綿密な取材 硬派なる筆致 気骨の人ぞ城山三郎 汝が生は「粗にして野だが卑ではなく」「雄気堂々」「黄金の日々」 3月22日午前6時50分 城山三郎氏が逝去す 齢七十九なり 氏は経済小説の開拓者なりて 「個人に犠牲を強いる全体」を生涯の主題とす 「男一人炎の中の道ひとすじに」を信条としたるその生涯 いと気迫に満ち満ちてをれり 氏の御冥福を祈上候 合掌 *画像:狭山湖の落日 実田亜瑠波氏撮影