あれ

少年Ｔが、初めて「あれ」を見たのは、小学校に上がる前、晩酌中のオヤジの背中越し・・・マンガのやつだった

それから数年後、中学生になった少年Ｔ、当然、あんなコトやこんなコトに興味津々
家が山の上にある為、中学校は自転車通学だった
ある日の学校帰り、自転車漕いでたＴ少年、蓋のない側溝（深さ８０ｃｍ）の中に「あれ」を発見！すばやく辺りを見回すＴ少年！、自転車を停めて側溝へ飛び降りる！「あれ」を拾って飛び上がり、鞄の中へ隠す！
この間、わずか５秒！走るの遅いくせに、こういう時はかなり素速い
幸運にも当日捨てられたらしく、まったく湿気っていない・・・マンガに写真少々のヤツだった
その夜から数日間、至福の時間を満喫した彼は、登校時に拾った場所の近くに「あれ」を置いて学校へ・・・
下校時に「あれ」が無くなってるのを確認して、何故か嬉しくなった少年Ｔであった

ちなみに、雨に打たれたりしてページがくっついてるヤツ
あれはあれで、うまく剥がせたときの爽快感は得も言われぬ物がある、しかし、持って帰れないので、拾得現場近くの人目につかない場所で閲覧しないといけないので、蚊にくわれるのがネックだった・・・