先日、台風の影響で、当地では風が強く吹いていました。
職場のデスク前には大きな桜の木があり、ビュービュー吹く風にあおられ、枝が大きく揺れているのを見ながら、うちの緑ちゃんたちは大丈夫だろうかと心配になっていました。
帰宅して真っ先にベランダを見てみましたら、案の定、シマネトリコの鉢植えが倒れていました。
うちのベランダのシンボルツリーでもある彼は、風に弱く、よく倒れます。
鉢自体にはかなりの重さがあり、安定性があるように見えるのですが、細くて柔らかい枝が長く茂っているので、風にあおられやすいのです。
今回は、隣に置いてあったユーカリに、しなだれかかるように倒れていました。
シマネトリコは無傷で、鉢植えの表面の土が少しこぼれただけでした。
けれども、背が高くて細いユーカリちゃんのほうは、シマネトリコ君にしなだれかかられたせいで、グニャリと曲がってしまいました。
「なるほど、これが若木骨折というものか」
医学部時代、整形外科の講義で習ったことを思い出しました。
子供の骨折は、大人のようにポキッとは折れず、ぐにゃりと曲がりやすいという特徴があり、これを若木骨折と言います。
成長期にある子供の骨は、まさに若木のように柔らかいからです。
現在ユーカリちゃんには、添え木を当て、まっすぐに矯正中です。
ほぼ、人間に対する医学の知識だけで、植物に対応している私です・・・