ま・く・ら と、言っても ステイホームをやらざるを得ない 今日びのことだ
1日寝て暮らすことではない もっとも一人暮らしの 悲しさは寝るといっても
一人寝るのは 寝るのじゃないよ まくら抱えて横に立つ
なんていう句があるから それの近いか 古い本を ぽつりぽつりと拾い読みする
「枕」は落語のイントロ 本筋の現代では通用しなくなった言葉を事前解説する事も
柳家小三治 師匠の まくら はむしろ本筋の落語より面白いと、定評
辛口でたしかな眼 人生っていいなと こころあたたる話で ご機嫌を伺いする
俳句仲間(永六輔氏・加藤武・神吉拓郎・入船亭船橋 等)との交流を綴ったのが
わけても面白い お題を決めて オーソドックスに季語を踏まえての句会記録
勿論、噺家らし,ユーモアもちょっぴり含んで且つ、真面目に呻吟
《題:韮》 ・包丁の 切れ味小気味 韮の束
・ざく切りの 韮うずたかし 博多の灯
何やら もつ鍋を 食したくなって 秀逸だ・・・と、思う
《題:春暁》・春暁や 短き夢を 織りつなぐ
噺の枕本は手元に 立川談志(まくらコレクション)三遊亭円生(噺のまくら)と、
あるが この先ながい ステイホームだ あわてず 楽しみに読みつなげようか