JDR.田中成和ブログ

ブログをこちらで公開いたします。

マツダの経営者松田重次郎氏の経営哲学とは?

2022-08-03 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

マツダの経営者・松田重次郎氏は恵まれた境遇とは言えない中で、それでも「モノづくりへの情熱」により世界でも人気のある車種を作ることに成功した人物です。
そんな人物の経営哲学やマネジメントはどういったものなのか解説します。

マツダは100周年も迎えていますが、その陰には松田重次郎氏の努力がありました。
鍛冶屋で働いていたという松田氏は、「機械工業こそ自分の本業」と感じ、「より高度な技術を習得したい」と造船所など様々な工場を渡り歩いて工場のノウハウを習得したといいます。

そして自分の仕事の合間に機械やモノづくりについて研究を重ね、「松田製作所」という10坪ほどの牛小屋を借りて事業をスタートさせたのです。
最初は仕事もうまくいかなかったといいますが、挫折をばねに既存の商品を研究していき、「専売特許松田式ポンプ」を販売しました。

「よい機会を使わないと世間をよろこんでもらえるものを作れない」という考えから工場を新しくし、当時高級な海外の機械を積極的に購入しモノづくりを進めて行ったといいます。
戦争という苦難も乗り越え、現在のマツダが生まれていったのです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

アセンブリーゲームで経営理論などのマネジメントを学ぶ

2022-07-13 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
アセンブリーゲームについて紹介します。

「アセンブリーゲーム」とは人材育成用語になり、複数のグループで行う研修ゲームの1つを指します。
このゲームは各自が持つバラバラの部品を無言で交換して、同じ形を作る過程の中で共同作業を行うために必要なコミュニケーションや共通の目的意識の必要性を知ってもらい、認識することで1つの目的を成し遂げる大切さを学ぶことが狙いです。

アセンブリー(assembly)は英語で組み立て部品を意味する言葉ですので、組織の中の1人としてどのような役割を果たし、まとめ成果を上げるまでのプロセスはとても重要だからこそ、研修をこのゲームから始めるのは有効な手段かと思われます。
提示されたテーマにグループワーク形式で取り込むことで、それぞれの持つ能力を最大限に伸ばしながら組織の強化を目指すので、最終的にはマネジメント(management)と言われる「計画」・「組織」・「統制」の3つを学ぶことが可能です。

昔と違い、リーダーシップではなくマネジメント力が企業や組織では不可欠です。
働き方や価値観が多様になり、経営資源である従業員を効率的に活用し管理するための理論をゲームを通して実践しているのです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

リコー三愛グループの創設者市村清氏の経営哲学

2022-06-22 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

リコー三愛グループの創設者市村清氏は、「人の行く裏に道あり花の山」を座右の名としており、様々なアイディアを生み出し多くの人の注目を集めた人物となっています。
特に有名なものは銀座4丁目交差点にある三愛ドリームセンタービルで、様々な商品のディスプレイを建物内で回転させることで多くの人に商品を見てもらうと言う発想のもとに生み出され、これが当時非常に注目を集めるものとなりました。

市村清氏の経歴は決して順風満帆なものではなく、もともとは大東銀行の銀行マンでしたが、昭和金融恐慌のために大東銀行が閉鎖され、その後現在の富国生命保険に入社します。
この富国生命保険時代に高い業績をあげたことから、理化学研究所の九州総代理店の権利を得ることになり、その業績を拡大することになりました。

市村清氏の経営哲学の中では様々な新しい物事に積極的にチャレンジすることが成功につながると言う未来が含まれており、これが現在のリコー三愛グループにも受け継がれています。
常に新しいアイディアを生み出すことで、世の中につよいインパクトを与えることが成功の秘訣であると考えられているのがポイントです、

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

本田技研工業の吉野浩行氏の経営哲学

2022-06-01 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

本田技研工業というと、日本の自動車産業をずっと支えてきた企業として有名です。
トヨタや日産と並び、本田は日本の自動車工業が世界トップクラスであることを、全世界に発信してきたのです。

自動車のほか、トラクターや産業自動車、レースカーにバイクなど生産してきた自動車は数えればきりがありません。
車好きのコレクターにとっても希少性の高い車種も多く、依然日本のみならず世界でも人気のある自動車メーカーであることは間違いありません。

そんな本田技研工業の本田宗一郎氏の経営理念はあまりにも有名ですが、彼の理念を継承しつつ新たな理念とマーケティング戦略や構造改革に乗り出したのが吉野浩行氏でした。
彼は独特の経営哲学も持ち合わせていました。従来の営業(S)生産(E)開発(D)購買(B)の自立した各領域による協調体制から、SEDB各領域を統合した一体運営体制にしていったのも彼の実績であり、こうした経営方針は様々な産業界で取り入れられるようになってます。

研究所の各部門がバラバラでやっていた体制が、これからは本社が一括管理することで様々なメリットが生まれ、情報共有や作業の効率化もアップし経理面においてもプラスが多いんです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和

日本航空の花村仁八郎氏の経営哲学について

2022-05-11 09:00:00 | 日記
JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

日本の航空会社では大手と言われる日本航空と全日空だけだった時代には、まるで独占会社のように収益を上げることもでき、社員の給与も一般企業の中でもトップクラスだったんです。
パイロットもスチュワーデス(現CA)も花形の職業で、どこに行っても羨望のまなざしを向けられました。

そのため天狗になったり、自信過剰になる社員も多く、そのことが仕事への怠慢などにつながることもあったわけです。
その中で花村仁八郎氏は、日本航空の裏方でずっと仕事を続けてきて、そして元会長まで上り詰めた非常に稀有な存在でした。

彼の経営哲学とは常に謙虚であれ、控えめであれということで、常に真っ先に座って人の話によく傾聴し、けっして意見をするということもほとんどありませんでした。
謙虚にひたむきに顧客本位のサービスと運行を心掛ける姿勢が、ほかの社員のお手本となり日本航空はサービスでナンバーワンの航空会社に上り詰めたんです。

LCCの進出が際立つ中で、値段が高くてもサービスが良い日本航空を選択し空の旅をする人が多いのは、こうした経営理念があってこそです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和