先日、子育ては闘い の記事をUPさせたところ、Michikusaさん が興味深いコメントを残してくださった。
私はこの作家、室井佑月 さんは知らなかったのだけど、共感を覚えた。
室井さんは、1970年生まれ、ミス栃木・モデル・女優・レースクイーン・銀座のクラブホステスなどを経て、今は作家をされているらしい。
以下は、Michikusaさんから頂いたコメントのコピーです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こどもと育つ「とにかく格好良くなきゃ」
室井佑月(作家)の見解です。参考になりますかどうか。
世間一般でいわれている良い母親であるということを、あたしがあきらめてどのくらいたつだろうか。たしか息子が一人でウンコをできるようになってからだから、もう半年にはなるだろう。母親らしい母親になろうと一応頑張ってみたものの、それはあたしに向いてなかった。
不器用なあたしは、母親としても、仕事を持つ社会人としても、すべてにおいて中途半端な人間になってしまった。
「これではいかん!」と思ったのが半年前。それからはオリジナルな母親像を目指し、日々精進している。
仕事時間が不規則なため、あたし以外の家族、息子、じいちゃん、ばあちゃんの健康的な生活を妨害しているという理由から、住居とは別に仕事部屋を借りさせられた。早朝や深夜の仕事が続くとき、あたしだけが家族と離れ仕事部屋で生活している。
あたしは仕事部屋から息子に会いにゆく。原稿の締め切りが立て込んでいる月末などは、顔を見にゆくといったほうが正確かもしれない。
そんな日ばかりではなく一日中家族と過ごすこともあるけれど、普通の母親にとってそれが当たり前なわけで、やはりあたしは規格外の母親ということになるんだろう。
しかし、世間常識から外れているものの、あたしは息子の母親であり、やつの前で胸を張って、
「あたしがお前の母親だ」
いつもそういえる自分でなければと考えている。けれど、その思いの行方も、ほかの母親とちょっとズレているんだろうな。
あたしにとってそういえる決め手は、今の自分が恥ずかしくない生き方をしているかどうかということ。息子のきれいな瞳に映る自分は、絶対にきれいな人間でなくてはと思っている。自分の人生をのろっているような、どんよりした人間であってはならないと。
息子のいちばん身近な大人であるあたしは、とにかく格好良くなきゃ。もちろん、逆に「母ちゃんてどうよ?」といわれる恐れもあるわけだけど。
そのときは素直に謝ればいっか。親子なんだから、謝れば済むでしょう?そう考えるあたしは甘いかな。
そういえば先週、徹夜が続き、
「もう仕事したくねー」
と泣いていたら、息子に肩をたたかれ、
「頑張れや。僕が大きくなったら、手伝ってやっからよ」
といわれた。あたしは思わず、
「格好良い!」
と息子にしがみついてしまった。あらがう息子を羽交い絞めにして、キスの嵐をお見舞いした。
あたしではなく、息子が格好良くなってきた気がする。それならそれで万々歳よ。
基本的な社会のルールや道徳は、じいちゃんとばあちゃんに習っているようだし、じつはあたし、
「弱い者イジメはするな」
それしか息子に教えていなかったりする。最も大事なことだと思うから。やつが将来、格好良い大人になるために。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、私はどう思ったか。
「頑張れや。僕が大きくなったら、手伝ってやっからよ」
って、言ってもらえる親は、もうそれだけで十分に子どもに“想い”を伝えているであろうし、その生き様を認められているんじゃないか…って。
私から見れば、もうそれだけで十分に「格好いい」と感じるわけである。
室井さんのお子さんは幾つなのかは分からないけど、(多分ウチの子よりは下?)この子どもさんもまた「格好いい (^^)b」と思う。
初めて読んだ室井さんの砕けた文章に、一番共感を覚えたのは、
逆に「母ちゃんてどうよ?」といわれる恐れもあるわけだけど。
そのときは素直に謝ればいっか。親子なんだから、謝れば済むでしょう?
そう考えるあたしは甘いかな。 って部分。
いつも私もそう思う。
恥ずかしくない大人でいたいけど、いつもそういうわけにもいかないのが現実。
そんな時には謝ればいいや ―― って。
気持ちだけは“恥ずかしくない大人でいたい”ってこと。
そのうち子どもが結果を出してくれるだろう。
とりあえず『この家に生まれて来てよかった』と言ってくれることは、今のところOKを頂いていることだ…と思っておこう。
Takuya画 2003秋
彼岸花を色んなブログで見せていただいているので、私も…。
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私はこの作家、室井佑月 さんは知らなかったのだけど、共感を覚えた。
室井さんは、1970年生まれ、ミス栃木・モデル・女優・レースクイーン・銀座のクラブホステスなどを経て、今は作家をされているらしい。
以下は、Michikusaさんから頂いたコメントのコピーです。
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こどもと育つ「とにかく格好良くなきゃ」
室井佑月(作家)の見解です。参考になりますかどうか。
世間一般でいわれている良い母親であるということを、あたしがあきらめてどのくらいたつだろうか。たしか息子が一人でウンコをできるようになってからだから、もう半年にはなるだろう。母親らしい母親になろうと一応頑張ってみたものの、それはあたしに向いてなかった。
不器用なあたしは、母親としても、仕事を持つ社会人としても、すべてにおいて中途半端な人間になってしまった。
「これではいかん!」と思ったのが半年前。それからはオリジナルな母親像を目指し、日々精進している。
仕事時間が不規則なため、あたし以外の家族、息子、じいちゃん、ばあちゃんの健康的な生活を妨害しているという理由から、住居とは別に仕事部屋を借りさせられた。早朝や深夜の仕事が続くとき、あたしだけが家族と離れ仕事部屋で生活している。
あたしは仕事部屋から息子に会いにゆく。原稿の締め切りが立て込んでいる月末などは、顔を見にゆくといったほうが正確かもしれない。
そんな日ばかりではなく一日中家族と過ごすこともあるけれど、普通の母親にとってそれが当たり前なわけで、やはりあたしは規格外の母親ということになるんだろう。
しかし、世間常識から外れているものの、あたしは息子の母親であり、やつの前で胸を張って、
「あたしがお前の母親だ」
いつもそういえる自分でなければと考えている。けれど、その思いの行方も、ほかの母親とちょっとズレているんだろうな。
あたしにとってそういえる決め手は、今の自分が恥ずかしくない生き方をしているかどうかということ。息子のきれいな瞳に映る自分は、絶対にきれいな人間でなくてはと思っている。自分の人生をのろっているような、どんよりした人間であってはならないと。
息子のいちばん身近な大人であるあたしは、とにかく格好良くなきゃ。もちろん、逆に「母ちゃんてどうよ?」といわれる恐れもあるわけだけど。
そのときは素直に謝ればいっか。親子なんだから、謝れば済むでしょう?そう考えるあたしは甘いかな。
そういえば先週、徹夜が続き、
「もう仕事したくねー」
と泣いていたら、息子に肩をたたかれ、
「頑張れや。僕が大きくなったら、手伝ってやっからよ」
といわれた。あたしは思わず、
「格好良い!」
と息子にしがみついてしまった。あらがう息子を羽交い絞めにして、キスの嵐をお見舞いした。
あたしではなく、息子が格好良くなってきた気がする。それならそれで万々歳よ。
基本的な社会のルールや道徳は、じいちゃんとばあちゃんに習っているようだし、じつはあたし、
「弱い者イジメはするな」
それしか息子に教えていなかったりする。最も大事なことだと思うから。やつが将来、格好良い大人になるために。
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で、私はどう思ったか。
「頑張れや。僕が大きくなったら、手伝ってやっからよ」
って、言ってもらえる親は、もうそれだけで十分に子どもに“想い”を伝えているであろうし、その生き様を認められているんじゃないか…って。
私から見れば、もうそれだけで十分に「格好いい」と感じるわけである。
室井さんのお子さんは幾つなのかは分からないけど、(多分ウチの子よりは下?)この子どもさんもまた「格好いい (^^)b」と思う。
初めて読んだ室井さんの砕けた文章に、一番共感を覚えたのは、
逆に「母ちゃんてどうよ?」といわれる恐れもあるわけだけど。
そのときは素直に謝ればいっか。親子なんだから、謝れば済むでしょう?
そう考えるあたしは甘いかな。 って部分。
いつも私もそう思う。
恥ずかしくない大人でいたいけど、いつもそういうわけにもいかないのが現実。
そんな時には謝ればいいや ―― って。
気持ちだけは“恥ずかしくない大人でいたい”ってこと。
そのうち子どもが結果を出してくれるだろう。
とりあえず『この家に生まれて来てよかった』と言ってくれることは、今のところOKを頂いていることだ…と思っておこう。
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彼岸花を色んなブログで見せていただいているので、私も…。
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これまでのいろんなエピソードを拝見していると、タックンは「頑張れや・・・」と言ってくれそうですね。
花の絵をちゃんと残しておいてくれるお母さんです。
クロのブログに早速おこしいただきありがとうございました。
おそらく、以前いらしたのは、横浜のおーちゃんのブログ経由ではないでしょうか?
(あ、おーちゃん、ご無沙汰ですみませーん。おーちゃんの彼岸花からもTBさせていただきましたね。)
それとも苔玉のるなさんかもしれません。
もしかしたら、うらべにさんかな?
けっこう繋がりあることを改めて認識させていただいた次第です。
短時間でビシビシ掲載するだけの自己中ブログなんでみなさんに不義理ばっかですが、何卒ご容赦いただいて、お閑なときにでも覗いていただけましたら幸いです。
それでは。今回は、重ね重ね、感謝。
インパクトあるし、なんか・・・優しげ(*^^*)
本当に、そんな想いが伝わるように・・・
いつまでも子どもの前では大きな背中でいたい
そう祈ります。
完璧な親を持つ子どもは、しんどいでしょうね。
ウチはどうなんでしょ?
これからの我が子の変化が、そのお返事…ということでしょうね。(^^;
彼岸花、2年前の作品です。
何でも置いておきたいんですよね、私は。
貧乏性…です。(笑)
お越しくださり、ありがとうございます。
そっかぁ~、おーちゃん、うらべにさん経由だったんでしょうね。
色んなブログを拝見していると、どこか繋がってくるのが面白く感じます。
私も気まぐれ…です。
インパクトありますか?
3年生の時に学校で描いてきたものです。
な~んか、雰囲気出ているように思うんですよ。(…親バカ?)
Michikusaさんが紹介して下さった室井さんの文章を、たくさんの方に読んで欲しくて記事にしました。
親が頑張り過ぎないように、肩の力を抜いて、それでもって自慢できるような背中を見せて歩きたいですよね。
リハビリが午前中だったので、朝お邪魔して
いま、ゆっくりとmichikusaさんのブログも見せてもらいました。
彼岸花がとてもきれいで、人生の先輩であられるんですね。
またお邪魔させていただきます。
室井さんは存じていましたが、
筋が通った子育て・生き方をしてみえる女性ですね。
ご苦労も多かったはずなのに明るい方ですね。
私も、カッコイイおばちゃん目指します。
卓也君の彼岸花もいいですね。
宝物です。
いいブログ紹介と記事をありがとうございました。
コメントのこと、お気遣いありがとうございます。
マイペースなので、ご遠慮なく。
ありがたいなって気持ちでお返事しているので、
却って元気になれます。
室井佑月さん、ワイドショーのコメンテーターでよくお見かけします。
「毒舌」とか「辛口」コメンテーターとして紹介されることもあるみたいですが、私はチャーミングで奔放な彼女のコメントが小気味良くて結構好きです。
子育てもほぼ終わりつつある今、自分の子育てを振り返って見ました。
両親が反面教師(・・・と、かつて私は思っていた)であったため、敢えて親とは逆の子育てをしてみました。
・・・結果は、果たして・・・
子供達が将来、自分自身で感じてくれたらそれでいい、と今は思っています。
また、勉強会でお会いできるといいですね♪
室井さん、ご存知でしたか?
私は全く知りませんでした。
文章に興味を持ったので、今度、図書館へ行って本を借りてこようと思っています。
Michikusaさんは、人生の大先輩です。そしてまだ現役でお仕事をされ、どうやら作家でもいらっしゃるようです。
カッコイイおばちゃん。…いい響きです。
私もカッコイイおばちゃん、目指します。(^^)v
>キラキラと輝いて…
うん!それがいい!!
くすんでちゃ、自分だって楽しくないモンね。(^^)
>胸を張って…
うん!そうやって生きていきたい!
いつもありがとう、風民さん☆
室井さん、ワイドショーに出てらっしゃいますか?
私は日中、殆どテレビを見ないので、お名前を拝見したことがある程度でした。
んなわけで、何をされている方かも知らなかったのです。(^^;
>子供達が将来、自分自身で感じてくれたらそれでいい
同感です。
機会があれば、お目にかかりたいですね。(^^)
個性的な生き方をしてるんだな、切れ味がいいわと思いました。
今って、それぞれの生き方が尊重されていますよね。
私の頃は、「みんなと一緒に・・」という意識が強かった感じがしますよ。
今思うと、みんなって誰だ?と疑問が発生しますが・・・
*ブログ繋がり・・・面白いね。
私もここへどうやって来たのだろうと、考えてしまったよ(^^)
今日、図書館で「無言館ノオト」と一緒に、室井さんの本を借りてこようと思っていたのに、図書館、月末の図書整理日とかで、お休みでした。
>みんなと一緒に・・
みんなって言葉もそうだけど、私は「普通って何だ?」ってよく思います。
何を基準に「普通」って言うんだ…って。
子どもがよく言うんですよね、「みんな」とか「普通」とか。
こんなこと考えてる私は、やっぱり“ヘンなおばちゃん”です。(^^ゞ
ブログ繋がり、面白いね。
うらべにさんがここに来てくださるようになったのは、きっと私がたまえさんチから、うらべにさんチへ、お邪魔したのがきっかけじゃなかったかな…と思います。
これからもよろしくお願いしますね。