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暑くなりました!
マスクをしたまま散歩していたら、気分悪くなりかけました。
これからの季節、熱中症には充分気をつけなければいけませんね。
最近はいろいろな素材のマスクが売られています。
洗える、蒸れない、ヒンヤリ触感、UVカット、美人マスク(?)・・・
先日、裁縫好きの方と手作り布マスクの材質について、しばしおしゃべりに花が咲きました。
その方は呉服小物売り場にお勤めで、
「こう暑いと、風通しがいいのが一番ですね」と、着物の半襟に使う麻の布で、見た目にも涼しげなマスクをしていらっしゃいました。
内側には晒し木綿を使っているそうです。
マスクの効用については、自覚症状のないウィルス感染者からの飛沫感染を防ぐ効果があると言われており、新生活様式において使用が推奨されていることは、みなさんすでにご承知のことでしょう。
ですが、風通しがいいマスクにどれほどの効果があるのかどうか?(笑)
しかも、熱中症のリスクや、マスク装着に伴うさまざまなストレスを考えると、マスクにも緩和処置が必要かもしれません。
緩和処置の方法を考える上で、最も大切なのは「他者への思いやり」だと思います。
お宝鑑定団で、貴重な掛け軸や絵画を見る際に、ハンカチを口にあてている鑑定士の方をご覧になったことがおありでしょう?
あれは、不用意に自分の唾が作品に飛ばないようにするための、作品への思いやり行動ですね。
古文書を扱う場合に布手袋をするのも、手の汗や油、雑菌が付着して作品を損傷するのを防ぐためです。
私たちの新生活様式では、そういう他者への思いやりの心を基盤に考えていけば、おのずととるべき行動が見えてくるのではないかと思います。
他者との距離が十分であれば、マスクはいりません。
マスクがなくても、ハンカチで口を覆って穏やかにお話をすれば、相手に不安を与えずにすみます。
アメリカなどでは「マスク拒否派」と「マスク推奨派」が対立しているそうですが、論点がずれていると思います。
夏場のマスクで他にも注意が必要なのは、日焼けです。
半袖シャツを着ているときの腕の日焼けのしかたをみればわかるように、特別UVカット機能をうたった生地でなくても、布で肌を覆えば、かなり日焼けを防げます。
ですから、気づいたら顔の下半分は白く、上半分は黒い・・・なんていう悲惨なことにもなりかねません。
日焼け止めクリームをきちんと塗って、ツートーンフェイスを防ぎましょう。
写真は漂白剤で見事に色白に変身したリネンの手作りマスクです(笑)
リネン素材は丈夫で洗濯に強く、暑い日でもまあまあ快適です。