冬場賑わった三峰山。
そろそろ静かになった頃かなと
今度は奈良県側から登ってみます。
名張駅から三重交通バスの
山粕西行きに乗って掛西で下車。
御杖村ふれあいバスで
青少年旅行村にある登山口まで
運んで貰って(なんと無料です)
林道を登っていきます。
鬱蒼とした樹林帯を歩いていくと
右手に小屋が見えて来ます。
綺麗なトイレ。
ありがたいですね。
林道から登山道に入ると
突然たくさんの赤い旗が目に飛び込んで来ます。
祠があって「不動明王」が祀ってあり
裏に回ると迫力のある滝〜
結構近くで見れます。
右から高巻きして
さらに30分ほどガンガン登ると
分岐点に山小屋です。
稜線に出ると勾配は緩やかに。
3名の方とスレ違いました。
10分で三畝峠。
左に折れると北から冷たい風。
木々に白い花??よく見たら樹氷でした。
春の陽に照らされキラキラ輝いています。
風が吹くと雪のように舞いながら落ちてきて
その音色と小鳥のさえずりがハーモニーを奏で
なんとも言えない雰囲気を醸し出していました。
三峰山頂で出会ったのはお二人だけ。
景色を堪能して平倉峰へ。
この縦断路
先日御浜で出会った登山者から
「静かで眺めが最高。いいよ~」と勧められました。
平倉峰へ向かう途中に出会った方とも
しばし山談義。同じ話題が出ました。
まずはこの平倉峰からの眺めが素晴らしい。
室生火山群の住塚山・国見山・兜岳・鎧岳
・古光山・倶留尊山・大洞山がズラリ。一望出来ます。
さらに西へ進むと岩稜から南方向のパノラマ。
台高山脈の山並みです。
桧塚・池木屋山・野江股ノ頭・迷岳などの稜線が良く見え
大台ヶ原の姿も望めます。
そして涸谷山→黒岩山→修験業山の稜線は
落葉樹のブナやヒメシャラに覆われていて
その雰囲気もなかなかのもので
木々の間から絶えず南北の眺望が見え飽きません。
さらに修験業山の次のP1061に祠と大きな鳥居があり
その周りはシャクナゲの群落となっています。
このあたりからバイケイソウの
明るい緑の新芽があちらこちらに芽吹いていました。
シャクナゲのトンネルを潜ると
栗ノ木山頂。
その向こうはヤセ尾根となっていて
岩稜からは270度のパノラマ。
鈴鹿山脈・伊勢湾・松阪に鈴の音アルプスや
風車群にある青山高原や獅子ヶ岳、総門山や三条山。
正面にはピラミダルな局ヶ岳の姿がド~ン。
松やツツジの若木もあり日本庭園のような雰囲気も味わえます。
アップダウンもさほどなく山の良さを一日楽しめました。
若宮峠から赤桶登山口に下山しゴール。
松阪駅行きのバスで帰路に着きました。
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