子らしからぬ、「クソくらえ」など汚い言葉も入っているが、

それほどまでに失恋の悔しさや悲しさが生々しく伝わってくる。

米軍基地などでゴスペルで鍛えた歌唱力は非の打ちようがなく、

これまた自身がデザインしているという、そのファッションセンスも圧巻。

最近あまり露出がなく注目されていないが、かなりの才女だと思う。

 

 

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YouTube: 阿部真央 貴方の恋人になりたいのです【PV】

貴方の恋人になりたいのです/阿部真央

これまた平成生まれのシンガーソングライター、阿部真央の2nd.シングル曲。

確実に同年代からの支持を受けるであろう、携帯メールの歌い出し。

つのるばかりの強い想い、それをまた彼女の力のこもった歌唱力で歌いあげる。

これ聞くと、「相手の男、なぜ応えてやらねえの?バカなんじゃねえの!?」

などと思ってしまう、若者のもどかしい恋にいらん世話やく中年のおっさんが居る。

歌詞中に「花火」が象徴的に入っていて、時期的に夏に聞くべき曲だな。

 

 

Over_the_border

友達の恋人/ステレオポニー

ガールズロックバンド、ステレオポニーのアルバム収録曲。

2nd.アルバム、“OVER THE BORDER”に収録されていた。

親友の彼女(彼氏?一人称がボクなんでどっちだか?)を好きになってしまうという、

禁断・・・というかわりとありがちなシチュエーションを切々と歌った曲。

それはそうと、ステレオポニーいつの間にか解散してたんだな!

全米デビューとかしてたのに、もったいな!

 

動画はよく解らない少女アニメみたいなので構成されているが、

彼女たちの楽曲の多くがアニメ主題歌になっていて、

この曲もそのアニメに使用されていたのだと思われる。

ああ、解散もったいない。

 

 

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YouTube: lecca / なみだの日

なみだの日/lecca

ダンスホール・シンガー、lecca(レッカ)のミニアルバム、“マドのむこう”に収録されていた一曲。

エイベックスのメルマガの新譜紹介記事をみていて、

この“マドのむこう”の、カラフルな粘土細工のジャケット写真が気に入って試聴してみた。

まあいわゆる“ジャケ買い”のようなやつ。

とんでもなくいい歌詞に号泣し、すぐにタワレコ行って購入した。

当時(今もか?)レゲエアーティストのくくりにされていたため、

leccaはまだ知名度が低く、そこらの小さなCD店や家電店には置いてなかった。

これ以降、leccaにハマってしまい、リリースされるアルバムも次々に購入することになる。

 

「今止まったら赤ん坊みたいに泣いてしまうから~」

「でもあなたに出会えたことまで消してしまいたくはないから~」

「あなたがいなくなったこの世界はなんと無駄なことにあふれてる~」

これはほんの一部。

とにかく歌詞がすごくいいので、leccaを知らない人は必聴。

 

話変わるけれど、leccaのこの低い声、CROSS FM の人気パーソナリティ、

立山律子にソックリだと思うのは自分だけだろうか?

福岡と山口西部,大分北部,熊本北部のひとしか解らないだろうけれど。

 

 

Hiromi

HIROMI/柴田淳

しばじゅんの14枚目のシングル曲。

親友の失恋話を聞いたしばじゅんが、

身勝手な理由で親友をふった相手の男へ憤り、見せしめのような格好で作り上げた曲。

タイトルの“HIROMI”は、その親友の名前。

 

しばじゅんの怒りは相当なものだったようで、

この曲のストーリーで、ショートフィルムまで作ってしまった。

男女3人の俳優さん出演するドラマ仕立てのようなPVは、

そのショートフィルムの一部の映像を編集して綴っているもので、

このシングルを収録したアルバム、“月夜の雨”の初回限定版には、

このショートフィルムの映像を含んだ特典DVDが付属された。

このドラマに、しばじゅん自身も本人役?で出演している。 

 

 

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YouTube: BONNIE PINK - Last Kiss

Last Kiss/BONNIE PINK

締めはボニピンのこの壮大なスケールの一曲。

ボニピン18枚目のシングル曲。

トーレ・ヨハンソンと組んで、第二次絶頂期に発表した曲。

悲壮感に満ちた壮大な別れの曲はファンの間でも人気が高い。

のちにJUJUがカバーした。

古内東子にひけを取らない切な声の持ち主、JUJUバージョンも必聴。

 

 

以上。

人恋しい秋の夜に失恋ソングを聞いて、大人の時間を楽しもう。

ただしリア充の方を除く。

 

 

気付いたらもう11月もラストで、しかも日付の変わる直前だったでござるの巻。

 

 


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