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書道 直庵(筆耕所)

雪風鈴-スノーフレーク-

道ばたの雪ふうりんに春を聴く  頓休







しろがねの雪ふうりんに春の風    丹人


予 三月二十三日の記事にて此花を取り上げたり
武路愚が友なるep-modo氏の湖面渡に予は次の如く返したり

 スノーフレークといふ名と知ればやや違和感あり
 そのかみ(予が十代の頃なり)
 朝食によく缶詰なる「まぐろのフレーク」を食したる
 フレーク 是 ちひさき塊の意なるも
 花の名に如何?
 和名は「鈴蘭水仙」なるも
 是 二つの花の名を並べたるものなりて いと哀し
 予 この花に「雪鈴」の名を与へんとぞおぼゆ

その後のことなり
頓休氏が武露倶にて小石川後楽園に咲くこの花を取り上げてをれり
小石川後楽園 是 旧水戸藩上屋敷なりて いと心近くおぼゆ
頓休氏に「雪鈴」の名を問へば 氏は次の如く答へたり

 この花の形状の和風なるを強調するがよしとおぼゆ
 間に一文字を加へて「雪風鈴」など如何
  道端の雪風鈴に春を聴く 頓休

この問ひに予は次の如く答へたり

 ゆきふうりん よき響きなる哉 この花につきづきし
  白銀の雪風鈴に春の風  丹人


*画像:野田の雪ふうりん 2007.3.27 10:00 撮影
            

コメント一覧

あかひと
春の淡雪
◇山桜姫 お晩に御座る
湖面渡有難し かへしの遅れたるを詫びゐたり
さても
春の淡雪
なんとつきづきし名なる哉
流石 姫なり
予の名付けし雪すずよりも
数段風情あるよろしき名なりて
予もすっかり気に入れば一句・・・

しろがねの春の淡雪揺らす風 奮太
山桜
春の淡雪
私は、スノードロップ(雪の雫)とスノーフレーク(春の淡雪)は、
英名にしては、それぞれの個性をとらえたなかなか風情のある名前と
思っておりました。 ( )内は山桜の勝手な和訳。
(英名は味も素っ気も無いような名前が多いので^^;)

それより和名の「鈴蘭水仙」は酷いと思っていました。
二つの別の花の名前をくっつけただけとは、この可愛い花に失礼すぎます。
みなさんの思い思いの命名、楽しませて戴きました^^
Akahito~友部丹人
強く気高く
◆dream氏 おはやふにござる
けふ常陸は雨なり
嗚呼 氏も予と同じおもひある哉 いと嬉し

>意外に丈夫な植物で、手入れをしなくとも咲きますね
まさにさなりて その強きこと雑草の如し
強くして気高き花なれば 心惹かるるものあり
dream
こんばんわ♪
スノーフレークの名前、私も前から、何?ってかんじでした。

まとまって咲いている白色の花は鮮烈で、印象的です。意外に丈夫な植物で、手入れをしなくとも咲きますね。
あかひと
斑点
◆hiro-photo氏 あたたかき日に御座る
氏仰せのとほりなりて
淡きみどりが色の斑点 いとうつくし
頭垂れて咲くが多きも
中に上向きて咲けるもあり
雌蘂が色もあわき黄なりて いとよろし

氏のこの花に見たる態度なる「謙遜」の
我が身にも備へたしとこそおぼへれ
hiro-photo
http://hryphoto.exblog.jp/
こんにちは。
白の花びらに緑色の斑点が何とも可愛いですね。
頭を垂れて咲く謙遜さも好感が持てます。
あかひと
ハルノスズナリソウ
◆幽黙氏 おはやふにござる

>和文調訓読みのものも良い・・・

嗚呼 まさに言の葉の深きを識る氏にて
あらためて尊敬の念を抱くあかひとなり
ご助言 いとうれし ありがたし

春の鈴鳴草

おお!これなり
この名のこの花につきづきしこと限りなしとおぼゆ

ハルノスズナリソウ

なんとよき響きなるかな
あかひと
鈴音
◆ep-modo氏 おはやふにござる
氏の湖面渡によりて
予 雪鈴の名の浮かべり
いと有難きかな
さても「雪すず」なれど
「す」の響き そして濁音なる「ず」は
やや抵抗ある音なり
予も
「雪ふうりん」の響き
いと美しとおもへり
幽黙
花の名
漢文調音読みも良いのですが
和文調訓読みのものも良いでしょうね
おもひぐさとか
わすれなぐさとか
よいまちぐさの類
鈴鳴り…
鈴の音…
ハルノスズナリソウ
ハルノスズネグサ
なんてね(笑)
ep-mode
風情
雪鈴も良い名前だと思っていたんですが、
なるほど雪風鈴もこの花にぴったりですね。
花が咲く頃、春の鈴音が聞こえてきそうです(^^)。
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