羽田市場の社長・野本良平氏の経営哲学とは

JDR.株式会社の田中成和です。
経営哲学について紹介します。

野本良平氏は羽田市場の社長として、流通業界で革命とまで言われた改革を起こした人物として有名です。
具体的には通常市場で仕入れた食材は競りの後、各種小売店や専門店で販売されますがこの商慣習を壊すことで成功した人物です。

つまり市場を介さず、直接生産者（漁師）の人と直接取引することで「朝どれ新鮮魚介類」を一般消費者に提供することができるルートをつくりました。
新鮮な魚介類を食べたいというニーズと、勝を理解する消費者層のニーズがマッチした結果です。

そんな彼の経営哲学は、幼少期から養われました。
もともと家が問屋を営んでいて既存の流通の流れを子供のころから理解しているなかで、ある疑問が浮かんだのです。間に卸売業者や流通業者を入れることで、ユーザーにコストのかかる商品を提供するだけでなく新線が最も価値が上がる魚介類に対してこれは当てはまらないのではないか、という気付きです。

そしてその想いと行動力が、羽田空港をも動かしとうとう羽田市場設立の許認可にこぎつけました。
結果は大当たりで、新鮮で良い商品を求めるユーザー層に支持されていったのです。

JDR.株式会社 代表取締役
田中成和