マネジメント用語「BEI」

JDR.株式会社の田中成和です。
マネジメント用語について紹介します。

BEIは「behavioral interview」の略称で、日本語では行動面接という言葉で翻訳されることが多いマネジメント用語です。
1970年代に登場し、現在でも多くのアメリカ企業の管理職に対する試験で使われています。

行動面接の特徴は回答者に具体的かつパーソナルな回答を迫る点にあります。
「あなたがこれまで経験した最も難しい取引について教えて下さい」といった形式の質問です。

回答者はこれに対して自分が体験した事例を具体的に説明しながら、どのような行動を選択したのか、それによってどのような結果が発生したのかを語る必要があります。
行動面接は社員を上級職に昇進させるかを判断する際に使われることが多いため、要求されるハードルはかなり高いです。

質問されたようなケースを経験したことがないと答えてしまうと、その時点で失格となる場合も珍しくありません。
もしもキャリアアップのために行動面接を採用している企業の試験を受けるならば、事前に「最もプレッシャーのかかった仕事は何か？」など聞かれやすい質問に対して、的確な回答が出来るように事前に自分の記憶と経験を整理しておくべきです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和