龍の髭のひまゆ茗荷の花咲きてこの夏の日に冥加あらせ給へ 丹人
りゅうのひげの ひまゆみょうがの はなさきて このなつのひに みょうがあらせたまえ
みょうが
星野富弘
畑の草を一日中むしり かいこに桑をくれ
夕方 ひょいっと出かけて みょうがをとり
それを売っては 弁当のおかずを買って来てくれたっけねえ
いつも しょっぱい こぶのつくだ煮
花の咲いたやつは安くなるからと
花を抜いて売ったことも あったよね
もんぺと地下たぴの間は
蚊にさされた跡がいっぱいだった
かあちゃん
みょうがを食うとばかになるというけれど
おれは 思い出すことばかりです
*画像:ミョウガ 2009. 7.20 9:30 庵庭にて