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Más vale prevenir que lamentar.

御破裂山➝音羽三山➝外鎌山   ~古代を偲びながら七峰Trail~

2024年02月12日 | ゆる山へGO〜!!

今日は古代の歴史の舞台を訪ねます。

桜井駅からバスで

談山神社へ。

バス停から階段を下り

にぎやかな門前町を通り入口へ。

いきなり後醍醐天皇寄進!!

こちらもビックリ~~な、なんと拝観料600円〜

渋々払って案内図を頂き階段を登っていきます。

ここを通らないルートもあるのですが

初めての場所なので敢えて通ることに。

流石に見応えある建築物が次々に現れます。

圧巻は現存する世界唯一の木造十三重の塔。

案内書には

「藤原鎌足公長子・定慧和尚が、父の供養のために白鳳七年(六七八)に創建した塔婆で

現存のものは享禄五年 (一五三二)の再建である。」とあります。

見惚れてしまい気付くと手袋が片方のない!!

受付まで3往復して探すも何故か見つからず…

あきらめて先へ。

大化の改新の秘策を練った場所とされる

談(かたらい)山に立ち寄って

御破裂山山頂。

ここは藤原鎌足の墓所とされ

なんと現在の藤原家の墓もあります。

国家に不祥事があると鳴動すると云われがあります。

片方だけになった手袋~(笑)

ピストンで下り東へ向かい

多武峰に下りると屋形橋。

屋根は檜皮葺(ひわだぶき)で

朱塗りの欄干の上の黒い擬宝珠には

寛政三年(1791年)の刻銘があります。

昔から談山神社の参道に架かっていた橋とのこと。

さらに八井内へ下りると旧道の角に「破不動尊」と云う大石。

側面に北向きの不動明王が彫られて祀られていますが

大石は中央から刀で切ったように両断され割れていて

1608年談山が鳴動した時に破裂して割れたと伝えられています。

そして目の前に水量豊富な滝。

よくある滝かと思いよく見ると…上に水の流れがない!!

つまり山の側面から突然水が吹き出し流れ落ちています。

地層の浸透層とそうでない部分の境目が剥き出しになっているようです。

林道をグネグネ登って40分で突き当たり。

あまりの急勾配で車道を作るのを断念したのか?

それともトンネル掘ろうと思って止めたのかは不明ですが。

ここから大峠まで急斜面を登っていきます。

するとおおきに石柱「女坂傅稱地」。

昭和15年に建立されたもので今の漢字にすると「女坂伝承地」。

 

その昔この大峠に神武東征のおりに八十梟帥(やそたける)

を伐つために女軍(めいくさ)を配置した女坂(めさか)

があったと伝えられています。

左折して植林帯の尾根筋を登ること8分。

大きな反射板のあるP858.8のピーク。

四等三角点があり

西側と北東が開け二上山や

橿原市街。大宇陀の集落や山田が見えます。

右へカーブしてもう一つの小ピーク。

左へカーブしてコル。根っ子の急勾配を登り返すと

熊ヶ岳山頂。

木々に遮られ眺望なし。

ここから雪が多くなってきます。

直進して滑りやすい道を100m降りて

100m登って経ヶ塚。

大きな円形の窪み。

その傍らサンスクリット語のような文字が書かれた石柱が鎮座。

そして謎の「マッシュ白鳳」。

宇陀の山々が望め少し晴れ間が見えてきました。

雪の斜面を慎重に下りると分岐。標識に従って左に。

コルから登り返すと登山者とすれ違い。

50m上がって音羽山山頂です。植林に遮られ眺望なし。

堂上山改の文字があります。

急坂をソロリソロリと下って

10分ほどで展望が開けます。

万葉展望台に到着。 金剛葛城に二上山。

大和三山も。まるで水墨画のような眺め。

奈良県景観遺産とのこと。流石のパノラマ。

見渡すと多くの桜の植樹が

どうやら個人の寄進で行われているようで

それぞれの若木に名前が記されています。

次第に大きくなっていく重機の音。

何やらお寺の裏手を工事中です。

横を通らせてもらうと道を教えてくれました。

境内に入ると犬に吠えられ

間もなく住職さんが現れました。

冬季休館?らしく拝観できないとのことで退散。

どうやら道を間違えたようで

引き返してコンクリ道を降ります。

コンクリ道は相当な昔からの参道らしく

石垣で普請され

時折石灯籠が立っています。

祠や可愛らしい服を着た地蔵などのそこかしこに。

お寺から20分ほどでようやく集落に出ました。

参道案内や観音寺休館のお知らせあり。

向かいのP461.8の稜線を見ながら県道に。

バスは1時間あと。なので歩いて駅へと向かいます。

こんなところに国鉄バス!!

二上山や耳成。霞む生駒連山。歴史のある山々が見え隠れ。

珍しい木製の沈下橋。

あるいは取り外し式か流されてもワイヤーで繋がってるとかでしょうか?

地図を見ると右手にお山。おかわり登山することにしました。

由緒ありそうな神社の参道を通り

本堂の左手から高度を上げていきます。

幅2mほどの道が掃き清められていて

参拝者ともすれ違い。

歌碑などが立ってたりして楽しめます。

最後は階段を頑張って登り「白庭」の石碑。ここが鳥見山山頂です。

しばらくで「まつりのにわ」を意味する「霊畤」。

その昔、大嘗祭が執り行われていた場所で

この辺りは南北朝時代には山城があったそうです。

正面には室生火山群の山々も見えてきます。

丘の上では若い方が掃き掃除。

神社の関係者もしくはボランティアの方でしょうか。

←外鎌山の表示に従って左へ。尾根筋を下っていきます。

右手に先程の音羽山。

や御破裂山。

左手に三輪山の稜線を見ながら行くと権現様。

そして民家が見えてきて

一旦下山。

ここにも神社があり巨大なクスノキ。

樹齢どれくらいでしょうか。見事な大木でしばらく眺めていました。

川を渡って国道に出ると案内板。

次の山の手前に天皇陵などがあるとのことで

そちらから登ってみることにしました。

玉津島明神の祠あたりから

歴史街道の案内表示を左へと上がっていきます。

間もなくで舒明天皇陵。

珍しい八角形の御陵とのことですが見た感じは小高い丘。

前方後円墳のような環濠もありません。

脇を進むと「鏡王女墓」

そしてさらに登ると

「大伴皇女墓」といわれている円墳。

円墳からは良い眺望。その昔から愛された眺めのようです。

地図を見ると登山道はなし…

でも稜線に登れそうな尾根があるので

円墳の左手奥から斜面に取り付き

薮を掻き分け四つん這いでガシガシ登ると

コルにトラバースする獣道発見。

難なくコルに降り立ち左を向くと山頂が見えます。

外鎌山です。

ここのパノラマも最高ーー!

金剛葛城山系→二上山。手前には大和三山も。もちろん奈良盆地の街並みも一望です

そして三輪山。。 景色を楽しんだら下山。

竹林の中を下ると

山城跡の石垣あり。

合目表示もありますが、なんとスタートは五合目(笑)住宅街に出ました。

眼下の景色を愛でながら

10分ほどで大和朝倉駅到着です。

珍しく整備された登山道散策の一日。

円墳から直登したのが本日最高の冒険でした(笑)



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