“ママノリア日記

ママノリアの独り言

小泉純一郎が

2005年08月30日 | アリノママノリアの日々

今僕は向ヶ丘遊園に住んでいる。

駅から三十秒の僕の家。朝から選挙の演説が目覚まし代わりに鳴っていた。

この年になって初めて選挙に行こうと決めている僕。今政治が熱い。

ぶらぶらと外へ出るとすごい人だかり。高級車の列。
半端ない警察の数。
何か起こる予感がした。


すると群集から嵐のような声援。
小泉純一郎が舞台に立った。

ピンクのシャツにホワイトのパンツ。 これは人気を集める為の一つの手段かなと思いながら、訥々と話を聞いているといつの間にか小泉純一郎に吸い込まれていく感覚を覚えた。強くマイクを握りしめ、声は枯れ果て、シャツは汗まみれ。
群集からお喋りがなくなる。僕は完全に心を射止められたチェリーボーイになった。

演説はいつの間にか終わり、小泉純一郎は車に乗り込む。
群集を追い越し慌てて追いかけたら、車の前までたどり着けた。 ガラス一枚隔てて間近で小泉純一郎を見た。

手を振る僕。気づかない小泉純一郎。

舞い上がってる僕。でもどう見ても、普通のオッサンだった。いや普通のおじいちゃんだった。