きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

ワクチン一期一会

2021年10月16日 | CORONA
新型コロナワクチンの集団接種会場の空気感が、夏に比べるとだいぶ変わってきました。

月一回、県の大規模施設会場で問診業務をしています。

当会場はありがたいことに空調が完備されているので、真夏でも比較的居やすかったですが、秋を迎えた今は、空調の設定温度を上げてもらわないと、肌寒く感じるようになりました。

でも、暑苦しさがなくなったのは、単に季節による気温の変化だけではないようです。


第5波真っ只中の殺気だった雰囲気が、会場から消えていました。

感染拡大がいったんおさまり、二回目接種という方が多かったせいもあるのでしょう。
会場は落ち着いた雰囲気に包まれていました。

現在はワクチンの予約枠にもずいぶんと余裕があるようですから、まだ接種していない方はぜひ都合をつけて、今月中にはワクチンを受けていただきたいです。



ワクチン接種前の問診仕事は、短い時間ですが、色々な方と会えるので、たのしいです。

とはいえ、何時間も喋りっぱなしなので、先月はノドを痛めかけました。
なので、昨日はアクリル版とマスク越しでもハッキリ聞こえるような話し方を心がけつつ、ノドの力を抜き、疲れないように上手にエネルギー分散させて、一日を乗り切りました。

休憩時間には会場敷地内の森を歩き、ランチもドングリの木の下で青空を見上げながら食べたので、リフレッシュできました。


素敵なイヤリングとネックレスを身につけて来ていた30代の女性がいました。
問診後に素敵ですねとコメントしましたら、「仕事では着けられないんですけど、たまのお出かけなので···」とおっしゃっていました。

ちょっとお洒落して、ワクチン打ちに、郊外へお出かけ。

いいですね。


接種翌日はゆっくり、のんびり過ごしてくださいねと、皆さんに声かけしています。

(ワクチン翌日は)久しぶりの休日ですと嬉しそうにおっしゃっている方もいらっしゃいました。


みなさん、ワクチンをポジティブに受け入れておいでで、自分自身の健康を見つめながら、前を向いて歩んでいます。
ゆっくりと良い方向へ向かい始めたなと感じました。


会場案内係の方に言われました。

「いろんな先生方の問診見てますが、センセイが一番丁寧です」


これも、一期一会ですから~。






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