抜かずおく 外来種とて たんぽぽは
本日も 佳句は浮かばず 青葉風
ちょっと時期外れなのだが、たんぽぽの事を。
先週、小6の孫が、「たんぽぽって日本の花なんでしょ?」と聞いてきた。
学校で、友だちと話したのか、道ばたの、たんぽぽを見たからなのかはわからないけど。
唐突だったけど、知ってるだけの知識(笑)を孫に話す。
ううん、タンポポは日本のだけじゃないよ。外来種もいっぱいあるみたい。
日本に昔からあるのを在来種って言うんだけど、シロバナたんぽぽは、その在来種。日本のたんぽぽ。
「へぇっ?そうなの!」と少し驚く孫。
翌日の朝刊に、なんと「たんぽぽ」の記事が載っている。
「親子で読むこどもタイムズ」という欄が、新しくでき、たんぽぽ特集が組まれていた。
ありがたい。正直少しばかり自信がなかった。
正しいことを、孫に教えてあげられる。
以下、ほぼ新聞記事を抜粋。
蒲公英は、世界中にある。
日本に昔からある在来種と、外来種(雑種も含む)の区別は。
そうほう(総苞)が花にくっついているのが、在来種。
外側に反り返っているのが外来種。
蒲公英の花は、花弁のようなものひとつひとつが、一つの花で、沢山の花で言わば構成され、この「頭上花序」の下半分を包む緑の受け皿を、そうほうと言う。
つまり額ではなく、総苞と言うのだそう。
全部の花が咲ききると、一度萎み、支える茎も、地面近くに倒れる。しかし枯れたわけではなく、花の下でじっくりと種を育み、
成長したら、茎をまた空へと伸ばし、最後に綿毛を開き、そして種を飛ばす…。
へぇっ。
知らない事も多々あった。
綿毛の件はびっくり。
一度倒れて、起き上がり綿毛完成だったなんて。
凄い人生、いや花生?(笑)
シロバナたんぽぽは、在来種で間違い無かったけど、
孫に新聞を切り抜き、持って行き、一緒に見る。
そうなんだ、と孫。
でもね、シロバナたんぽぽ見た事ない、と言う。
ばあばんちの近く、春には沢山咲くから来年見たらいいね、と話す。
写真のたんぽぽは、今も我が荒庭(笑)にかろうじて、咲いていた一輪。白い絮となったのもそのすぐそばに。
総苞を確かめたら、外来種であった。