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書道 直庵(筆耕所)

はなびらの桃色なせる匙の上(へ)に降る雨を受け菊うつむけり 丹人


常陸國はきのふより雨降り続きをり
庵が庭の菊花も盛りを過ぎて花いたみ初めるにあるも
花のくすみし色 降る雨の一筆加はりて 生気よみがへりたり
庭の菊が中で最後に開化したるは「桃白肥後菊」なり
けさ 傘さして庭を巡りたれば 菊 一斉に俯(うつむ)きてをれる
菊よ菊 
汝 風にありては喜びて身を横たへ 
雨にありては喜びて受け取りて頭を垂るる
予もさやふなる心もちたしとおもほゆ


*画像:桃白肥後菊 2006.11.20 午前8:30撮影

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コメント一覧

あかひと
寒くして・・・
◆善人氏 おばんにござる
 菊花寒更香(菊花 寒くして 更に香ばし)とふ言葉ありて 寒き中にただよひし菊が香 格別なり
御尊父様が菊も さぞや美しき香り放ちをることを常陸國より思ひ浮かべてをりぬ
あかひと
解説有難し
◇山桜姫 おばんにござる
さても 題名クリックにより大きなる画像にて湖面渡欄表示されしこと 解説賜るを感謝す いと有難し

 かへし        友部丹人
菊の上(へ)に降り注(そ)ぐ雨に慈愛見る姫が心の温かきかな
酒徒善人
冬へ
http://syutozennin.blog.ocn.ne.jp/e411y/
一雨ごとに確実に冬に近づいているのを感じます。
我が家の親父の菊も盛りを過ぎ・・・
でもその寒さがそのスピードを緩めてくれているようです。
山桜
大きな写真で
http://yamasakuran.seesaa.net/
 日記のタイトルをクリックすると写真も大きく拝見でき、
コメント欄も別枠でなく、記事を見ながら書くことが出来るのですね。
こうしてみれば、うっかり上の記事へのコメントを間違えて
下の記事につけてしまうこともなくなりそうです。

 大きな写真では、桃白菊が露を抱き、あかひとさんの
優しい眼差しを受けて嬉しさに震える様子まで良く分かり感激です。

 降り注ぐ慈愛の雫身に纏い喜び震える桃白の菊  山桜
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